■新演出!『レ・ミゼラブル』2013■
4月のプレビュー公演から始まり、5~7月の東京・帝国劇場公演、8月の博多公演、9月の大阪公演、10月の名古屋公演と旅を続けていた2013年"新演出版"『レ・ミゼラブル』が、ホームグラウンドである帝国劇場に戻ってきました!
11月4日、東京凱旋公演が開幕。
初日のこの日は開演前に劇場ロビーにて、出演者である吉原光夫、笹本玲奈、里アンナ、田村良太、若井久美子、駒田一、森公美子、上原理生、加藤清史郎らによる「凱旋公演オープニングイベント」が開催されました。
初日のお客さま以外にも、公式HPで募集された抽選に当選した30名のお客さまも見つめるこのイベント。
ロビー、こんな感じでお客さまが詰め掛けておりました。
1階だけでなく、2階にも!
そこから見えるんかいな、という場所にも!
司会進行は任せて安心のテナルディエ夫妻、駒田一さん&森公美子さん。
「どうもありがとうございます!本日『レ・ミゼラブル』凱旋公演の初日を迎えました!」と森さん。
駒田さんも「帰ってまいりました!」とご挨拶。
ちなみにこのイベント参加メンバーは初日キャストではなく、11月5日(本日ですね)に初日を迎えるメンバー。
初日キャストは公演準備中です。
さて、駒田さんと森さんから「ひと言ずつ言葉を頂戴したいと思うのですが。といっても、意気込みとか言われてもだいたい同じような言葉になってしまうので。今までやってきた思い出とか、エピソードとか、なんか面白いこと、みなさん腕がありますからね、必ずひと笑いをとってくれると思うので!頼みますよ」と、若干ハードルを上げられつつ、皆さんのひと言ご挨拶。
まずは、駒田さんより「本当にこのメンバーを仕切ってくれた要でございます。バルジャン役、吉原光夫!」というフリから、ジャン・バルジャン役の吉原光夫さん。
「長い公演でしたがやっと凱旋で戻ってきました。本当に身の引き締まる思いですし、感慨深いです。一回一回大事に演じていきたいと思います」とご挨拶。
続けて駒田さん、「続きましてこの人も、ガっと(皆を)引張っていただきました、ジャベール役、吉原光夫!」
...吉原さん、バルジャンとジャベールの2役を演じていますからね(笑)。
続けてのご指名でした。
こちらはガブローシュ役の加藤清史郎君。
「地方公演、とっても楽しかったです。印象に残ったのは8月の夏休みの間、1ヵ月いた博多座で、とってもおいしいものをたくさん食べました! 帝劇も頑張ります、よろしくお願いします」。
アンジョルラス役の上原理生さんは
「初めて行った博多座、ごはんがとってもおいしかったです。凱旋公演頑張ります!」。
低めの声で喋る上原さん、駒田さんに「理生ー、テンション上げていこうかー!」と言われてしまっていましたが(笑)。
マリウス役の田村良太さんは「地方のどの劇場でも緊張してしまいましたが、凱旋でも緊張すると思いますが、頑張ります!」と意気込み。
エポニーヌ役の笹本玲奈さんは「私は名古屋の公演の休演日に犬山温泉にひとりでいきました。おススメです、ぜひどうぞ」という地方公演エピソードを。
コゼット役の若井久美子さんは「色々な地方で、色々なステージに立たせていただいたんですが、客席もステージも毎回雰囲気がまったく違う。すごく新鮮な気持ちで舞台に立たせていただきました。凱旋公演も頑張ります」とご挨拶。
ファンテーヌ役の里アンナさんは「地方それぞれでおいしいものを食べれたことと、皆さんと一緒にごはんを食べれたことが一番思い出になりました。凱旋公演も頑張ります」と話していました。
駒田さんと森さんは、地方ごとにお客さまのノリが違う、という話をしていて、
「博多のお客さま、何人かカーテンコールで「バンザーイ、バンザーイ」って言ってましたね!」(駒田)
「意味わからないですよね(笑)。カーテンコールでご挨拶してたら「バンザーイ!」って」(森)
というようなエピソードを披露。
その他の皆さんも、
「私が教えています大学の教え子がふたり、このカンパニーにいまして、教え子たちと一緒に舞台にのれて本当に幸せな日々でした」という高野二郎さん(ちなみにそのふたりとは、昆夏美さんと般若愛実さんだそうです)、
「4月の初日ではバリケードがお尻に刺さって流血したので、今回の初日はそんなことのないように気をつけようと思います」という仰天エピソードを披露した原慎一郎さん、
「大阪公演の最後の日が台風で、持っていた(東京へ帰る)切符の新幹線が絶対遅れると思ってねぎ焼きを食べていたら乗り遅れてしまいました。その次の電車で、遅れたメンバーでずっと連結部に座って思い出話をしていた」と話した石田佳名子さん、
「名古屋の早替えが奈落で、(階段の昇り下りで)体重が5キロ減りました。ただ、(公演中の)2週間で5キロ減ったので、2週間の休みの間に5キロ増やしてきました!」という藤田光之さん、
そして「4月の帝劇公演から7ヵ月が経つんですが、僕はグランテールという役で日々ガブローシュを肩車しているわけですが、まあ7ヵ月で(ガブローシュたちが)成長したこと! ガブローシュたちは毎日「重くてごめんなさい」と言うんですが、お父さんはいっぱい成長していただければと思います。あと1ヵ月楽しみにしています」と微笑ましい話を披露してくれた丹宗立峰さん等、
ピックアップになってしまいましたが、皆さんそれぞれに素敵なエピソードを話してくれました。
ちなみにこちらが丹宗さんとガブローシュ・加藤君。
そんなトークの後、「今日は凱旋公演スペシャルレミゼソングをお送りします」という森さんの言葉から、この日限定のナンバー披露が行われました。
披露されたのは、「Red and Black」~「民衆の歌」と、1幕ラストの「ワン・デイ・モア」。
なのですが、アンサンブル・キャストを中心に、本番とは違うパートをキャストが歌っていきます!
まさにこのイベントだけのスペシャルな歌声が響きました。
『レ・ミゼラブル』、アンサンブルの皆さんのソロもたっぷりありますが、改めて「この人はこういう歌声なのね」と思う楽曲披露でした。
こちら ↓ はマリウス&コゼット&エポニーヌのパートを歌った皆さん。
イベントの様子は公式HPに動画で上がっています。
こちらもぜひチェックしてみてください。
半年の間公演を重ねてきた2013年版『レ・ミゼラブル』、これが見納めです。
公演は11月27日(水)まで帝国劇場にて。チケットは現在発売中。ただしすでに予定枚数を終了している公演回もありますのでご注意ください。