2015年12月 2日アーカイブ

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11月30日に行われた注目のミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』の製作発表会見の模様をお届けします。
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『1789』は2012年にフランスで初演されたミュージカル。
ノリのいいポップス&ロックで綴られた、いかにもフレンチ・ミュージカルらしい、ポップでカラフルでドラマチックな作品です。
日本では今年4月に宝塚歌劇団月組が初演し好評を博し、その勢いのまま、今度は東宝版ミュージカルとして登場。
演出は宝塚版同様、日本ミュージカル界の鬼才・小池修一郎が務めます。

作・音楽を手がけたのは、日本でも上演された『ロックオペラ モーツァルト』『太陽王』も生み出しているDove Attiaさん率いるチーム。
『ロミオ&ジュリエット』の大ヒット以降、現代フレンチ・ミュージカル、次々と日本に上陸していますね~。
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さて、物語はタイトルからもわかるように、フランス革命を背景にしています。
18世紀末フランス、貴族が贅沢におぼれている中、貧困にあえぐ民衆たちの間では革命への機運が高まっていきます。
そんな中、父を貴族に殺害されたロナンは、革命運動を牽引しているデムーラン、ロベスピエール、ダントンらと出会い、革命派へ身を投じます。
一方で王宮では、王妃マリー・アントワネットはフェルゼン伯と許されざる恋に落ち、その逢引の手引きをする侍女オランプは、ある騒動からロナンと出会い強く惹かれあうのですが...。
動乱の時代の中で、革命への熱き思いと、激しい恋が、絡みあっていくのです。


会見では、豪華出演陣が、舞台衣裳を着けて登場!
フレンチ・ミュージカルといえば、ポップな楽曲に加え、衣裳もポップでオシャレ!な印象がありますが、今回もその期待にもれずゴージャスな衣裳で、目を奪われました。
会見場は円形ステージがあり、そのステージを使っての出演者の登場シーンはさながらファッションショー!!でした。


主人公ロナンは、ともに帝国劇場初主演となる小池徹平加藤和樹

今年は『デスノート THE MUSICAL』のL役が大評判になったのも記憶に新しい小池徹平さん「小池先生ではなく徹平の方です。現場での呼ばれ間違い・聞き間違い、この現場では覚悟しています」と発言し場をなごませ、「...初めての帝国劇場。すごく素敵な、大きなステージに立てる喜びを噛み締めながら、演じさせていただきたいと思っています。Wキャストも初めて。自分がやる役を客観的にみれる機会だったり、今までにない視野で自分の役に取り組めることを楽しみにしています。素敵なミュージカルにしたいと思っています」とご挨拶。
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作品への印象は「全体的にカッコいいなという印象。勢いをすごく感じますし、ほかのミュージカルと比べるとどんどん歌で物語が進行していく分、歌ひとつひとつにパワフルさを感じます」と語ります。


加藤さんも、ストレートプレイにミュージカルにと大活躍ですが、ミュージカルでは昨年の『レディ・ベス』のロビン役、そして『タイタニック』主演と、次々と話題作に出演。ついに帝劇主演です。
「このお話を頂いてすぐにフランス版の映像を見ました。自分自身、その世界にすごく引き込まれました。ワンシーンずつがコンサートやフランス映画を見ているように豪華絢爛。踊りもアクロバティックで、ナンバーも心が躍るもので、ワクワクした気持ちになりました。今回、小池先生がフランス版とも宝塚版とも違う色を付け、東宝版『1789』になるということで、僕自身も楽しみにしています。オリジナルナンバーも加わるとのこと、ミュージカル界の革命を起こせる作品にしたいと思っています」と熱い意気込みを。
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加藤さんは本作の印象は「ミュージカルというときれいに歌い上げたり、より感情を込めて歌う部分が強いと思いますが、『1789』はオーケストラではなくデジタルっぽいものだったりと、"今"を感じさせる楽曲が多い。ですので、そこでのライブ感というものが一番の違いなんじゃないかな。もちろんミュージカルはライブなのですが、本作は"よりロック"なので、その部分が強いと思います」と話しました。

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東京公演が好評のうちに終了し、いよいよ大阪公演が開幕するミュージカル「リボンの騎士。先日ウレぴあ総研で主演の乃木坂46・生田絵梨花さんのインタビューが行われました。


乃木坂46・生田絵梨花「いつか悪役もやってみたい!」舞台『リボンの騎士』でみせる"ナマの魅力"【インタビュー】をみる

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女の子の心と男の子の心、ふたつの心のはざまで揺れ動くヒロイン・サファイアをリンクして舞台に立っている姿や、共演者の支え、手塚治虫作品(※塚の字は旧字体)への想いなどをインタビューでは語っています。

自身が演じるサファイア以外に気になるキャラクターがいるそうで、インタビュー内では好きな理由も含めて語っています。

演劇が大好きな生田さんの舞台に対する愛情もたくさん感じるインタビューを読んで、12月3日(木)から大阪・シアターBRAVA!で上演される、ミュージカル「リボンの騎士」を観に行ってみるのはいかが?


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舞台「スーパーダンガンロンパ2THE STAGE 〜さよなら絶望学園〜」はとうとう明日12/3(木)開幕!
日向創は強い憧れを抱いていた、私立校「希望ヶ峰学園」へと入学する。そこは「超高校級」と称される卓越した才能を持つ現役高校生だけが入学を許される国家公認の学園だ。しかし、待っていたのは"コロシアイ"だった──果たして、最後に残るのは誰だ?
主人公・日向創に挑む、横浜流星さんに話をうかがった。

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普通、であるがこそ難しい

──今回、演じられる日向創はとても普通の少年です。
横浜:そうなんです。普通すぎるくらい普通で、とても主人公らしい主人公で僕自身、こんなに等身大の役を演じることが初めてなのでとても新鮮です。稽古中もみんなに助けられて支えられる場面があって「あ、主人公だ......」と実感しています。
 これまではわりとクールであったり、目の前にいる人を支えて力になるような役が多かったので、新たに挑戦している役でもあります。

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──そして、物語が二転三転します。
横浜:はい。最初は南の島から始まって、楽しい修学旅行かと思ったら......とんでもない事件が起こってぼくらは翻弄され続けます。その中で、普通だからこそ日向くんがどう感じて、どう動くか、そしてどう変わっていくか? を見せたいです。同時にあまりにも個性的なキャラクターがいる中で誰よりもいちばん普通であるからこそ、客席で観ている方々に共感を持っていただいて、作品世界に引っ張りこむ力がなくてはならないとも思っています。
 だからこそ上演中、観客の方々が一瞬でも目を離せないように全力でフル回転で臨まなければ、日向くんという役をまっとうすることはできないと感じています。

──見どころのひとつに「学級裁判」という犯人探しの場面があります。
横浜:そこで「それは違うぞ!」という決めセリフがありますが、論破するのは気持ちいいです(笑)。初演の『ダンガンロンパ THE STAGE』からさらにおもしろい試みを盛り込んだ演出になっているので、事件の謎解きとともに、そういった部分も楽しんでいただける作品です。


初単独座長として真ん中にたつ、覚悟

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──初単独座長公演です。
横浜:経験的にも技術的にも、ぐいぐい引っ張っていけるタイプではないと思っているので、とにかく誰よりもがんばって、その姿を見てもらうしかない、と思っています。周りは皆さん、先輩なのでできなかったら「あいつ、できないな」で終わってしまう。だから、ひたすらがんばって日向として信じてもらって、受け入れてもらうことしかないんです。
 ことに「学級裁判」の場面は台詞のやりとりが激しいので共演者の一致団結がすごく必要です。だから、みんなで創りあげることが大切で、もしも......もしも、ですが全公演中にあってはいけないことですが、誰かに助けが必要な場面があったら、真っ先に僕が入れるよう全員のセリフを覚えるつもりでいなければ、と思っています。

──今、とてもすてきな覚悟を伺いました。
横浜:ありがとうございます。日向くんは登場するすべての人と、たとえそれがどんな人だとしても一生懸命に向きあおうとするので、ぼく自身もそうありたい。ただ、「普通」ってすごく難しくて、そこはまだまだこれから作り込んでいきたいです。
 共演者の方々にはお笑い芸人の方もいて、とにかくおもしろい方ばかりで笑ってばかりいたんですが、同じ舞台に立つからには、そうではなく、一緒に創りあげる立場でいなければならないから。そうやって、ひとりひとりの方と関係を作っていきたいです。

──なかでも鈴木拡樹さん演じる、狛枝凪斗とは最初から関わります。
横浜:日向くんは本当に素直で、すぐに人を信じちゃうんです。だから、最初から声をかけてくれて優しくしてくれる狛枝くんを大切に思っているし、信じています。いろいろなことが起こるし、哀しい結末が待っていますが、ぼくはふたりの間には友情があると感じていて......すごく形の変わった、でも友情としか呼べないもので結ばれている。そう、思って演じています。

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──この舞台は、今年の集大成となるでしょうか。
横浜:はい。まずは無事に幕が開いて、役をまっとうしてから、そう言いたいです。今年秋、舞台「武士白虎〜もののふ白き虎〜」で初主演舞台に立たせていただきました。たくさんの役者さんの熱や心躍る演出に出会い、新たな世界への一歩を踏み出すことができました。そこでもらったたくさんのものを返していきたいです。
 実は最初の『ダンガンロンパ THE STAGE』を観たときにはゲームを知らなかったんですがものすごくわくわくしたし、おもしろかった! だから今度はぼくたちが見せる番です。

──最後に一言、お願いします。
横浜:ゲームを知っている人たちは謎解きから楽しんでほしいです。前作から、演出もよりダイナミックにスピーディになっているので、こんな表現になったんだ! と驚いてほしいです。
 共演者の皆さんすべてが原作をとても大切にしていて、自分の役を愛して、「この役ができるのは自分だけ」という熱い気持ちが感じられてとてもやりがいがあります。稽古開始時間よりも早く集まって自主的に練習したり、自分の出番がなくとも稽古を見学したりととても熱心で仲の良い座組で、今、恵まれていることに感謝しています。原作を知っている方も、初めての方も楽しめる舞台です。みんなで届けるので、待っていてください。

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スリリングかつ、楽しいこの舞台は12月3日から13日まで、Zeppブルーシアター六本木にて上演!

取材・文/おーちようこ
写真撮影/福井麻衣子

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げきぴあブログをお読みの皆さん、こんにちは!
劇団チャリT企画主宰の楢原拓です。

来週12月9日(水)から劇団チャリT企画の公演『1995』(イチキュウキュウゴ)が始まります!
初日まで1週間をきり、劇場の稽古場に入って、稽古もいよいよ佳境に入ってきました。

今回は、今から20年前の1995年を題材にした作品です。

1995年と言えば、1月に阪神淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件と、未曾有の大災害・大事件が立て続けに起こった年。私は、当時大学1年生で、早稲田大学の演劇研究会(劇研)というところで、学業そっちのけ、演劇漬けの毎日を送っていました。
 
台本執筆にあたり、いろいろと古い資料をあさっていたところ、この頃の日記が出てきまして、それを読んでみますと、やはり書いてあるのは、演劇、演劇、演劇......ほとんど演劇のことばかり。
 
この時、所属していたのが先輩劇団「双数姉妹」なんですが、公演があるわけでもないのに年明け1月3日からみっちり稽古があって、怒られたり誉められたり、そんな稽古の様子や、先輩や同期劇団員に対する思い、自分自身についての反省や課題、劇団旗揚げについての野望などなど、そんなことが赤裸々に綴られていました。(いやー恥ずかしい......)

そんなわけで、若干のネタばらしになるかもしれませんが、このブログをお読みの皆さんにこっそりお教えしますと、今回の舞台となるのは、とある大学演劇サークルの稽古場です(モデルとなっているのは、もちろん......)。そこの日常を描きながら、1995年と2015年が行ったり来たり......そこにオウムの事件が絡んできたり......とまあ、こんなような感じの青春群像グラフティ的な?そんな感じの作品に仕上がっています。
 
あの時代を知る世代の人にとっては懐かしく、またホロ苦い感じで観ていただけるでしょうし、当時を知らない若い世代の人にも、興味をもって楽しく観ていただけるような、そんなつくりになっていますので、皆さん、ぜひぜひ、劇場に足を運んでいただきたいと思います。
 
出演者一同、ご来場、心よりお待ちしております!


作・演出 楢原 拓(chari-T)


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【公演情報】
座・高円寺 冬の劇場22 日本劇作家協会プログラム
劇団チャリT企画 第28回公演
「1995」
作・演出:楢原 拓(chari-T)
2015年12月9日(水)~13日(日)
@座・高円寺1(JR中央・総武線高円寺駅北口徒歩5分)

12/9(水)19:00
12/10(木)19:00
12/11(金)14:00/19:00
12/12(土)14:00/19:00
12/13(日)14:00
※受付開始は開演60分前、開場は開演30分前
※上演時間は2時間弱を予定しております。

料金:一般 3,500円(全席自由・入場整理番号付き・税込)


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