『カム・フライ・アウェイ』完全ナビ! vol.10

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●キャストを直撃! その1●

『カム・フライ・アウェイ』の出演者3人から直接コメントをいただきました。今回から3回にわたってご紹介していきます。

まず最初の登場は、チャノス役を演じるマシュー・ストックウェル・ディブル(Matthew Stockwell Dibble)です。
イギリスのヨークシャー生まれ。英国ロイヤル・バレエ学校で学んだ彼は、英国ロイヤル・バレエ団に参加し、その後、1999年に熊川哲也が設立したKバレエカンパニーの一員となります。

「創立メンバーのひとりです。英国ロイヤル・バレエ団を退団した男性プリンシパル、つまり私や熊川を含む5人でバレエ団を作りました。そして3年間、日本に住んで活動していたんです。ローラン・プティ振付の『カルメン』『ボレロ』、熊川振付の『ジゼル』などに出演しました」

『カム・フライ・アウェイ』を作った振付家トワイラ・サープとの出会いは、それ以前にさかのぼるそうです。

「初めて彼女と組んだのは、1997年、『Mr.Wordly Wise』という3幕物のバレエで、その後、また『Push Comes To Shove』で一緒に仕事をしました。トワイラは、クラシック・バレエのダンサーとしての私を評価してくれたんだと思います」

0615_matthew.jpg今回演じているチャノスとは、どんなキャラクターなのでしょう。

「チャノスは、自信に満ちた男です。冒頭では女性のパートナーがいながら、途中、新たに美しい女性がそのナイトクラブに入ってくると、そちらに目移りしてしまう。結局は、その彼女には失恋してしまうわけですけれど。そしてまた、新しい恋を探しに行く。酔っ払う場面もあるし、落ち込んだり、イライラしたりもしますが、最終的には、落ち着きを取り戻します。この作品で一番、変化する登場人物ではないでしょうか。役作り? 自分自身なので、特に演技はしていません(笑)」

チャノスという役は、マシューのために作られたんだそうです。

「トワイラとはもう長いこと一緒に仕事をしていますから。この作品も、スタジオで時間をかけて徐々に役を作っていきました。ある場面で、当初は、超絶技巧のダンスをシリアスに展開していたんですけど、ある日、スタジオに入ってきたトワイラが『酔った感じでやってみたら?』とアイデアを出して。そのひとことから発展していって、酔っぱらいのダンスシーンが出来上がったんです。スタジオでトワイラと仕事をするのは、本当に素晴らしいこと。何が出来上がるかわからないけど、必ず何かが生まれてくる予感がするんです」

cfa_0525_2.jpg右がチャノス役を演じるマシュー・ストックウェル・ディブル
(C)Jun Wajda


言葉の端々から、トワイラ・サープに対するリスペクトが感じられます。

「トワイラの前では、役者になるような感覚です。出演者の人格を把握し、すべてを見抜いてしまう。きっと人間に興味があるんでしょうね。素晴らしいダンサーは数多くいます。しかし、本当にダンサーを輝かせるのは、技術でも、見た目の美しさでもない、内側から出てくる何か、つまり個性だと思う。トワイラが選ぶダンサーは、とても個性的で興味深い人たちです」

イギリス人であるマシューにとっても、フランク・シナトラという歌手は大きな存在のようです。

「昔から、カラオケではよくシナトラの曲を歌います。締めはやっぱり『マイ・ウェイ』かな。何回『マイ・ウェイ』を歌っただろう。ふたりの伝説的なアーティストであるトワイラ・サープとフランク・シナトラと仕事が出来たことは、私にとって素晴らしい贈り物です」

最後に、日本公演に向けての抱負も語ってくれました。

「皆さんの反応を見ることをとても楽しみにしています。日本のお客さんはとても知識があり、文化レベルが高い。質の良いものを見抜く目を持っています。Kバレエで活動を共にした昔の仲間に会えるのも楽しみですね」

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