●よこやまのステージ千一夜●
昨日、ニュース配信いたしました舞台「おくりびと」の製作発表に、24日、行って参りました。
文字数の都合もあり、お伝えできなかった部分もこちらでご紹介いたします。
この日、登壇されていたのは、中村勘太郎さん、田中麗奈さん、柄本明さん、真野響子さん、映画版同様脚本を担当される小山薫堂さんに演出家のG2さん、そして滝田洋二郎監督です。
舞台「おくりびと」は、映画版の7年後を描いた物語。
映画のラストシーンで広末涼子さん演じる美香のお腹にいた子が、小学校に上がるという設定です。
納棺師の小林大悟役に中村勘太郎さん、その妻・美香役には田中麗奈さん。
映画で山崎努さんが務めていたベテラン納棺師役には柄本明さん、そして舞台版オリジナルの役柄である見城恵子役には真野響子さんが扮します。
この日の製作発表を盛り上げたのは、ベテランの柄本さん、真野さん。
おふたりは、NHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』で夫婦役を演じていることから気心の知れた仲のようで......。
真野さんは共演したときの柄本さんがとても素敵だったと切り出し、演出家のG2さんに「今回、柄本さんとは結婚できないんですよね?」と、身を乗り出して訊くなど茶目っ気たっぷりのラブコール。
一方の柄本さんは集合時間が早かった(製作発表は10時半から)せいか
「まだ、ちょっと眠いんですけど。約束の時間よりも早く会場に着いちゃったんで......。.........で、質問は何でしたっけ??」
と、のっけからトボけ、会場を笑わせていました。
勘太郎さんのお父さん、勘三郎さんとは新橋演舞場の『浅草パラダイス』シリーズでいつも共演していることから、
柄本さんは勘太郎さんに「(僕が)お父さんに代わってビシビシと(笑)!」と言ってみたり、
田中麗奈さんには「(映画での共演経験があることから)麗奈ちゃんは、僕のことがどうも好きみたいなんです。
家庭を持ってるので、僕は(その思いには)答えられないなあ」と言ってみたり。
場はすっかり柄本さんのモードに。
また製作発表では、舞台版で使われる曲を管弦楽6重奏で披露(演奏されたのは久石譲さん作曲の、映画テーマ曲のアレンジバージョン)。このテーマを聴いた脚本の小山薫堂さんは......
「舞台版の音楽を今、聴いて、別のストーリーが思いついてしまった! この内容も入れられるといいなあ。今週中に脚本あげますので、宜しくお願いします!!!」と、会場を驚かせていました。
舞台は5月29日(土)から6月6日(日)まで、赤坂・ACTシアターで行われます。その後、大阪、名古屋と各地を回ります。
チケットはいずれも発売中です。