■新しい『RENT』がやってくる! 第16回■
10月13日に行われたミュージカル『RENT』の公開稽古、後半です!
ミニトークは、事前にお客さまから募った質問に答える形で進行していきました。
全員への質問は、「『RENT』で一番好きなナンバーは?」
ミスター・ジェファーソン等を演じるセキグチタケオさんは
「僕は、『One Song Glory』」。
The Manを演じる伊藤友樹さんは
「僕は『Will I?』です」。
アレクシー・ダーリンほかを演じる千葉直生さんは、力強く
「『RENT』!!、が好きです!」
(ここで何故か悔しがる上木さん...)
ゴードン等を演じる海宝直人さんは『I Should Tell You』が一番好きだそうです。
上木彩矢さんは「私もちょっとかぶっちゃったんですが...『RENT』です。言うなよお前!(と千葉さんへちょっと理不尽なクレームを)」。
さらに上木さんには「稽古で密かに楽しみにしているシーンは」という質問も。
「『ラヴィ~』の、ケツ出すシーン。おしりちゃんです。ソニンちゃんのプリケツ見るのが楽しみですね」と、ご自分も出しますが、あえてソニンさんバージョンをご指名です。
中村倫也さんも「えーっと...」と少し迷いながらも「『RENT』です」。
そして中村さんにも、楽しみにしているシーンの質問が。
中村さんが「『On The Street』で高城さんの...」と言ったところで、すでにみんな爆笑。
「...高城さんのホームレス役があるんですけど、日に日に狂気を増していく(笑)。そこですね。『Christmas Bells』の時も高城さんばっかり見てる。これはぜひみなさんに注目していただきたい。当時のNYの生活感をいろいろ役に出してくださっている(笑)」
うーん、気になります!
ヨースケ・クロフォードさんは「『Santa Fe』が一番好きです」とご自身のナンバーを。
賀来賢人さんは『Take Me Or Leave Me』が好きだそうです。
賀来さんにはさらに「お稽古が始まってみて一番感動したことは?」という質問。
それについては
「『La Vie Boheme』って曲があるじゃないですか。そのシーンでマークが机に乗るんですが、机に乗っている自分に感動しました」という答えで、少し周りが「??」となったところで、
中村さんが「よく観たアレを自分がやっている、って(いう感動?)」と助け舟。
「はい。『RENT』の世界に入ったなって、単純に実感できた」と賀来さんでした。
西国原礼子さんは「私は『Seasons Of Love』です」と言ったところ、まわりから「マジメ~!」と茶々を入れられていました。
ソニンさんは「あたしは『Another Day』が好きです」。
さらにソニンさんには「作者のジョナサン・ラーソンに今会えるとしたら、何を話してみたい?」という質問が出ました。
「今現在の、今にあわせたこの新演出版を観ての感想をききたいです。私もオフ・ブロードウェイで観ているんですが、色んなことが変わっています。その変わった意味が、稽古に入ったことによってわかりました。だからそれを観てジョナサンはどういう感想を持つのかなというのを話してみたいです」との答え。
ジュリアンさんは素晴らしい発音で「『I'll Cover You (Reprise)』が...」。
案の定まわりから「発音いいなー!」の声があがりました。
そしてジュリアンさんにも、楽しみにしているシーンの質問がされました。
「僕はアンサンブルを見るのが大好きで、特にダンスとか自分できないので。みんながダンスしているところをいつもみてます。でも!一番好きなシーンは、賢人『Contact』のセクシーダンス!!」
キャスト一同、キャーキャー大盛り上がり。これも、気になります...。
加藤潤一さんは「『Out Tonight』が好きです」。
TAKEさんはちょっと変わった答えで、「僕は曲と曲をつなぐ『Voice Mail』が真髄かなと...」とマニアックに。
また「カンパニーがまとまってきたと思った瞬間は?」という質問もされていましたが、「まだまとまっていません」と答えてちょっと稽古場中が騒然としたところ、「いい意味で、です。もちろん絆は深いですが、みんなそれぞれの役と戦って苦しんで稽古している最中です。たぶん本番になってまたみんながひとつになった瞬間が、楽しみですね。...今は、『Seasons of Love』を歌っている時、あとは飲み会(笑)。そのふたつの時はみんなの気持ちがひとつになっています(笑)」。
石田ニコルさんは「私は『I'll Cover You』が一番好きです」。
そしてニコルさんには「RENTカンパニーを家族にたとえると?」という質問。
「お父さんはTAKEさん。お母さんは...レイチェル(西国原さん)。おねえちゃんはジェニ。おにいちゃんはヨウスケ」
ニコルさんがひと言いうごとにやんややんやと合いの手が入っていきます。
そこでさらにアンディが「ケント、マザー」と口をはさみ、大盛り上がり。
賀来さんが「今、ニコルに訊いてるの!」と言い返す場面も。
さらに「弟は...」と悩むニコルさんにSpiさんだというメンバー(それはペットでしょ!と言う声も)、海宝さんだというメンバーでちょっと騒然とするも、「(男性陣は)全員おにいちゃんってかんじ」とまとめるニコルさんでした。
何気に一番盛り上がった質問かもしれません。
Spiさんは「僕は『Good Bye Love』」。
ミセス・コーエン(マークの母)ほかを演じる小林由佳さんは「私も『RENT』が一番好きです」とのこと。
swing担当の田代絵麻さんは「私は『I'll Cover You』がお気に入りでございます」と答えて、「何歳だよ!」的なツッコミをまわりから受けていました。
ミセス・ジェファーソン(ジョアンヌの母)などを演じる高城奈月子さんは、Spiさんと同じく『Good Bye Love』をあげつつも、「ロジャーとマークがケンカしているところがお気に入り」との注釈付きで。
田中ロウマさんは『Take Me Or Leave Me』をあげていました。
そしてJenniferさんも、賀来さん、田中さんと同じく『Take Me Or Leave Me』。
またJenniferさんにも稽古で感動したこと、の質問が。
「『Seasons Of Love』を、それまでも何回もやっていたけれど、ある時2幕の通しをやる前に、みんなで円になって歌ったの。座ってるだけで何もしなかったけれど、その時に私たち、やっとファミリーになったと思った。そこからどんどん素晴らしくなっていったので、そのことに感動しました」と話していました。
公演は10月30日(火)から12月2日(日)に東京・シアタークリエ、12月6日(木)から9日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて行われます。
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