2年ぶりのKERAの新作に三宅弘城が出演

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 劇作家、演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が主宰する劇団、ナイロン100°Cが2年振りに新作「ナイロン100°C 42nd SESSION 社長吸血記」を上演する。ナイロン100°Cの旗揚げからの中心メンバーで、映画やドラマでも活躍する三宅弘城に、意気込みを聞いた。

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タイトルから、ヴァンパイアが出てくるハチャメチャなホラー作品を想像してしまう。
「それが違うんです。台本がまだ出来ていないんですけど(笑)、僕が聞いたところ、森繁久彌さんが主演された東宝映画の社長シリーズの喜劇と、デヴィッド・リンチ監督のちょっと気持ち悪い、不気味な世界を合わせた舞台になるようです。しかも作品に社長は一切登場しません(笑)」。

さらに、社員同士が浮気したり、蒸発したりという、少しマニアックでニヤニヤしてしまうコメディになるらしい。
「何か大きい事件が起こるわけではない。KERAさんはそういうテイストが好きですよね。自分が面白いと思うものを描きたいと思っているから。でも、KERAさんがマニアックと捉えても、僕たちが演じるとまた変わる。ナイロン100°Cのコアなファンも、初めて見る人も両方楽しめると思います」

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 期待できるのは、今回参加する鈴木杏、山内圭哉、「かもめんたる」の岩崎う大と、槙尾ユウスケという多彩な客演陣。
「杏ちゃんは17歳のころから知っていますが、演技派で魅力的。共演できるのは本当に嬉しいですね。また、シリアスな役も、面白い役もこなせる山内さんは、見ていて安心できる役者で存在感がある。そして、『かもめんたる』のお二人は、ネタをしているときのはじけかたと普段とのギャップがすごい。みなさんが今作でどう変わるか僕も楽しみですね」

昨年結成20周年を迎えたナイロン100°C。その前身である劇団健康から参加し、KERAをはじめ、主要メンバーの大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコらと一緒に道を歩んできた。「ほかの劇団の舞台や、僕が出ていないナイロンの作品を見ても、やっぱりナイロンは面白いし、役者が魅力的だと思う。だからやめないで続けてこられた。それに、KERAさんは常に新しいことをする人で、同じ場所にはいない。存在? 会社の社長や上司とは違うなぁ。ゼロから育てて頂いたので、言ってみれば親ですかね。ほかの役者たちは親族。なので、久々に会うと、照れてお互いあまりしゃべらないんです(笑)」

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「今までにはない舞台になる」という新作で、三宅がどんな味のある演技を見せてくれるかにも注目だ。


取材・文 米満ゆうこ


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