いよいよ10月24日(金)〜26日(日)に公演を迎える「DEDICATED 2014 OTHERS」。「DEDICATED」は、
「ダンスを通して自分の思いを捧げること」をテーマに、2011年にダンサーの首藤康之がスタートさせたダンスシリーズです。
3回目を迎える今回は、"OTHERS"(他者)と題し、首藤康之ソロ作品「ジキル&ハイド」(構成・演出:小野寺修二)と、
首藤康之・中村恩恵の2人のダンサーに女優のりょうを迎えた「出口なし」(構成・演出:白井晃)の豪華な2本立てでの上演。
他者を通して見えてくるものとは...?自己の中に潜む他者とは...?2
作品の連続上演を通し、人間存在について深く考えさせられるような公演になりそうです!
開幕直前の緊張感溢れる稽古場からのレポートをお届けします
「ジキル&ハイド」は、2011年「DEDICATED」立ち上げの公演で、首藤が最も信頼する演出家の一人である小野寺修二とタッグを組み上演、好評を博した作品。
初演時の会場であるKAAT大スタジオから今回はホールに会場を移し、さらにダイナミックかつ緊密な世界を展開します。
リハーサルでは、実際の舞台装置になる鏡や小道具を使い、作品の流れの中で動きの動機を探る細かい作業を積み上げ、本番さながらの通し稽古も行われていました。
さまざまなイメージを喚起する舞台美術と構成、それらとせめぎ合う首藤康之のダンス、見逃せません!
今年からKAATのアーティスティック・スーパーバイザーに就任した白井晃が構成・演出を務める「出口なし」のモチーフは、サルトルの同名戯曲。
これまでさまざまな映画や舞台作品として上演されてきた「出口なし」ですが、首藤康之、中村恩恵の両ダンサー、女優のりょうという出演者に白井晃の演出を得て、新たな生命を得ようとしています。
稽古場の空気は出演者、スタッフ全員が集中した、密度の高いもの。
ダンス作品演出に初めて挑む白井晃、ダンサーの首藤康之と中村恩恵、女優のりょうの4名いずれもが「新しい経験」と話すクリエーションは、言葉とダンス、声と身体が交錯させながら、新たなイメージを立ち上げていきます。
それぞれがこれまでにない挑戦をしながらも、最終的には同じ方向を見ているような、そんな不思議な創作のプロセスは、ユニークかつ豪華なこの顔合わせならでは。
Photo_Tadashi Okochi
この日のリハーサルでは、ラストシーンのちょっとした動作やタイミング、それにより見えてくる出演者3人の関係を、数時間かけ緻密に創り上げていました。そういった細かな積み重ねから立ち上がる世界の強度をぜひ劇場でご体験ください!
<公演情報>
開演時間:2014年10月24日(金)19:30
10月25日(土)15:00
10月26日(日)15:00
会 場:神奈川芸術劇場 ホール
入場料 :S席7,500円 A席6,000円
※以下のチケットはチケットかながわ(電話・窓口)のみの取扱い。(前売り・枚数限定)
U24チケット 3,750円(24歳以下対象/要身分証明書)
高校生以下割引 1,000円(高校生以下対象/要学生書)
シルバー割引 7,000円(65歳以上/要身分証明書)