2014年3月24日アーカイブ

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舞台「ハルナガニ」の脚本家 木皿泉さんよりコメントを頂きました。
こちらを読んで舞台を観劇していただくと、より楽しめるポイントも伺っております。


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脚本を書き上げた今の感想は?

木皿泉(以下、木皿):書いちゃうと、自分たち夫婦のことを書いているような感じがしましたね。
夫婦の話なので、一番良く知ってる夫婦となると、やっぱり自分たちになるんです。だから自分たちの話だなって。あと言い換えると,存在とはなにか、ってことの話かな。


書いているときにおもっていたのも、自分たちのことも考えながら?

木皿:色々考えて試行錯誤したけれど原作があるので、最初は自分たち自身とはかけ離れた話として書き方で始めたと思います。だから密接な気はしなかったんですけど、書いてくうちにだんだんと近づいてきた。自分たちのことだなあ、みたいな。最後はそういう風に落ち着いちゃった感じでしたね。


原作を読むとどんな舞台になるか、まったく想像つかないと思うのですが、どんな構成にしているか 少しだけ教えて下さい。

木皿:前半はお客さんは知っているけれど、舞台の登場人物たちは気づいていない取り違えのギャクとかが色々あって、結構笑って頂けるのではないかと。
本当にパラレルワールドなんですよ。
長い人生の中で、はっと思いだす風景とか、本当に私たちがいるかどうかって、今の時代ね、よくわからないところあるじゃないですか。人に言われて、人が思うように望むままに、生きたりしているので。自分の意見とか出しにくい世の中だし。そんな中で、生きている実感みたいなものとは何だろうなと考えたら、意外とちょっとした事だったりするんです。なんか見た風景だったり、あの時見た、目の端に見えたもの、または本当に鳥が飛んでいく風景だとか。たぶんそういうことなのかなと思ったりするんですね。実は、そういうことを支えに私たちは生きているんじゃないか、というようなことを後半は書きたかった。
抽象的かなあ。あんまり言っちゃうと楽しくないと思うので、あとはお楽しみに。


原作を、選ばれた時点と、書き終えた今の印象の違いは?

木皿:原作を読んだ時に、あー、この夫婦ってお互い配偶者死んでて会えないんだけど、ほんとに一緒にいた時期があったんだなあ。それはとっても幸せな生活だったんだなあって。それがばーっと浮かび上がってくる感じがあったので、それを何とか芝居ふうできないかと思っていた。原作はちゃんとエッチングとか、ちゃんと鉛筆で書いたような緻密な感じがするんですけど、私たちのはクレヨンとか墨でがーっと一筆でやりましたというような感じなので全然違う。素材は同じだけれど、全然違う感じなんです。
でも、おこがましいですが、小説の心はたぶん外してないと思うので、
まだ藤野さんには聞いてませんが、怒られなかったらいいなと。


木皿泉さんより内藤さんへのメッセージ
ご結婚おめでとうございます。
ご結婚されないんだと長い間思っていたので、色んな人が皆ショックを受けてて(笑)
そんな中で今回夫婦の話を演出するのはすごいめぐり合わせというか、どんなふうにやるのかなって。今すごく幸せな段階の人だから 結婚に対して何も絶望的でシビアな意見とか持ってないと思うんだけど、そんな人がこの舞台作るんだって思ったら、どうなるのかすごく興味深いです。どんなふうに反映するのかなあって。
だからね、ニヤニヤしながら皆でみましょう!新婚さんはこんなふうに解釈してるんだ、こんなふうに考えてるんだって。皆さん観て下さい、今明かされる、内藤さんの新婚家庭!


木皿泉さんよりお客様へのメッセージ
今時、決まった時間に、その場所に行くってことがどれだけエネルギーがいるか、色々調整があったり、大変なことじゃないですか。それをわざわざ観に来て頂けるっていうのは本当にありがたい。この脚本がどうなるか、私たち自身も全然わかってないので、「金返せっ」言われたら困るんですけど、もう逃げてます。皆さんから「面白かったわ」って言って頂ければ、また次も頑張ってできると思うので。それをいうとプロデューサーが喜ぶだけですけど。是非観て頂き、なんかくだらねえなあって、大いに笑って自分のこと言われてるかなって感じで、ぐっと来て頂いて、オレが、私が密かに思っていたことや、妬んでたこと、疎外感があったことなどが、いや、みんな思ってたことなんだなと。
帰ってまた明日も頑張って仕事や学校行こうって思ってもらえたら、これ以上嬉しいことはありません。これだけのことで私たちは、こんな苦しい仕事をしていると思います。そうなって頂けたら嬉しいです。



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舞台「ハルナガニ」 出演者の細田善彦さん、菊池亜希子さん、渡辺いっけいさんよりコメントが届きました。
さらに脚本の木皿泉さんより、出演者の方々へのコメントを寄せていただきました。


亜土夢役 細田善彦さんコメント
 以前、木皿泉さん脚本のドラマ『Q10』に出演させていただいたのですが、どの役にも「名台詞」と呼べるような台詞があり、素敵な贈り物をいただいたようでとても嬉しかったことを覚えています。
 今回は原作の小説がありますが、今日、稽古初日にいただいた冒頭のシーンだけでも、僕らには想像もつかないところから木皿さんは切り込んでくる。面白くて不思議で切なくて、まるで普通の読者のように先が気になって仕方がありません。
 舞台はいつも死ぬほど緊張しますが、今の自分にしかできないこと、その瞬間瞬間を自分なりに楽しんで創っていけたらと思っています。

☆木皿泉さんから細田さんへのメッセージ
細田さんは「Q10」を書いた時、すごく凝ったことを考えてくれて。自分が書いたものをどんどんどんどん膨らませてくれて、役の方が先行して、それについてあとから書くみたいなことになった役者さんで、それがすごく印象に残ってました。今回も細田さんの力をフルに発揮してくれたらいいなと思ってます。どんどん成長して、どんどん役を膨らませていってください!


三浦役 菊池亜希子さんコメント
 『やっぱり猫が好き』や『すいか』など、放映後に後追いで見たドラマに加え、私は木皿泉さんのエッセイが大好きなんです。恥ずかしながら私も少しエッセイを書くのですが、言いたいのに自分では上手く言葉にできなかった気持ちが、木皿さんのエッセイを読むと、シンプルな優しい言葉で書いてある。体温が近い方だと勝手に思い込んでいたので、今回カンパニーに呼んで頂けたのはとても嬉しいです。
 そのうえ大好きな木皿作品の中に存在し、木皿さんの言葉を自分が言えるなんて! 実際に演じるときどんな気持ちになるか想像もつきませんが、思い切って飛び込んでいきたいと思います。

☆木皿泉さんから菊池さんへのメッセージ
台詞沢山ですみません。どんどん増えてます。
本当は、三浦さんという役は普通の女性で、そそとした役なんですけど、いざ自分で書いてみると、すごく変な人になっちゃって、ほんと、すみません。なんかすごい長い台詞もあるし、初めてご一緒させていただくのに、ぽんと放り投げたような。相当な負担もあるかもしれませんが、本の至らないところは、菊池さんにかかってる(笑)ので、よろしくお願い致します!


春夫役 渡辺いっけいさんコメント
 まだ冒頭の10数ページを読んだだけですが、その中にも「ハッ」とさせられることがいくつもありました。劇中の春生と久里子さんに重ね、ついこのあいだ、カミさんと喧嘩したことを反省してしまったり(苦笑)。
 状況によってシニカルになりもすれば、ハートを熱くしたり、涙もろくなったりもする。人間は矛盾を抱えた生き物で、だからこそ愛おしいのだと、木皿泉さんの作品を見たり読んだりしているとつくづく思います。役者として、木皿作品の台詞を喋るのはかねてからの念願でした。それだけでも充分嬉しいのですから、あとは真摯に芝居づくりを楽しめたら良いですね。


☆木皿泉さんから渡辺さんへのメッセージ
舞台で拝見したこと無いのです。でも不思議ですね。テレビでしか拝見したことなくて、一度しか会ったこと無いのに、すごい信頼感があって、それで書いてる。いっけいさんがいるというだけで、無茶なことも平気でかけたりしてるので,作家として気持ち的に楽です。コメディリリーフも何でも出来ますもんね。でも、実際見たら全然違うんだろうなぁっていう感じがすごく楽しみです。


こちらを読んでるだけでも、出演者の方々の雰囲気の良さが伝わってきますよね。
4月7日(月)より開幕する東京公演のチケットは残りわずか! 
この機会をお見逃し無く!!



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3月26日(水)10:00より
宝塚歌劇100周年の特別企画として、
2014年に渋谷にて上演の、宝塚初演、日本初演となる星組公演 ミュージカル 『太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~』(定価:S席¥8800円)と、
歴代のトップスター達が懐かしの名作・名場面繰り広げる『セレブレーション100!宝塚』(定価:S席¥12000)の2作品のセット販売が決定!
特典として両公演のオリジナルポストカードが付いて¥20000とお得です♪
徒歩6分の距離にある二つの劇場で出会う新旧タカラヅカ。
100周年の節目に、宝塚歌劇の今と昔両方の魅力を、渋谷の街で丸一日たっぷりとご堪能下さい!

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星組公演 ミュージカル 『太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~』(定価:S席¥8,800)&
『セレブレーション100!宝塚』(定価:S席¥12,000)
セット券

【料金】S席セット券-¥20,000

【特典】 両公演のオリジナルポストカード

【販売期間】2014年3月26日(水)10:00~4月6日(日)23:59
 ※枚数限定にて販売。予定枚数が完売次第、受付は終了致します!

【対象公演日】
 ● 5月21日(水)14:00 星組太陽王+18:30 セレブレーション100!
 ● 5月21日(水)13:30 セレブレーション100!+18:30 星組太陽王
 ● 5月22日(木)14:00 星組太陽王+18:30 セレブレーション100!
 ● 5月22日(木)13:30 セレブレーション100!+18:30 星組太陽王
 ● 5月28日(水)14:00 星組太陽王+18:30 セレブレーション100!
 ● 5月28日(水)13:30 セレブレーション100!+18:30 星組太陽王
 ● 5月29日(木)14:00 星組太陽王+18:30 セレブレーション100!
 ● 5月29日(木)13:30 セレブレーション100!+18:30 星組太陽王

【引換方法】
  ご購入後引換券を発券頂き、昼公演会場にて両公演チケットと特典をお引換下さい。

【演目】宝塚歌劇星組公演 ミュージカル 『太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~』
【会場】東急シアターオーブ 

【演目】『セレブレーション100!宝塚」』~この愛よ永遠に~
【会場】青山劇場


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