『ママと僕たち』 ~たたかえ!!泣き虫BABYS~が、7月8日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕しました!
本作は『ママと僕たち』シリーズ第3弾。
ですが、「3作目ってことは、今から観ても内容がわからない?」なんて心配は無用!
この作品単体で観ても100%楽しめる作品です。シリーズを観てこられた方は120%で楽しめます!
毎回注目の赤ちゃん役ですが、今回はシリーズ全作に出演中の原嶋元久さんをはじめ、佐藤永典さん、木戸邑弥さん、井澤勇貴さん、三浦海里さん、上村海成さんの6人!
井澤さんは3歳児、上村さんはおもちゃのピカール君役、それ以外のメンバーは0歳児の役です。
撮影:渡部俊介
今回の舞台は、「おもちゃの国入口」駅のなかにある保育園"夢のきしゃぽっぽ保育園"。
そこに原嶋さん演じる公彦が入園するところから物語は始まります。園に通う赤ちゃんたちのママは育児と仕事で大忙し。
そんな姿を赤ちゃんたちは心配そうに見つめつつも、保育園では、おもちゃのお人形が突然命を宿したり、何でも願いを叶えてくれるという怪しいおもちゃが現れたりと賑やか。
さらに、"地球侵略を目論むエイリアン"まで襲来して――!?
まずすごいのが、赤ちゃんの赤ちゃんっぷり。立ち方や重心、目の動かし方、表情まで、とにかく赤ちゃんで、大人が演じていることをふと忘れてしまうほど。
甘ったれで泣き虫なのに「ママを助けたい」とがんばる純粋な愛情は、特に子供がいる人はホロリときそう。
かわいさ100%の赤ちゃんの中で、井澤勇貴さん演じる愛之助くんの3歳児らしい、やや打算の入った泣き方もポイント。
甘える姿もキュートでした!
健気で忍者(?)な柾くん(佐藤永典さん)や、
頼れるリーダーの朝陽くん(木戸邑弥さん)など、赤ちゃんそれぞれのキャラクターも個性的。
脚本・演出の村上大樹さんが「あて書き」とおっしゃっていましたが、俳優さんそれぞれとピッタリなんです。
少々マニアックですが「村上さんの目から見たこの俳優さんはこんなイメージなんだな」と思って見るのもまた面白そうですね。
もちろん「赤ちゃんかわいい!」だけで終わらないところが『ママ僕』の魅力。
脇を固める大人役には、うたのおにいさんであるしんじろうお兄さん役として全作出演中の今井ゆうぞうさん、まさかのデーモン閣下のほか、山田まりやさんや上地春菜さん、内藤大希さん、佐藤貴史さんなど、あらゆるジャンルの実力派の方々が集結!
赤ちゃんのかわいさに負けない強烈で濃厚なお芝居を繰り広げます。
撮影:渡部俊介
閣下の歌はもうそれだけでも観に来た甲斐がある、と感じさせられる美声ですし、演じるキャラクターはなんともチャーミング。
また、今井さんの存在感も『ママ僕』の見どころのひとつ。
実際にうたのおにいさんとして活躍してこられた今井さんならではの空気感で客席を何度も笑わせてました。
ぜひご期待ください!
そんな閣下とうたのおにいさん(今井ゆうぞうさん)の異ジャンル対決は...見なきゃ損ですよ!
デーモン閣下を含む大人チームも"日替わり"で参加するこのLIVE、赤ちゃんたちがアイドル的な衣装に着替え、シリーズの人気曲を披露するのですが、これがまた楽しい!
しかも全部名曲!歌詞は赤ちゃんらしくてかわいいし、ダンスもキレッキレだし、観ているだけで元気になること間違いなし。
ペンライトを持って参加するともっと楽しめます。
楽しくて、笑えて、だけど気持ちが温かくなるこの舞台。
「イケメン達が赤ちゃん役」というとマニアックな印象を受けるかもしれませんが、脚本・演出の村上大樹さんが開幕に際して「『いい大人が赤ちゃん役とかヤバくない!?』そんな先入観を抱いているみなさんにこそ見て欲しい!」とコメントされていた通り!
どんな人が観ても楽しめる舞台です。もし迷っているなら背中を押したい!
そして一度観たら絶対また観たくなるので、そのときは会社の同僚とか、ママ友とか誘って、一緒に盛り上がってほしいなと思います。
公演は、7月8日(金)から18日(月・祝)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、7月22日(金)から24日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ にて。