プレビュー公演を終え、6月8日(木)に東京・シアタークリエで開幕する『CLUB SEVEN -ZERO-』。プレビュー公演前に行われた公開ゲネプロにおじゃましてきました!
『CLUB SEVEN』とは......ソング&ダンス、芝居、タップ、ミュージカル、スケッチ(コント)などの要素が詰まったエンタテインメントショー。日本を代表するタップダンサーでもある玉野和紀さん指揮のもと、2003年に始まった人気シリーズです。今回はその11作目!
なぜ『ZERO』なのか......という部分は座談会でもお話しいただきましたが、今回は玉野さんが「『CLUB SEVEN』の原型を創り上げた」という吉野圭吾さん、東山義久さん、西村直人さんの"レジェンドメンバー"が6年ぶりに集結、さらに3rdに出演した香寿たつきさん、6thに出演した原田優一さん、初出演の蘭乃はなさんと、1stと同じ<男5人・女2人>の構成。ここで一度"原点"に戻って懐かしいネタも久しぶりにやってみよう!という公演なのだそうです。
メンバーの名前を見るだけで、どう考えてもかっこいいステージになりそう。で・す・が、『CLUB SEVEN』はそれだけじゃない! 楽しい!笑える!驚き!泣ける!かっこいい!......あらゆる感動が次から次へと味わえるステージなんです。
△ご覧くださいこの笑顔! アドリブ、無茶ぶりも満載です。
A・Bの2パターンある今回の公演。この記事では【Aパターン】をお届けします。というわけでここからはネタバレ注意! 観劇前の方はぜひ観劇後にお楽しみください。
幕が開け、まず始まるのはやはり誰もが期待するキレッキレのダンス。当然めちゃくちゃかっこよくて、いきなり満足してしまいます!
△吉野さんが美しくジャンプ!
△玉野さんのタップも見られます!
『CLUB SEVEN』名物とも言うそうな(!?)女装姿でダンスも。あまりにレベルが高く、どなたがどなたかすぐには判別できませんでした...。
△安心してください!ひと際美しい方は香寿さんです!
△香寿さんと蘭乃さんの元宝塚歌劇団コンビ、きれいです!
スケッチには『ZERO』のコンセプト通り、懐かしいネタが満載。とはいえ初めて観るからといってわからないことは一切ありませんのでご心配なく!
△「せーの!」と言って踊り出すミュージカル、斬新でした!(笑)
△こちらは先述の座談会でも話題になった、東山さん思い出のスケッチ。
2幕はミニ・ミュージカルからスタート。とある劇場が舞台になったステージの裏側のお話なのですが、この世界で生きる人ならではの視点で描かれていて、今まさに目の前で演じている方々に想いを馳せました。ぜひ楽しみにしてくさい。
そして、今回の「五十音ヒットメドレー」はなんと74曲! その名の通り、さまざまな曲をあいうえお順(←歌詞の最初の文字)で、ダンスや芝居を交えながらメドレーで歌っていく人気企画です。今回は特に"オトナのCLUB SEVEN"と謳っている通り、懐かしい曲が多め。ほかにも最新の曲やCMソング、ミュージカル曲までたっぷりで、思いっきり笑わされたかと思えば、聴かせる曲があったり、早替えに驚いたり、仕掛けに度肝を抜かれたり、これまでのシリーズを観ている人には懐かしいものもあったりと、『CLUB SEVEN』の醍醐味ともいえる時間が楽しめます。
△あのダンスがこのメンバーで見られるとは、という感動も!
△「これはやばい」とつぶやいてしまいました(笑)。誰がどんなネタを披露したのかは...劇場で!
△なにがどうなってこうなったのかもぜひ劇場で...!(笑)
ここでお見せしたのはごくごく一部。写真の雰囲気の違いからもわかるように、本当に次から次へと変わっていくステージ。観るほうはひたすら楽しいのですが、キャスト達はその都度着替えたり、キャラクターを変えながら演じていく...と考えるだけでもう驚きですよね。なのにそのどれもが鮮やかで、皆さん汗だくでも楽しそう! 挨拶で玉野さんが「体力との勝負ですが、何よりもお客様に楽しんでいただければと思っています」とおっしゃっていましたが、こんなすごいステージが実在することは奇跡だなと感じました。
舞台の楽しさ、喜び、感動が存分に味わえる総合エンタテインメントショー『CLUB SEVEN -ZERO-』は6月3日(土)から4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、6月8日(木)から22日(木)まで東京・シアタークリエ、6月23日(金)に愛知・刈谷市総合文化センターにて上演。
△「2年ぶりだぞ~♪」とルンルンの2人
(取材・文:中川實穗)