●ヒラノの演劇徒然草●
劇団四季のオリジナルミュージカルの中でも特に人気の高い『夢から醒めた夢』。
主人公は好奇心旺盛な女の子、ピコ。
彼女は夜の遊園地で幽霊の少女・マコと出会います。
突然の交通事故で命を落としたマコは、嘆き悲しむ母にお別れがしたいと、1日だけ入れ替わってくれることをピコに頼みます。
マコへの友情と好奇心から引き受けたピコは、マコのかわりに霊界へ...。
開演前の「ロビーパフォーマンス」も人気、ファンタジックでありながらも、生命の大切さをといたこのミュージカルは、今年で初演から25年を数えるほど根強い人気を誇っています。
この作品の原作は、日本を代表する人気作家、赤川次郎。
その赤川氏が8月3日、大阪四季劇場にて同作品を観劇しました。
「公演のたびに拝見していますが、やはり震災以降、私自身の受け止め方も変化してきました。さらに今は、いじめなど悲しいニュースが続いています。「人生の素晴らしさ」や「命の大切さ」を謳ったこの作品が、何らかの問題提起になればと心から思います」と赤川氏。
ピコ役として出演している樋口麻美さんは
「昨今は、震災やいじめ問題など悲しい出来事が多く、心が痛むことばかりです。だからこそ、私達は この作品のメッセージを多くの方に感じていただきたいと願います。この作品に携われていることをとても幸せに感じております」とコメントしました。
公演は、現在大阪四季劇場(ハービスENT内)にて上演中。8月12日(日)
東京公演は8月23日(木)から9月22日(土・祝)まで四季劇場[秋]にて上演されます。
チケットは発売中。