■劇団四季『リトルマーメイド』が出来るまで vol.4■
劇団四季の待望の新作ミュージカル『リトルマーメイド』、稽古場レポートの第3弾です。
今回は、冒頭のシーンの稽古の模様をお届けします。
人魚たちがたくさん登場する、海の中のシーン。
こちらの稽古場は、主に振付のジョン・マッキネス氏が担当しています。
稽古場の雰囲気はこんなかんじ。
人魚たちの「尾ビレ」が印象的です。
このヒレ、身長くらいあるそうですよ。
歩幅はほとんどとれないので(2本の脚が、くっついてるようなもんです...)、これで演技するの、大変そう...。
マッキネスさん曰く、「ここは人魚のバレエ。布をきれいに見せてね。布が空気をキャッチするような感じで」。
皆さん、素敵に踊ってますー。
でも、「もう一度!」と言われて、最初のポジションに戻る時には脚をそろえてピョンピョン跳んで移動する人あり、小股で大変そうに移動する人あり。
やっぱり苦労されている模様。
オン・ステージになると美しくなるのは、本番スイッチがあるのでしょうか。
そしてマッキネスさんが「ひっくり返らないでね!」と言ったそばから、転ぶ人も!
その途端「リトルマーメイドの世界へようこそ!(笑)」とマッキネスさん。
どこの国でも同じ苦労を重ねているようです(笑)
なお、俳優の皆さんが使っているのは、練習用のヒレだそうです。
本番ではどうなるのかも、楽しみ。
こちらは男性の人魚=マーマン役の方々。
同じヒレをつけていても、ヒレの勢いなどが力強く、そんな違いも面白い。
稽古場にあるパペットや小道具を見るのも楽しい!
出来上がったものからどんどん稽古場に入れて、実際に使っているそうです。
稽古場には加藤敬二さんの姿も。
こちらはアリエル役候補の、谷原志音さんです。海中の生物たちもたくさんいます。
それぞれが面白い動きをしています。
ワクワクします!
魚の動きひとつとっても、細かく丁寧に指導をしていくマッキネスさん。
この日はとてもいい天気で、銀色の魚が動くと、稽古場の窓から差し込む日差しに反射してキラキラと光ってとてもキレイでした。
ステージでは、照明の効果でどんな輝きになるのでしょうか。
■公演情報■
東京・大井町 積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]にて
4月7日(日)開幕!
第1期公演(4月7日(日)~8月31日(土))分のチケットは発売中。
第2期公演(9月1日(日)~12月29日(日))分の販売も決定!こちらは3月20日(水・祝)に一般発売を開始です。