ミュージカル『ボンベイドリームス』撮影レポート

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『キャッツ』や『オペラ座の怪人』などで知られるイギリスの作曲家、ロイド=ウェバーが、インドの作曲家A.R.ラフマーンに惚れ込んでプロデュースしたマサラ・ミュージカル『ボンベイドリームス』が、まもなく日本初上陸します。

A.R.ラフマーンは、大ヒット映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』や、アカデミー賞作曲賞を受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』などの作曲を担当した国内外で活躍する作曲家。本作でも、ポップスやバラード、ハードロックなどの曲調にインド独特のメロディやリズムを融合させた数々のナンバーを手掛け、キャストたちがダイナミックに、華麗に、歌い、踊ります。

ストーリーは、ボリウッドの映画スターを夢見る青年アカーシュ(浦井健治)が、スターへの道を駆け上がっていくというもの。テレビ出演のチャンスを伺っていたアカーシュは、幼馴染のスウィーティ(川久保拓司)が美女コンテストの会場で抗議活動を行うことを聞きつけ、その混乱に乗じてテレビカメラの前で歌と踊りを披露。それが映画プロデューサーのマダンの目に留まり、映画に出演することが決定。アカーシュは一躍人気者となるが、そこには大きな代償が...。アカーシュが一目ぼれするヒロインのプリヤは、すみれさんが演じます。


げきぴあでは、パンフレットに掲載するビジュアル撮影風景を取材しました!
今回は、出演と振付を担当するダンスチーム「梅棒」の6人の撮影風景をお届けします。

この日の撮影は、シンプルに白のシャツ一枚で、
キメ顔のカットと、笑顔で動きのあるカットの2種類を撮影しました。

1番手に登場したのは、「ちょっと硬かったかな(笑)」という塩野拓矢さん。

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「手が入ってもいいかな?」というデザイナーさんからのアドバイスに、
笑顔で和やかに撮影が進行していきました。

続いて撮影するのは、梅澤裕介さん。

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「緊張しました!」という梅澤さんでしたが、
キメのカットではこの凛々しい表情!


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「キャラクターにあわせて行きましょう!」という指示に、すっかり暴走してました(笑)。


3番手は、楢木和也さん。

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「いいッスねー!」というデザイナーさんの感想に、
横から見ていた伊藤今人さんが、「そうですか?」とちゃちゃを入れてました(笑)。

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「こういう撮影があると、早くも本番を意識しちゃったりします」という楢木さん。
撮影を楽しんでいるようでした。

4番手は、櫻井竜彦さん。

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「正直なところ、撮影は苦手です(笑)」という櫻井さんですが、
「ナチュラルでいいですね!」とデザイナーさんから太鼓判。

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動きのあるカットは、仰け反ったり、前屈みにしたり、
いろんな要望が飛び交い、カメラマンさんもノリノリでした!

5番手は、鶴野輝一さん。

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「ストロボの光に慣れないんです」という鶴野さん。

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「仮面を被り、自分を捨てて臨みました(笑)」と、
周りを楽しくさせる笑顔を連発!

ラストは、伊藤今人さん。

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「肩が入っているのがカッコイイですね」というデザイナーさんに、
「また、そんな~」と謙遜気味の伊藤さん。

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笑顔のカットでは「カワイイ!」と指摘され、
「僕にもカワイイ一面があったんですね」と切り返してました(笑)。

和気あいあいと進んだ撮影は、順調に終了しました。
最後に、このミュージカルにかけるメッセージをお一人ずついただきました。

「マサラ・ミュージカルは大人数で華やかに賑やかに踊ります。僕らにはそんな振付と踊りが期待されていると思いますので、踊りのかっこよさというよりも、熱量と勢いでお客さんを圧倒したいと思います」(塩野拓矢)

「どの曲を僕らが振付するのかまだこれからですが、今は与えられているものをしっかりやっていきたいなと。本業はダンスパフォーマンスですけど、僕は俳優もやっていますので、役者として出演できるようにもがんばりたいと思います」(梅澤裕介)

「みんなが想像しているような振付ではなく、いい意味で期待を裏切るような驚きのあるものにしたいと思います。どの役でもしっかりとした存在感を示して、観る人に印象を残していければ!」(楢木和也)

「派手で明るいというインド映画やインド・ミュージカルのイメージに、僕ららしさが感じられる振付にできたらと思います。そして、個人的にも足跡を残せるように、貢献できたらと思います」(櫻井竜彦)

「僕はミュージカルに出演するのも、インドポップスを聴くのも今回が初めてです。普段は、ストーリーをJポップの曲でセリフなしで伝えているので、このミュージカルではいろんなシーンごとに、伝えていけたらなと思います」(鶴野輝一)

「お客さんもついつい体を動かしてしまうような、そして一緒に歌いたくなるような、そんな振付をしていきたいですね。僕らがもともとやってるヒップホップやジャズの動きも、インドのニュアンスをあわせた振付になっていけば、味わいが変わってくると思います。僕ららしさを失わずに、曲の魅力を引き出せるような振付にしたいなと思っています。また今回は、原田薫さんの振付で踊る曲もあると思います。ダンスで表現することにもなるので、なかなかやりがいのある、体力との勝負だなと思います(笑)」(伊藤今人)

そして、梅棒とともに振付を担当される原田薫さんにもお話を伺いました。

――振付はどのようなものを考えられていますか?

インド・ミュージカルは、みんなが一緒の動きで踊るユニゾンが一番の特徴ですが、私は個人個人がばらばらな動きをして、それを組み合わせるのが得意ですので、そういうシーンもどこかに組み込んでいこうと思います。それから、かっこいいんだけれども、キャッチーで、そしてどこかユーモラスな振付も忘れずに入れようと思います。

――梅棒さんのステージにはどんな印象を持たれていますか?

梅棒さんの舞台を初めて観たのはストリートダンスのイベント。日本語の曲を1曲使い、その中で巧みにストーリーを展開するというもので、すっかりやられました(笑)。最近では、「男なら、やってやれ!!」という舞台を観させていただきまして、みなさんとにかくエネルギッシュですし、パワーがあって。いい意味で、すごくバカみたいに熱く踊って(笑)。しかもセリフもなく展開していくっていうのは、観ていてすごく気持ちいいし、痛快でした。

――今回は梅棒さんと一緒に振付されるわけですが?

梅棒さんがこれまでやられていた振付と種類が違うと思います。それが融合したときに、とても新しいものになるのではないかと、私自身もすごく楽しみにしています。先日制作発表でちょっとだけご一緒させていただいたんですが、そのときからとてもやりやすくて。おもしろいものが生まれるんじゃないかと期待しています。

――ありがとうございました。


昨年12月に行われた記者会見はこちら
『ボンベイドリームス』キャストが楽しさをPR!

『ボンベイドリームス』は、1月31日(土)~2月8日(日)に東京国際フォーラム ホールC、2月14日(土)・15日(日)に梅田芸術劇場メインホールで上演です!

(取材・文・撮影:門宏)

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