LAL STORY「さけび」ビジュアル撮影レポート

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女優、朴璐美がプロデュースする演劇製作団体「LAL STORY」が10月に上演する、テネシー・ ウィリアムズ作「さけび」。そのビジュアル撮影が去る8月、都内で行われた。

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今回、フライヤービジュアルのデザインを担当するのは、数々の舞台公演のフライヤービジ ュアルを手がけているグラフィックデザイナー、山下浩介氏。 今回も演出を担当する東憲司(劇団桟敷童子)と、朴がタッグを組んだ舞台「夏ノ方舟」「透 明な血」「死と乙女」でも宣伝美術を担当し、その全てのビジュアルが好評を得た。

またカメラマンも、同じく数々の舞台公演や雑誌のビジュアル撮影を担当する神ノ川智早氏が担当。難解作である「さけび」の世界観をたった1枚の紙面の凝縮すべく、強力なスタッフ陣が結集した。

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今回のビジュアルイメージは「離れたくても離れられない」「逃れたくても逃れられない」。 作中の兄妹の関係性、そして作品に込められたテネシーの想いを表現すべく、試行錯誤が繰り返された。

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特に今回こだわり抜いたのが、顔の揺れ。微妙な表情の変化や、顔を動かす速度、向きで印象が全く変わってしまい、フェリース役の山路和弘(青年座)やクレア役の朴も苦戦した様子だった。

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それでも、何度も何度も繰り返していくうちに、作品の雰囲気を感じられる写真が撮れ始め、その度に歓声があがった。

写真の1枚1枚にそこまで大きな違いが無いにもかかわらず、ほんの僅かな違いにも敏感になり、納得がいくまで徹底的に追求するその様子に、LAL STORYのモノ作りに対する妥協なき姿勢が垣間見られた。

そして、芝居の稽古に負けず劣らずの熱量をかけて作られたそのフライヤービジュアルには、「さけび」の難解さと奥深さが両立し、テネシーがこの作品に込めた想いが息づいたものに 仕上がっている。

果たして、このビジュアルからどのような劇世界が立ち上がり、たった2人の出演者がどのように表現するのか。興味は尽きない。

チケットは、現在発売中。

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《公演概要》

LAL STORY PRODUCE-sp-「さけび」

2019年10月17日(木)~27日(日) サンモールスタジオ

作 : テネシー・ウィリアムズ

演出 : 東憲司(劇団桟敷童子)

出演 : 山路和弘 朴璐美

http://sun-mallstudio.com

公式HP

http://lal-story.wixsite.com/cry00

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