2016年9月30日アーカイブ

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世界60都市で絶賛された、ダンス&現代アート界最高のスターが結集して魅せるヒット作「sutra」

ついに日本初上陸となり、10月1日(土)幕を開けます。
開幕を目前に、今回の公演アンバサダーを務める森山未來主演舞台「Tezuka テヅカ」「PLUTO」等、数々の話題作を生み出したダンス・演劇界のスーパースター シディ・ラルビ・シェルカウイが少林寺に2カ月滞在し創り上げた世界的ヒット作である「sutra」について語ってくれた取材会の様子をお届け!

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左:シディ・ラルビ・シェルカウイ 右:ファン・ジャハオ

「sutra」で振付・演出を務め、今回の来日公演では舞台にも立つシディ・ラルビ・シェルカウイ。そして出演者である嵩山少林寺の武僧たちのリーダー、ファン・ジャハオ。舞台初日を目前に控える二人への取材は、シェルカウイに少林武僧の魅力を訊くところから始まった。

 「武僧たちは肉体の動きを通じて、自身の精神を追求している。そこに振付家としてダンスを追求するときの感覚と似たものを感じました。また嵩山少林寺を訪れた際には、彼らがいつも一つのコミュニティとして共存していることに感銘を受けましたね。私たちダンサーは、昼間にスタジオでレッスンをともにしても夜には個人の生活があります。ですが武僧たちは、常に一緒に規律の中で生活しているのです」

 では、ジャハオは、こうして舞台作品へ参加することに、なにを感じているのだろうか。

 「この作品からは新しさを感じています。少林拳の伝統と西洋のダンスのコラボレートに立ち会うということは新鮮な体験ですし、ここから新しい文化が生まれたと感じます。この作品を通じて、さらに多くの人たちに少林拳を知っていただけたらうれしいですね」
 
 そして、話が作品のクリエイションに及ぶと、シェルカウイの言葉はさらに熱を帯びる。

 「この作品は、従来とは違う角度から嵩山少林寺の武僧を見るところから始まりました。最初は4人くらいの武僧とワークショップを始め、それが8人になり、さらに子供の武僧が入ることで、大人の武僧を含め、自由にクリエイションできる空気になったのですね。私はそこへオープンな気持ちで入っていき、彼らの日々の生活、動きからインスピレーションを受けて生まれたのが『スートラ』です。この作品では21世紀を生きている武僧たちを描きたいと思いましたし、少林拳をコンテンポラリーな形で表現することも可能だと考えました」

 シェルカウイの言葉を受けて、ジャハオはこう語る。

「普段の修行では退屈を感じることもありますが、この舞台には、ゲーム感覚で演じる部分もあるので非常に楽しいですね。もちろん普段の修行では箱を使うことはないですし、慣れないうちは箱にぶつかってしまうなど、戸惑う点も多々ありました。でも、シェルカウイさんはいつも私たちの意見をちゃんと聞いてくださいますし、なにかあればすぐ相談させていただける。だから今はまったく問題はありません」

 ジャハオのコメントに登場した箱。これはシェルカウイにとって重要な意味を持つセットだ。

 「私は箱の中を、人が生きているときに与えられている個人的な空間として捉えています。そして、その一つひとつを重ねることで、壁や階段、寺院などが生まれていく。このセットは友人の美術家アントニー・ゴームリーによるものですが、観客が自分自身の想像力を駆使できる余白を残しているのが素晴らしいと思います」

 そして、最後に『スートラ』に込められたメッセージを尋ねると、次の言葉が返ってきた。

 「死の後にはまた生があるということ。輪廻ですね。この作品をご覧いただくと、すべてが壊れ、終焉を迎えたように思える瞬間から、また新たなものが構築されていきます。それは生と死というテーマに繋がっていき、だから物語は終わることがないのです。是非、日本のみなさんにこの公演を楽しんでいただければと思います」


「sutra」は東京公演を皮切りに愛知、九州をまわる。

★公演情報★
2016/10/1(土)14:00開演/2016/10/1(土)19:00開演/2016/10/2(日)13:00開演 オーチャードホール(東京都)
2016/10/5(水)18:45開演 愛知県芸術劇場 大ホール (愛知県)
2016/10/8(土)14:00開演 北九州芸術劇場 大ホール (福岡県)

シェルカウイが語る箱も出てくる!
公演PVはこちら!!


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世界60都市で絶賛された、ダンス&現代アート界最高のスターが結集して魅せるヒット作「sutra」

ついに日本初上陸となり、10月1日(土)幕を開けます。
開幕を目前に、今回の公演アンバサダーを務める森山未來主演舞台「Tezuka テヅカ」「PLUTO」等、数々の話題作を生み出したダンス・演劇界のスーパースター シディ・ラルビ・シェルカウイが少林寺に2カ月滞在し創り上げた世界的ヒット作である「sutra」について語ってくれた取材会の様子をお届け!

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左:シディ・ラルビ・シェルカウイ 右:ファン・ジャハオ

「sutra」で振付・演出を務め、今回の来日公演では舞台にも立つシディ・ラルビ・シェルカウイ。そして出演者である嵩山少林寺の武僧たちのリーダー、ファン・ジャハオ。舞台初日を目前に控える二人への取材は、シェルカウイに少林武僧の魅力を訊くところから始まった。

 「武僧たちは肉体の動きを通じて、自身の精神を追求している。そこに振付家としてダンスを追求するときの感覚と似たものを感じました。また嵩山少林寺を訪れた際には、彼らがいつも一つのコミュニティとして共存していることに感銘を受けましたね。私たちダンサーは、昼間にスタジオでレッスンをともにしても夜には個人の生活があります。ですが武僧たちは、常に一緒に規律の中で生活しているのです」

 では、ジャハオは、こうして舞台作品へ参加することに、なにを感じているのだろうか。

 「この作品からは新しさを感じています。少林拳の伝統と西洋のダンスのコラボレートに立ち会うということは新鮮な体験ですし、ここから新しい文化が生まれたと感じます。この作品を通じて、さらに多くの人たちに少林拳を知っていただけたらうれしいですね」
 
 そして、話が作品のクリエイションに及ぶと、シェルカウイの言葉はさらに熱を帯びる。

 「この作品は、従来とは違う角度から嵩山少林寺の武僧を見るところから始まりました。最初は4人くらいの武僧とワークショップを始め、それが8人になり、さらに子供の武僧が入ることで、大人の武僧を含め、自由にクリエイションできる空気になったのですね。私はそこへオープンな気持ちで入っていき、彼らの日々の生活、動きからインスピレーションを受けて生まれたのが『スートラ』です。この作品では21世紀を生きている武僧たちを描きたいと思いましたし、少林拳をコンテンポラリーな形で表現することも可能だと考えました」

 シェルカウイの言葉を受けて、ジャハオはこう語る。

「普段の修行では退屈を感じることもありますが、この舞台には、ゲーム感覚で演じる部分もあるので非常に楽しいですね。もちろん普段の修行では箱を使うことはないですし、慣れないうちは箱にぶつかってしまうなど、戸惑う点も多々ありました。でも、シェルカウイさんはいつも私たちの意見をちゃんと聞いてくださいますし、なにかあればすぐ相談させていただける。だから今はまったく問題はありません」

 ジャハオのコメントに登場した箱。これはシェルカウイにとって重要な意味を持つセットだ。

 「私は箱の中を、人が生きているときに与えられている個人的な空間として捉えています。そして、その一つひとつを重ねることで、壁や階段、寺院などが生まれていく。このセットは友人の美術家アントニー・ゴームリーによるものですが、観客が自分自身の想像力を駆使できる余白を残しているのが素晴らしいと思います」

 そして、最後に『スートラ』に込められたメッセージを尋ねると、次の言葉が返ってきた。

 「死の後にはまた生があるということ。輪廻ですね。この作品をご覧いただくと、すべてが壊れ、終焉を迎えたように思える瞬間から、また新たなものが構築されていきます。それは生と死というテーマに繋がっていき、だから物語は終わることがないのです。是非、日本のみなさんにこの公演を楽しんでいただければと思います」


「sutra」は東京公演を皮切りに愛知、九州をまわる。

★公演情報★
2016/10/1(土)14:00開演/2016/10/1(土)19:00開演/2016/10/2(日)13:00開演 オーチャードホール(東京都)
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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#8■


浦井健治さんのデビュー15周年を記念したソロコンサート『Wonderland』が、昨日・9月29日に東京国際フォーラム ホールAにて開催されました。

幸せで温かな「浦井健治ワールド」が広がったこのコンサートのレポートを、撮りおろし写真満載でお届けします!
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ホールが超満員となる5000人の観客が詰め掛けたこの日。ライブは浦井が2006年に発表し、今年8月にリリースした初のソロアルバム『Wonderland』に収録されたオリジナル曲「彼方へ」からスタートした。シンフォニックなサウンドをバックに、ひとつの歌詞、ひとつのフレーズを大切そうに歌う浦井の姿から、彼がこのコンサートへかける思いが伝わってくる。続けてこの夏に主演した『王家の紋章』より「ファラオとして」を激しい気性のメンフィス王さながらに熱く、そして『デスノート THE MUSICAL』より「デスノート」をドラマチックに歌い上げると、客席の温度も急上昇。曲によってガラリと変わる表情は、役者・浦井健治の真骨頂だ。

▽ 浦井さん、曲によってガラリと顔を変えます!
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しかし一転してMCでは「東京国際フォーラム!ホールA!イェーイ!」とハイテンション、自分でも「何だこのノリは...」と苦笑する、天然な浦井ワールドが炸裂。井上芳雄、山崎育三郎と組んでいるユニットStarSでのコンサートは経験しているもののソロコンサートは初である浦井、「今日は僕、ひとりなんですよ...どうしましょう。芳雄さんっ、育!」といないふたりに助けを求める一幕も。さらには、そのStarSコンサート時(2013年)、客席のサイリウムの光を「ホタルイカみたい」と発言し客席に衝撃を走らせた彼、この日は最初のMCで早々に「サイリウムの光、めっちゃキレイ!米粒みたい!...違うか、チンアナゴみたい」と言い放ち、客席からも大きな笑いが(さらにそのあと、「米粒って...自分、ひどいな。でもきっと炊きたてだよ?」というフォロー?も)。5000人の観客を一瞬にして脱力させるのも浦井の魅力である。

▽ MCではこの笑顔!
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▽ 照井さんも笑顔!
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Dステ19th「お気に召すまま」稽古場から その3

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Dステがシェイクスピア没後400年に贈る、青木豪×シェイクスピア×Dステの本格的喜劇作品 Dステ19th「お気に召すまま」。Dステにとっては『ヴェニスの商人』『十二夜』に続くシェイクスピアシリーズ3作目です。
来月の本番を前に、熱がこもる稽古場からキャストの皆さんからメッセージが届きました!

さて今回、メッセージを寄せていただいたのは、


okini0930_01.jpg シーリア役を演じる西井幸人さんと、、、

okini0930_02.jpgロザリンド役の前山剛久さんのおふたり! 


まずは西井幸人さんから。
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Q1 青木豪さんの演出はいかがですか?
西井「本当に分かりやすく、アドバイスをくださるんですよね。演出家としてだけでなく、人としてもいろいろとお話ししたくなる魅力的な方。稽古がすごく楽しいです」

Q2 御自身の役どころを教えてください。
西井「おてんば、破天荒、どこかネジが抜けているというのをテーマに役を作っていて、それがどう作品に影響を与えられるかが楽しみでもあり、不安でもあります!役者同士のちょっとした反応なんかも楽しんでいただけたらと思います」

Q3 稽古をしていてどんなことを感じますか?
西井「稽古前のアップやゲームを通じて、日に日にチームワークが出来上がり、それを受けて芝居のテンポや間合いもいい形で変化してきています。このカンパニーでどんな『お気に召すまま』が出来上がるのか、ご期待いただけたらと思います」


つづいて前山剛久さん。
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Q1 Dステ19th『お気に召すまま』のここが面白い!というポイントは?
前山「この作品はそれぞれの役がとても分かりやすく、若者たちの恋愛がメインの物語になっているので誰が観てもなじみやすい作品だと思います。今回僕たちが作るDステ版『お気に召すまま』はさらにそれをかみ砕いて、より分かりやすい作品に仕上がっていると思います」

Q2 御自身の役どころを教えてください。
前山「僕は女性のロザリンドを演じます。そのロザリンドがアーデンの森で男のふりをして、さらに恋するオーランドーの前では男が女を演じているように見せます。その複雑さこそがロザリンドの面白さであり、演じる上でとても楽しいところです」

Q3 稽古をしていて感じることを教えてください。
前山「稽古ではシェイクスピアの長いセリフをどれだけわかりやすく表現するかということにこだわっています。ただしゃべるだけでは伝わらないものも、ジェスチャーや色々な表現の仕方で一度観ただけで分かるように工夫されています」



最後におふたりからメッセージを!

西井「シーリア役の西井幸人です!今回初のシェイクスピア、初の女性役で新しいものづくしに対する不安もありますが、それも楽しみつつ全力で挑みたいと思います。ぜひ観に来てください!」

前山「"シェイクスピア"と聞くと難しいものというイメージがあるかもしれませんが、このDステ『お気に召すまま』は喜劇であり、とても分かりやすいです。観る方に恋の面白さを伝えられるよう、全力で臨んでいますので、皆さん是非お楽しみに!」


okini_00.jpg【公演情報】 Dステ19th「お気に召すまま」
2016/10/14(金)~10/30(日) 東京・本多劇場
2016/11/19(土)~11/20(日) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

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11月より始まる『錦秋特別公演2016』の見どころを、僕、中村鶴松がご案内する短期連載企画! 3回目は中村七之助さんと中村勘九郎さんがそれぞれ出演される『汐汲』、『女伊達』をご紹介します!

kinshu03_02汐汲.jpg『汐汲』ではこんな道具を使います。

七之助さんが演じる『汐汲』は、都に帰ってしまった在原行平を想って海女が踊るという、切なく、情緒にあふれた舞踊劇です。能の『松風』を取り入れていて、日本舞踊を習い始めたときに誰しもが教わる、基礎中の基礎とも言える演目でもあるんですね。手の動きなど基本となっている所作が多いというのが、その理由なのかもしれません。それだけに、歌舞伎初心者の方でも舞台上で繰り出される踊りの美しさをたっぷりとご堪能いただけると思いますよ。
七之助さんがこの演目に挑むのは2014年以来、今回で二度目。ただ、前回は坂東玉三郎のおじさまとの『村松風二人汐汲』という形でした。ですから、ひとりで踊るのはこれが初なんですね。それに七之助さんはこの2年の間にたくさんの長唄の大曲を経験されているので、以前とはまた違った『汐汲』になるでしょうし、どんな舞台になるのか、僕もすごく楽しみですね。

kinshu03_03女伊達.jpg『女伊達』では、こんな"なかむらや"の傘もご覧いただけます。

一方、『女伊達』ですが......これは正直、僕も出たかった演目なんです!(笑) 個人的に大好きな作品ですし、なんといっても勘九郎さんが女形で出られるんですよね。実は、おふたりがちょうど僕ぐらいの年齢の頃って勘九郎さんが女形で、七之助さんが立役を演じていて、いまとは逆だったんです。お客様のなかには初めてご覧になる方も多いでしょうし、僕も実際に勘九郎さんが女形を舞台で演じられるのを見るのは久々なので、僕も皆さんと同じように本番を楽しみにしています。また、題名からもわかるように、この作品は挑みかかってくる男どもを女性が颯爽とあしらうという、華やかさと粋が詰まった内容でして。それだけに、勘九郎さんのなかにあるカッコよさと美しさの両方を存分に楽しんでいただけると思います。......と、こうやって作品の説明をしていると、共演できないことが心底悔やまれます(笑)。あ〜、やっぱり僕も出たかった!

kinshu02_06.jpg前回に続いて、化粧中のカットをご紹介。

kinshu02_04.jpg前回は女形でしたが、今回は立役の化粧です。

kinshu02_08.jpg化粧はこれで完成!

kinshu02_09.jpg衣装とかつらをつけるとこうなります。

【公演情報】
11月7日(月) オリンパスホール八王子
11月8日(火) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
11月9日(水) アクトシティ浜松 大ホール
11月10日(木) 文京シビックホール 大ホール
11月12日(土) レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール
11月13日(日) NHK大阪ホール
11月14日(月) ロームシアター京都 メインホール
11月16日(水) まつもと市民芸術館 主ホール
11月17日(木) 金沢歌劇座
11月19日(土) 秋田県民会館
11月20日(日) 盛岡市民文化ホール 大ホール
11月21日(月) 東京エレクトロンホール宮城
11月23日(祝・水) 松山市民会館 大ホール
11月25日(金) 福岡サンパレス

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