『ルドルフ』オケ合わせに潜入&お得なチケット情報

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■集中連載『ルドルフ ザ・ラスト・キス』 第10回■

『ルドルフ ザ・ラスト・キス』、開幕が目前に迫ってきました!
今回は6月末に行われた「オケ合わせ」の模様をお届けします。

「オケ合わせ」とは、それまでは"稽古場ピアノ"で稽古をしてきたキャストと、こちらも別途稽古を重ねていたオーケストラが音楽を合わせる場です。

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私が稽古場に伺った時は、ちょうど前回レポートしたアイススケートシーン、「スケーティング・ソング」を合わせていました。
稽古場はこんなかんじ。
Rudolf2012_10_03.JPGRudolf2012_10_b.JPGフルオーケストラが入って、その奥にスタンドマイク。
キャストの方は、ご自分の出番になるとこのマイクの前に立って歌います。

稽古場にフルオーケストラが入ると、音的にも空間的にも、すごい迫力です。
フランク・ワイルドホーンが手がけた音楽はもともとアピール度の高い楽曲揃いだということもあり、音がガンっとぶつかってきて、稽古場という狭い空間ではもったいない気さえしてしまいます。


こちらは指揮の塩田明宏さん。
Rudolf2012_10_04.JPGここではテンポ80で通していたところ、音楽監督の八幡茂さんから「ちょっと急いて聴こえる、テンポ78にしてもらえる?」と言われた塩田さん。ちょっと考えて「...体感でやってみていい?」
そのテンポで通したところ、演出のルヴォーからもOKが。
結局「79くらいだね」と八幡さん。
そんな微調整も行われていきます。


おなじみ演出のデヴィッド・ルヴォー。
ホントにイケメンですねー。
この日のルヴォーはいつもにましてカッコイイと、東宝の担当者さんと女子ふたり、ひそかに盛り上がってしまいました。
残念ながらこのビジュアルは舞台には出ませんので(笑)、全国のルヴォーファンの皆さまはこのレポートにてご堪能ください...。Rudolf2012_10_a.JPG
こちらは1幕最後の名曲を歌うマリー役の和音美桜さん。
Rudolf2012_10_05.JPGオケ合わせでは、セリフだけのシーンはもちろん飛ばしてナンバー中心で進められますが、楽曲に被るセリフなどはきちんと合わせていきます。
また動きが音楽のきっかけになるところもあるので、シーンに関わるけれど歌わない役の人も、マイク位置に出てきます。
ここではルドルフ役の井上芳雄さんは歌いませんが、そんな理由でご登場。
にっこり笑顔のルドルフとマリーです。
井上ルドルフと和音マリー、ロマンチックでいい感じです!
Rudolf2012_10_06.JPGRudolf2012_10_07.JPG
続いてこちらは初演の時も印象的だった、2幕冒頭のシーン。
演出はずいぶん変わるようですが、ターフェ首相の迫力のナンバーはもちろんあります。
こちらはターフェ役の坂元健児さん。
坂元ターフェ、力強いです!
カッコイイです!
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こちらは吉沢梨絵さん扮するステファニーのナンバー。
夫・ルドルフに、あなたが誰を愛そうがあなたの妻は私だけ...と言い放つ、こちらもインパクト大のシーンです。
吉沢さん、感情をストレートに楽曲に乗せるのが上手く、衣裳もつけていないのに一気に作品の世界に引き込まれました。
歌終わりでは自然とまわりから拍手が。
ルヴォーもわざわざ吉沢さんのそばまで行って、拍手とおじぎ(ちょっと日本的...)で敬意を表してました!
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ラリッシュ役の一路真輝さんの姿や...Rudolf2012_10_12.JPG
皇帝フランツ・ヨーゼフ役の村井國夫さんの姿ももちろんあります。
一曲終わったら次、またその次...とほとんど切れ目なく合わせていくので、ご自分が歌うナンバーがすべて終わった俳優さんは静かに退席していくのが印象的でした。
フランツのナンバーが終了した村井さんも、そっと稽古場を出ていかれていました。Rudolf2012_10_13.JPG
こちらはウィーンの博覧会でルドルフが民衆に語りかけるシーン。
初演時は「明日への階段」という曲名がつけられていましたが今回はタイトルもちょっと変更です。
でも井上さんの聴きごたえたっぷりの熱唱は健在です!

Rudolf2012_10_14.JPGRudolf2012_10_15.JPGこのナンバーでは、塩田さんからオーケストラの皆さんに「ここは内面的に大事な曲だから、ノリで流さない。ひとつひとつの音が胸に突き刺さるように」と要望が出されていました。


塩田さんの言葉、
「エキゾチックに、夢の中というか、宝石をちりばめたように」
「蒲田行進曲!銀ちゃんのテーマ!(のイメージで)」
「女性はシースルーの衣裳を着て演奏しているかんじ」
「よろめくカルメンのイメージ」
...等々、ちょっと抽象的なのですが、実際にこんなかんじ、と口ずさんでくれるので、素人の私でもなんとなく「ああ、こんなイメージなのかなあ」とわかります。
全体的に、表現が詩的です。塩田さん。
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また、音楽がどのセリフきっかけで入るのかを変更したりも。
それまでも約1ヵ月という期間稽古を重ねてきても、実際フルオーケストラで合わせてみると違ってくることというのが、やっぱりあるんですね。Rudolf2012_10_17.JPGRudolf2012_10_18.JPG
実際ナンバーを続けて聴いてみて、全体的に初演より楽曲が力強く、粒だって聴こえる印象を受けました。
何度もゾクゾクっと鳥肌立ちましたよ!


さて、その『ルドルフ ザ・ラスト・キス』、チケットぴあではお得なチケットの販売が決定いたしました。


■■(1)ペア割■■

【対象公演日】
7/14(土)17:30
7/15(日)12:30
7/16(月)13:30
7/17(火)13:30
7/28(土)12:30
7/28(土)17:30

【席種】
・S席(ペア割)1名-7500円 ※通常S席-12500円
・A席(ペア割)1名-4000円 ※通常A席-8000円
 ※2枚セットでの販売となります。

【発売開始日時】
7/6(金)10:00~


■■(2)お弁当付きチケット■■

【対象公演日】
7/19(木)18:30
7/21(土)17:30
7/24(火)13:30
7/24(火)18:30
7/26(木)13:30
7/26(木)18:30

【席種】
S席(お弁当付き)-9500円 ※通常S席-12500円

【発売開始日時】
7/6(金)10:00~


公演は7月5日(木)から29日(日)まで、東京・帝国劇場にて行われます。
通常のチケットは現在発売中です!

チケット情報はこちら
Rudolf2012_10_20.JPGRudolf2012_10_19.JPG

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