ラッパ屋の1年ぶりの新作が東京・紀伊國屋ホールで上演中だ。
タイトルの「筋書ナシコ」とは作・演出の鈴木聡曰く「この先の筋書きが見えない、あるいは決まっていない状態および人物」を指す言葉だそう。
主人公は40代のフリーライターでバツイチ独身のナシコ。
少し前までーーそれこそバブルの頃は世の中みんながハッピーエンドの筋書を持っていたのに、いつの間にか仕事は減り、収入は不安定になり......。
人生の筋書を見失ってしまったナシコは、生き辛いこの世の中で、新たな筋書を見つけることはできるのか!?
鈴木が稽古中に語ったインタビュー記事はこちら
夢や希望を持ちにくい今の時代だからこそ、自分なりの筋書を描いて欲しい。
そんな鈴木のメッセージがたくさんの笑いと一緒に詰まっている。
公演は6月26日(日)まで。
東京公演の後、7月17日(日)に北九州芸術劇場で上演。
■舞台写真 撮影:木村洋一