脚本を塩田泰造、演出を自身も俳優である井上正大が務める、銀岩塩vol.4. FUSIONICAL STAGE 「ABSO-METAL」 〜価値×時間=幸せのメダル〜が9月7日に初日を迎えた。公演に先駆け、ゲネプロ・囲み取材が行われ、キャストらが登壇。公演についての意気込みを語った。
本作は、才能、容姿、財産、生命力など、自身を構成する要素が「アブソメタル」と呼ばれるメタルに換算される「セント・アモーディ学園」を舞台となるSFファンタジー。特殊な環境である学園に転校してきた主人公・ルカ(正木郁)を中心に、圧倒的な力を持つナイゼル(井上正大)、歌に特化した能力を持つルカの幼馴染ヴィヴィアン(伊藤萌々香)をはじめとした、特殊な力を持つ個性豊かな生徒たちが競い合うストーリーとなっている。
本作の見所となるのが、銀岩塩製作の特殊な紗幕"フュージョニカル・スクリーン"を使用した映像演出。オープニングでは、実際の役者の動きとも連動したスタイリッシュな導入となっており、これまでにない全く新しい舞台演出を観ることができる。
囲み取材に登壇した正木は、「ゲネプロが終わって汗が止まらないくらいなんですけれど」と直前まで行われていた歌、ダンス、殺陣が組み合わさった本作への熱量についてコメント。「色々なエンターテインメント性が詰まっている作品なので、歌、ダンス、殺陣が好きな人がいらっしゃると思うのですが、老若男女問わず楽しんでいただける舞台になっていると思います。普段舞台を観ない方もぜひ見ていただけたら嬉しいなと思います」と語った。また本編では歌の能力を、安定した歌唱で表現した伊藤。「自分たちも楽しみつつ、お客様には"わ、あっというまに終わっちゃったな"と思ってもらえる楽しい時間にしていけたらと思います」と意気込んだ。また正木演じるルカらに立ちはだかる生徒会のアイコ役を演じる遊馬晃祐は、「僕は生徒会なんですが、全員キャラクターが強くてですね。自分も負けないようにしたいなと。会長とのシーンもたくさんありますのでその関係性にも注目していただけたら」と見所を話した。今作の演出でもある井上は、ゲネプロは演出家として客席から観劇。作品について、「みなさんと一緒にゲネプロ楽しんで観れました。まだまだやることもありますし、ナイゼルとしてもみんなに追いつかないといけませんが、みにきてくれるお客様が楽しんでいただけるよう、いままでに見たことのないステージになるようがんばります」と語った。
公演は9月8日(日)まで、東京・こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて。チケットぴあでは各公演前日の23時59分まで、当日引換券を発売中。