続いての出演者紹介は、DCPOP劇団員の大原研二。ひとまずインタビューからどうぞ。
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『完全版・人間失格』出演者紹介その8：大原研二(DULL-COLORED POP)
質問1．私の「人間失格エピソード」を教えて下さい。
人からハードな相談を受けることが多いんですけど、それに爆笑してしまうということがあって。自分にとってファンタジーに聞こえちゃうんですよね。
例えば兄貴が変態すぎてそれで男性恐怖症になって彼氏ができないだとか、付き合いだした女がヤクザの女で今軟禁されているだとか、普通なら笑えない話なのに爆笑しちゃうところとか人間失格かしらとか思っちゃいますね。
質問2．人間失格かるた。出された文字を頭文字に、カルタの文句を一つ、アドリブで作って下さい。
[い]「いつもごろごろ家で寝てる」
[く]「苦しいときは全力で逃げる」
[ね]「寝るのが一番好き」
質問3．原作で葉蔵たちがやっている、「アントニムごっこ」。相手の出した言葉の対義語を考える遊びです。お題を出すので、それぞれの対義語をお願いします。
Q.[役者]のアントは？
A.空気。字のごとく役になるものであるとすれば、何かになるものであって、空気のような存在を意識させないものには役者はなれないしならないから。
Q.[道楽]のアントは？
A.堕落。道楽は道を楽しんでいる。何かしらあって他の道も楽しめる。享楽とは違う。堕落は何も成していない。楽しみすらも得られない状態。
Q.[大原研二]のアントは？
A.鈴木福。僕の人生で持ったことないものをすべて持っている。
質問4．最後に、意気込みをお願いします！
存分に円形を楽しませられるように頑張ります。
大原研二（DULL-COLORED POP）
[Twitter] @oken2dry
[公式プロフィール] http://www.dcpop.org/members/ohar.html
[ブログ] http://blog.livedoor.jp/oken2dry/
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大原さんと出会ったのは、まさに二年前の『人間失格』短編版でありました。それが縁となって劇団員にまでなり、この二年間でご一緒した回数では恐らく人間の俳優さんでは一番多い。全幅の信頼を置いているお方であります。
彼もまた職人気質で、僕がトンチキな要求をふっかけても、ちくちくと育て、固め、よく一人でイメージトレーニングのような返し稽古を稽古場の隅っこで延々淡々繰り返していたりします。単に実力があるとか安定しているとかだけではなくて、一緒にモノづくりする上での頼もしさや刺激が半端なく、帯を締め直すような気持ちでいつもおります。今回、初演と同じ役どころで出演するのは、コロちんを除けば彼だけになるのかな。生まれ変わった○○をお楽しみに。
