2017年10月 6日アーカイブ

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■『アダムス・ファミリー』特別連載(1)■


印象的なBGMと妖しい出で立ち、ちょっと不気味でユニークな一家 "アダムス・ファミリー" 。
映画でもよく知られている彼らがブロードウェイでミュージカル化されたのは、2010年のこと。

日本では2014年に白井晃の演出で初演、ブラックな笑いとゴシックなテイストで描かれた "お化け一家の家族愛ミュージカル" は、大好評を博しました。

それもそのはず、脚本は『ジャージー・ボーイズ』などのマーシャル・ブリックマン&リック・エリス、作詞・作曲を手がけたのは『ビッグ・フィッシュ』などのアンドリュー・リッパという人気クリエイター。
さらに主人公であるゴメス(アダムス家のパパ)役の橋本さとしは、本作品で読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。
作品が元々持つミュージカルとしての良さに俳優のキャラクターがピタリと合った、最高のエンタテインメント作品になりました。

そのブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』 が2017年、ふたたびやって来ます!addams2017_01_01_7178.JPG

新キャストも迎え、2017年版はどんなステージになるのでしょうか...?

本番に向けいよいよ始動したその稽古場、"顔合わせ"と読み合わせ稽古を取材してきました。
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"顔合わせ"は、稽古初盤に、キャスト、スタッフ一同が顔を揃える場です。 ここでは、関係者全員のご紹介とともに、演出の白井晃さんが意気込みを語りました。

「3年半ぶりの再演です。この作品を再演できるということが本当に嬉しく、皆さんのお顔を見ているとニヤニヤしてきますし、この作品ともう一度立ち向かえるんだと思うとニコニコしてきちゃう。それくらい、自分も楽しかった思い出です。懐かしい面々もいらっしゃいますし、新しいメンバーの皆さんも、新しい祖先の皆さん(作中、いわゆるアンサンブルの皆さんは、"アダムス家の祖先" という役どころで登場する)もいらっしゃいます。また新しい『アダムス・ファミリー』を、お客さんに提供できればと思っています。
この作品、舞台上で出演者は大変なんです。踊ったり、歌ったり、ものを動かしたり。でもそれを楽しんでやって頂きたい。こちらが苦しんで楽しんでこそ、お客さんに楽しんで頂けるものになると思っています。ラクしたら楽しんでもらえません。演じる側が苦しみながら楽しんで頂けるような作品に出来たらと思います」
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白井さんは本作を上演するKAAT 神奈川芸術劇場の芸術監督ですが(2016年4月から。2014年4月からは芸術参与を務めていた)「実は3年前にここに来て、一番最初に上演した自分の演出作品が、『アダムス・ファミリー』なんです。そういう意味でも思い入れがある作品で、この劇場で上演してもらえることを楽しみにしています」といったお話も。



さて、顔合わせの日は、まだ歌稽古だったようですが、後日、読み合わせ稽古も取材してきました!
これは、台本をアタマから最後まで読み合わせていく作業です。
キャストの皆さん、まだ椅子に座った状態ですが、セリフだけでなく歌も入り、作品が本格的に動き出した感!


アダムス家のパパ・ゴメスは、橋本さとしさん。
初演でも、胡散臭い存在感の中にも、妻と娘に弱い愛すべきパパっぷりが絶賛されていました。
この日も、妻と娘に挟まれてオロオロする姿、可愛らしかったです!addams2017_01_12_7223.JPG

モーティシア(ママ)は映画でもその真っ白な顔色と無表情、そして抜群のプロポーションでインパクト大のキャラクターですが、今回はダブルキャスト!
まずは、初演時に、完璧なモーティシアを演じ新境地を拓いた真琴つばささん。
無表情なようで感情豊かなモーティシアを、茶目っ気たっぷりに真琴さんが演じています。OK03真琴つばさ_7264.JPG
橋本ゴメスとの掛け合い? ...駆け引き? も、楽しい!
おふたり自身も、楽しそうによく笑っていらっしゃいます。OK★addams2017_01_38_7253.JPG


そして今回初参加、もうひとりのモーティシアが壮一帆さん。
端正な魅力の壮さんが、個性の塊のようなモーティシアをどう作り上げるのかも楽しみにしたいですね。addams2017_01_15_7176.JPG

ゴメスとモーティシアとしては初顔合わせながら、共演の続く橋本さん&壮さん。
こちらも息の合った夫婦になりそうな...。addams2017_01_16_7165.JPG

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10月1日(日)~31日(火)の1ヵ月間、大阪府内のさまざまな会場で伝統芸能や演劇・演芸、音楽、アートなどさまざまなプログラムを展開する「大阪文化芸術フェスティバル2017」。10月7日(土)・8日(日)にはABCホールで、劇団そとばこまちの人気作『のぶなが』が上演される。公演を前に、ヒロインの濃姫をWキャストで演じる南園(なんえん)みちな、明智光秀役の田中尚樹に見どころや意気込みを聞いた。

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2013年に初演され、2016年にはよしもとクリエイティブ・エージェンシーとのコラボで再演された本作。今回もよしもとから、織田信長役でミサイルマンの岩部彰、濃姫役で吉本新喜劇の福本愛菜が参加している。「岩部さんも福本さんも、前回と同じ役で出演していただいているのですが、一回目の稽古ですべて完璧(笑)。セリフも段取りも全部頭に入っていたので、気が引き締まりました」(田中)

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Wキャストで福本と濃姫を演じる南園は、「前回はお互いに合わせていく感じだったのですが、今回は性格も表現の仕方も、全然違う濃姫になっていると思う。お互いに刺激し合える関係になっていると思います」と語る。

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史実では、本能寺の変で明智光秀が謀反を起こし、信長を討ち取ったと語られることが多いが、本公演では「天王寺砦の戦い」で孤立した光秀を救うべくやってきた信長が、雑賀衆の銃に撃たれて死ぬところから始まる。信長が死んだことを隠しながら、信長不在のまま天下を狙う織田軍。そこに武田信玄や雑賀衆が絡み合い、物語を展開していく。「僕たちは"明日も元気になろうと思える芝居作り"をモットーに、観た人の活力になれるような作品を届けていきたいと思っています。この作品は、頑張って生きていこうという人たちが最後にグッと力を合わせる物語なので、観劇後にエネルギーやパワーは受け取ってもらえるものになっていると思います」(田中)。

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また本作は"エンターテインメント時代劇"と称した人気シリーズ。殺陣ありダンスありの迫力あるステージを繰り広げるのも見どころの一つだ。「オープニングダンスとエンディングダンスを取り入れていまして、それを観たいからという理由で来てくださる方も多いんです。物語はもちろんですが、ダンスや殺陣を観ていただくだけでも結構な満足感を得ていただけると思います」(南園)。

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