岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」のプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA(ゼロトピア)」が4月9日(月)に開幕します。それに先駆け行われた稽古場会見&公開稽古を、げきぴあでは2回に分けてレポート! 会見での岸谷さんと寺脇さんの掛け合い(?)や稽古の様子を写真たっぷりでご紹介します。
今回も作・演出を岸谷さんが手掛ける「ZEROTOPIA」。沈没した豪華客船から必然的に生き残った男女に待ち受ける運命を描いた作品で、辿り着いた地図にない島を起点(ゼロ)として、ユートピア(理想郷)へ向かうのか、ディストピア(地獄郷)に向かうのか――「生」という普遍的なテーマを題材に、地球ゴージャスならではのエンターテインメントを届けます。
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キャストは、W主演を務める柚希礼音さんと西川貴教さん、新田真剣佑さん、Wキャストで出演する宮澤佐江さん・花澤香菜さんら、俳優、ミュージシャン、声優が揃うバラエティ豊かな顔ぶれ。さらに藤林美沙さん、原田薫さん、大村俊介(SHUN)さんという地球ゴージャスのダンスナンバーを振り付けてきたメンバーや、注目の若手・水田航生さん、植原卓也さんも出演します。
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会見は写真撮影からスタート!
▲写真撮影中のひとコマ。なぜか皆さん斜めの姿勢になっていて楽しそう(笑)。地球ゴージャスの会見はいつも笑いに溢れています。お揃いのTシャツも素敵ですね!
写真撮影後、岸谷さんと寺脇さんからのご挨拶がありました。言うまでもなく、おふたりならではの掛け合いに...!
岸谷:今、稽古に入って1か月ちょっと経ちました。"地球ゴージャスの代表作は最新作"ですが、今回も本当に素晴らしい35名のキャスト、それぞれが特別な能力を持った、今回の作品の色にピッタリなメンバーが揃っています。今作もどうぞよろしくお願いします。...次は寺脇康文です。
寺脇:寺脇でございます。
岸谷:ありがとうございました。
寺脇:お、終わってない!もうちょっと喋らせて!地球ゴージャスも結成して24年経ちまして。そのぶん自分たちも年を取るわけですが、私ついこの間56歳になりましてね。若造だ若造だと思っていたら、今回のカンパニーでも最年長です。でもいい数字なんですよ。"56(ゴロー"ですから。ダブルゴローイヤー!(マスコミに)...ここ、使いどころですよ?
岸谷:全然使えない!
寺脇:観ていただいた方の明日の元気になるような、そして今の地球を一緒に考えていこう、という作品で。歌、ダンス、アクション、そしてギャグ、そしてミステリーという極上のエンターテインメントをつくるべくがんばっております。......ダブルゴローイヤー!
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公開稽古でまず披露されたのは、物語の始まりとなるシーンの楽曲。西川さんメインナンバー「DynamicDynamite Extreme」です。
▲激しさの中にどこか西川さんらしさも感じる曲調。西川さんがダンスをしながら熱唱します!
▲ダンスも激しくカッコいいんです! 西川さんの役に付いて、昨年末の制作発表会見で岸谷さんは「西川くんはとんでもない役です。ZEROTOPIAという無人島を支えて立ち上がる"男の中の男"を演じていただきたい」と話していましたが、果たしてどんな役なのか気になります(西川さんご自身は「河童の役」とおっしゃっていましたが、本当なのでしょうか!?)。
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2曲目に披露されたのは、柚希さんメインのナンバー「Jun's past2」。柚希さん演じるジュンの過去を描くバラードです。
▲どこか苦しさも伝わってくるメロディで、ジュンのストーリーを歌い上げる柚希さん。会見では「罪を抱えた女」と紹介され、岸谷さんも「礼音ちゃんの笑顔の裏に潜むものを出していきたい」と話していた役柄ですが、果たしてどのような過去を持っているのでしょうか。水田さんはキーとなる存在です。
▲ふたりは恋人同士なのか...1枚目の写真で真ん中にいる包帯だらけの人は誰なのか...ぜひ劇場で確かめていただきたいです!
▲曲の終盤に見せるジュンの表情。楽曲の中にギュッとわかりやすくストーリーが描かれていて、この表情にはさまざまな想いが込められていることが理解できます。お芝居に加え柚希さんの美しい歌声も堪能できる楽曲でした。
と、ここで前編は終了。後編では新田さんメインのナンバー&メインキャスト登場ナンバーをご紹介します!
公演は4月9日(月)から5月22日(火)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演後、愛知、新潟、福岡、広島、大阪を巡演。