増田こうすけの人気ギャグ漫画を作にした『舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 〜奥の細道、地獄のランウェイ編〜』。2月15日(水)の開幕を目前にした稽古場におじゃましてきました!
名作のパロディや歴史的な偉人、動物、ケダモノなどさまざまなキャラクターが登場し、シュールな台詞が特徴の原作。漫画は読んだことあるけど舞台は観たことない、という方は「あのシュールな世界観をどうやって舞台に?」「生身の人間でできるもの!?」と驚かれるかと思いますが、2015年に初演、2016年に再演、そして今回は完全新作のオリジナルという...そう、人気作なのです!
今回の舞台の主役は、阿部丈二さん演じる松尾芭蕉と、小笠原健さん演じる河合曾良!
左から)松尾芭蕉、河合曾良。曾良くんは、芭蕉さんの『奥の細道』における奥州・北陸の旅に同行した弟子。芭蕉さんは原作でも人気のキャラクターだそうです!
そんな芭蕉さんが恋してしまうヒロイン。マッチを売る少女・マチ子は大場美奈(SKE48)さん。
左から)マチ子、松尾芭蕉。マチ子を演じる大場さんは原作ファンなのだそうです。...芭蕉さんの顔!
さらに舞台からお笑いまで幅広いジャンルから集まったキャストたちが総勢19名。しかもほとんどの方が複数役(多い人で5役!)演じるうえに、一つひとつの役柄が個性的なので...舞台上はずっと濃いんです!(笑)
初演から出演の宮下雄也さんにはくしゃみ一発で笑わされました。さすがです!
こちらのおふたりも初演から出演中。市川刺身さん(そいつどいつ)は登場すると期待してしまう存在! 岡田地平さん演じる閻魔大王は、流されやすすぎて笑ってしまいました(笑)
かなでさん(3時のヒロイン)、いーまさん、モウジーン兼史さんは『ギャグマンガ日和』の世界観にピッタリ。独特の"漫画から飛び出してきた感"があります。
梨木まいさん(妖怪雨すすり)と金魚わかな(ろくろ首)さんコンビ(!?)による勢いのいいボケツッコミは爽快感すら感じます(笑)
普段は男前な役の印象がある米原幸佑さんや石渡真修さん、和合真一さんたちのなかなか見られない姿も満載!
ギャグ漫画ならではの唐突な展開で進んでいきますが、テンポがいいので観やすいです。友情、恋、親子愛、師弟愛なども描かれ、中には思わずグッとくるシーンも...。
会場となるラフォーレミュージアムならではの(?)ランウェイも舞台に登場。「プレミアム席」だとランウェイの目の前で観れるそうですよ!
また、会場にて販売される公演グッズもお見逃しなく!
ギャグと下ネタが満載で、稽古場でも男性陣が本当に楽しそうに笑っていました。男女問わずにお誘いあわせのうえ観てほしい作品! 観劇後はぜひそのまま食事や飲みに繰り出して「あれがおかしかった」「これが変だった(笑)」と盛り上がっていただきたいです。
公演は、2月15日(水)から21日(火)まで、東京・ラフォーレミュージアム原宿にて。
(文章:中川實穗)