■ミュージカル『二都物語』 華麗なるその世界 vol.12■
現在、帝国劇場にて上演中のミュージカル『二都物語』。
高さのある迫力のパネルが回転して場面がかわったり、二階建ての大きなセットがカートンの事務所になったりドファルジュの酒場になったり、と気になるセットもたくさん登場します。
そんな舞台の裏側を覗ける
<バックステージツアー>が7月31日に開催されました。
<バックステージツアー>が7月31日に開催されました。
ナビゲーターはこちら。
ドファルジュ役・橋本さとしさん!
当日観劇されたお客さまの中から抽選で選ばれた10名の方が参加したこのイベント、
関西出身らしいトーク&サービス精神旺盛な橋本さんの解説で大盛り上がりとなりました。
まず最初に、舞台の上からオーケストラピットを覗きます。
結構、深いです。
「落ちたら僕ら、人生終わっちゃう」と橋本さん。
危ないですよね。
危ないことに加え、オーケストラの楽器は非常に高価なものが多いので、そういう意味でもヒヤヒヤらしく、
「僕、以前『ニューヨークに行きたい!』という作品で枕投げのシーンがあったんですが、枕をふっとばしただけで、ものすごく怒られて...」なんてエピソードも。
舞台袖には様々な小道具が置かれています。
「パンはどこのシーンで出てくるか、わかりますか?最初に僕が樽を持ってくるシーンで、民衆のひとりが持ってるんです」と橋本さん。
ダーニーとルーシーの赤ちゃんも!
赤ちゃんを抱える橋本さん、「本当に僕、似合わないんですよねえ...。『レ・ミゼラブル』でも、リトル・コゼットとのシーン、どうも人攫いに見えるって言われていました...」。
中にはこんなものも。
刃の部分が半分になっているナイフ。
これはとある方(舞台を観た方はわかりますねー)が刺されるシーンで使ってるそうです。
刺さって、半分は身体の中に入っているから短い、っていうことですね。細かいっ!
こちらは侯爵が座っている椅子に初めて座り、ご満悦な橋本さんです。
自ら「(椅子に似合わず)貧乏臭いでしょ!」と言ってしまった橋本さんに、お客さんも大笑い!
井上カートン登場シーンで使われる小道具も。
カートンがストライバーに見つからないよう、本の中に酒を隠してるんですねー。
間近でみるとこうなっています。
これはテルソン銀行の看板!
この距離で見られることは、まずないです~!
なかなかオシャレなデザインです。
こちらは最後、カートンが登っていくアレです。
「あれは8メートルくらいあって...」と橋本さんが説明してくれるも、実際は4メートルほどらしく。
「もうめちゃくちゃ高くあがっていくイメージがあって。僕の感覚では8メートルでした!ああいうシーン僕も1回でいいからやりたい!芳雄は最高にああいうシーンが似合いますよねー」と話す橋本さんでした。
そして、舞台の真ん中にどーんとある、二階建てのセットに実際にお客さまが上がります!
さらに、上に登ったまま、盆(回り舞台)を回しちゃいます!
「いい夢見れそうでしょ!」と橋本さん。
これは貴重な体験です。
ほかにも市民たちが使う銃の説明や、
橋本さん曰く「隠れたアイドル・ルイちゃんとマリーちゃん」の顔(2幕冒頭で登場します)を実際お客さまが触ってみたり(ちなみにとても軽い!!)
舞台袖にある<早替えルーム>に入ってみたり。
客席からは決して見ることのできない、あちらこちらに橋本さんが案内してくれました。
お客さまも「へぇ~」「わぁー!」と感心の声やら感動の声やらをあげて、楽しんでいらっしゃるようでした。
とっても親切な橋本さんは「この機会に質問あれば。なんでもいいですよ!舞台のことじゃなくても」と、どんどんお客さまとトーク。
予定時間を大幅に上回った充実のイベントとなりました。
最後には「せっかくだから写真撮影しましょう!」という橋本さんの提案で、橋本さんを囲んで参加の皆さんではいチーズ!
『二都物語』バックステージツアーに参加できるチャンスはあと1回あります!
●8月7日(水)13時開演の部 終演後
該当回の公演をご観劇の方のうち、当日劇場で参加応募をされた方の中から抽選で当選した10名様が参加できますよ!
『二都物語』は8月26日(月)まで。
チケットは発売中です。