2013年トニー賞ノミネート作品 ブロードウェイミュージカル「PIPPIN」(ピピン)

2013年のトニー賞発表が6/10(月)AM9:00から行われる。【現地時間6/9(日)20:00~】
今年はどの作品が賞を獲るのか注目している方も多いはず。

ミュージカル部門では、シンディ・ローパーの楽曲で、05年の同名映画を舞台化した『キンキーブーツ』が最多の13部門、そして昨年のローレンス・オリヴィエ賞で史上最多の7冠を達成した『マチルダ』が12部門で候補にあがった。

その中でも、今年の開幕作品の中で最も優れているという評価を得て、大ヒットしているのが最優秀リバイバル・ミュージカル作品賞を含む10部門にノミネートされているミュージカル「PIPPIN」


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現在ブロードウェーのミュージック・ボックス劇場で上演中だが、連日完売で、チケットボックスには早朝からキャンセル待ちの長蛇の列ができているとのこと。
すでにドラマ・デスク賞、ドラマ・リーグ賞、アウター・クリティックス・サークル賞にて最優秀リバイバル・ミュージカル作品賞を受賞している作品なので、その注目度は高くて当然だ。

ロジャー・O・ハーソン(脚本)とスティーヴン・シュワルツ(作詞作曲)の長年に渡り愛されている本作は、演出にダイアン・パウラス、振付にチェット・ウォーカー(ボブ・フォッシーのダンス・スタイル)、サーカス創作にモントリオールのサーカス劇団「Les 7 doigts de la main」(または7Finger)のジプシー・スナイダーによってブロードウェーに全く新しい形で復活した。

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最優秀演出賞を獲得するのではないかと言われているダイアン・パウラスは来日中のミュージカル「HAIR」のリバイバル版を手がけ、トニー賞を獲得している演出家。その手腕は確かなものといえる。
(ちなみに、HAIR日本公演は明日6/9(日)に千秋楽を迎える。彼女の演出作品を生で見れる機会をお見逃しなく。)


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ストーリーは、王位継承者ピピンが怪しげなパフォーマンス集団にそそのかされ、「Corner of the Sky(天の一角)」を探しに、死を恐れない冒険へと出かけるというもの。
「Corner of the Sky」、「Magic To Do」など多くのブロードウェーのスタンダード曲、サーカスのアクロバティックな動き、サーカスのきらびやかでユニークな舞台・衣装がそれを盛り上げる。

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この話題作を早く日本で見たいものだ。その日が待ちきれない!



『PIPPN』2013年トニー賞ノミネート一覧
 ※ミュージカル部門/括弧( )内はノミネート対象者

□最優秀リバイバル・ミュージカル作品賞(バリー&フラン・ワイズラー、ハワード&ジャネット・ケーガン、リサ・マトリン、キョードー東京、他)
□最優秀演出賞(ダイアン・パウラス)
□最優秀振付賞(チェット・ウォーカー)
□最優秀主演女優賞(パティーナ・ミラー)
□最優秀助演男優賞(テレンス・マン)
□最優秀助演女優賞(アンドレア・マーティン)
□最優秀舞台美術賞(スコット・パスク)
□最優秀衣装デザイン賞(ドミニク・ルミュー)
□最優秀照明デザイン賞(ケネス・ポズナー)
□最優秀音響デザイン賞(ジョナサン・ディーンズ&ガース・ヘルム)

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