9月22日は初めての通し稽古が行われました。
ちりばめられたパズルのピースを森山さん、太田さん、吹越さんと個性もバックグラウンドも、そしてそれぞれの魅力も異なる三人が確実に、1つずつ枠にはめ込んでいくと思いきや!?
身体による表現、心を揺さぶる力強いセリフと、まるで観る人を映画のワンシーンに引き込むように、映像・照明・音響の効果がふんだんに織り交ぜられています。
カナダはケベックで起きた、ある事件をきっかけに繋がっていく三人。
一言では説明がしきれないので単語を羅列します。どの様な作品になるのか想像してみてください。
「女優、同性愛者、犯罪学者、ベルリンの壁、ケベック・シティの城壁、隠された暴力、立ち塞がる書棚、過去と地下鉄、現実は骨、テーブル、椅子、鏡、セックス、ドラッグ、モントリオール!映画のように嘘は美しいか」
およそ90分の上演時間があっと言う間に過ぎてしまう、一時も目を離すことが出来ない、
程よい緊張感を持ちながらも楽しく観られる、ポップでスタイリッシュでアートな要素がバランスよく調合された作品です。
上演中はコマーシャルも休憩も有りませんので、お手洗いを済ませてから席にお座りください(笑)
稽古はパリ公演に向けて、いよいよ終盤に差し掛かろうとしております!
(写真は「演出家」として吹越さんの表情を垣間見ることが出来る一枚です)
次回のレポートはパリ直前を予定!
それでは皆様、アビアントー
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■「ポリグラフ―嘘発見器―」
構想・脚本:マリー・ブラッサール/ロベール・ルパージュ
翻訳:松岡和子 演出:吹越満
出演:森山開次、太田緑ロランス、吹越満
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東京芸術劇場 シアターイーストにて
10月19日(日)~ 11月2日(日)まで