新国立劇場バレエ『ファスター/カルミナ・ブラーナ』 デヴィット・ビントレーよりコメント到着!!

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いよいよ419日(土)から開幕する、新国立劇場バレエ『ファスター/カルミナブラーナ』

今回公演の注目は、なんといってもビントレー振付最新作『ファスター』の日本初演

劇場の舞踊芸術監督でもあり、今回の2作品とも振付けたデヴィット・ビントレーに、

『ファスター』についてコメントをいただきました!!

ビントレー写真編集済縮小.JPG

 

 

「げきぴあ」をご覧の皆さん、こんにちは!

 

私の最新作 『ファスター』は、2012 年にロンドンオリンピックを祝して振り付けた作品です。この作品はオリンピックのモットー、「より早く、より高く、より強く」に触発され、オリンピック選手の苦悩や喜びの探究を作品にしています。

 

どの作品を創作する時でも、私は何か新鮮でユニークであるように心がけています。『ファスター』は、スポーツの持つ動きとダンスにおける動きが重なり合うようにしようと試みた作品です。スポーツの世界において動きとは、ゴールを入れ得点を獲得する、1着でゴールのテープを切ることや自身の身体をライバルより遠く、高く投げ込むという目的に付随する二次的な役割となりますが、そのスポーツマンの動きは、とても優雅で美しいものです。その一方でダンスは、いとも簡単に優雅さや美しさを実現してみせることが第一の目的となっています。

 

『ファスター』は、3つのセクションで構成され、最初のセクションでは 「投げる」「跳ぶ」「チーム」「泳ぐ」など、現代のオリンピックの様々なスポーツが登場します。「跳ぶ」の場面では、跳躍選手や体操選手が空中で繰り広げる美しさやバランスを表現し、「チーム」の場面では、団体競技に欠かせないチームワークをユーモアを交えて描き出します。

                                      

第2のセクション「闘う」では、実際に相手と闘うだけでなく、「怪我と闘う」、そして本来の健康な姿を取り戻していくといった二重の意味で問いかける場面となります。

 

第3の部分「マラソン」では、全ての振りが純粋に「走る」動きで構成され、大きなダンスのセクションとなります。私にとって最大のチャレンジとなりました。ダンサーというのは、スニーカーよりもトゥシューズで踊ることに慣れているのだと実感しました!

 

2012年のロンドンオリンピックから、2016年にブラジルを経て、この友好的なスポーツの祭典は、2020年に東京へとバトンタッチされます。東京オリンピックへ向けてのお祝いのメッセージとして、皆様にこの『ファスター』をお届けいたします。

 

バレエとスポーツには言葉の壁がありませんので、『ファスター』が、バレエファンの皆様だけでなく、スポーツファンの方々にも楽しんでいただける作品となることを願っています! 皆様に劇場でお会いすることを楽しみにしています!

 

これは、見逃せない作品になりそう!

是非、劇場で「ビントレーの東京オリンピックに向けてのメッセージ」を体感してください!

 

【公演情報】

新国立劇場バレエ「ファスター/カルミナ・ブラーナ」

2014419日(土)18:00

2014420日(日)14:00

2014425日(金)19:00

2014426日(土)14:00

2014427日(日)14:00

※キャストは日によって異なりますので、チケット購入の際にはご注意ください。

会場:新国立劇場 オペラパレス

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