宝塚歌劇OGが女性だけの『CHICAGO』に挑む!

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'96年にブロードウェイでリバイバル版が初演され、17年以上のロングランを記録。上演回数も7000回を超える大ヒットミュージカル『CHICAGO』が、宝塚歌劇100周年記念公演として上演される。キャストには歴代のトップスターが名を連ね、世界初、女性キャストだけの『CHICAGO』が実現。その中で、ロキシー・ハートを演じる貴城けい、ヴェルマ・ケリーを演じる水 夏希に、公演にかける想いを聞いた。
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「女優として、この作品に出演させていただけるのはすごく幸せなことで、キャスト全員が宝塚歌劇のOGというのもとても楽しみです。時代や組が違って、共演したことがなくても、宝塚歌劇で過ごした時間というのは特別で、何か共通する空気があるんですよ。そういう意味では、自由に思い切り演じられるんじゃないかなと思います」と、貴城。水もその言葉にうなずきながら「2作品、OG公演に出演させていただいて、役者同士はもちろん、お客様と私たちの間にも独特の空気があることを改めて感じました。あ・うんの呼吸みたいなものが、劇場のあちらこちらに流れていて、すごく安心感があるんですよね。"こんなやり方をしたらどうだろう?"と気を遣わなくても、安心してぶつかっていけるので、卒業生ならではの一体感で創っていきたいですね」と語る。

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貴城が演じるのは、愛人を殺害して投獄されるロキシー。悪徳弁護士ビリーの力で"シカゴで最もキュートな殺人犯"として注目を集める。その役どころに対して貴城は「ロキシーはあざとさの中に、可愛さが共存していると思います。今までこんなキュートでしたたかな役は演じたことがないので、楽しみ半分、怖さ半分ですね。これを乗り越えたら女優としても舞台人としてもステップアップできると思うので、上を目指して頑張りたいです」と意気込む。水が演じるヴェルマは、ナイトクラブの元ディーヴァで、ロキシーより先に投獄され、マスコミの注目を集めている女性。「ヴェルマは強くて妖艶なイメージ。それでいて、人間らしい可愛らしさや弱さも出したいと思っています。この作品はセットも衣装もシンプルで、余計なものが削ぎ落とされた状態なんですよね。その中で、自分の個性を活かしながら演じることを求められるんです。体当たりでぶつかって、新しい自分に出会いたいと思います」と水。卒業後もさらなる輝きを見せる宝塚歌劇OGたちの、新たな挑戦に注目したい。

取材・文:黒石悦子

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