■『エリザベート』への道 2012 第24回■
先日、『エリザベート』終演後に行われたルドルフ役・平方元基さん握手会に密着してきました。
このイベントには「平方元基応援団」のたすきをかけたキティちゃんも応援に駆けつけました!
...平方さん、キティちゃんとはどういうご関係で?
と伺ったところ、
「大親友、って感じかな(笑)」
というお返事でした。
いいなあ、世界のアイドルと大親友。
こちらは舞台をモニターで観ていたよ、というキティちゃんが平方さんに拍手を贈っているところ。つられて平方さんも、わーいと拍手。
ちなみにこの日のキティちゃんの衣裳は、平方さんが「これ着てきて」ってお願いしたそうです。お姫様みたいなラブリーなお洋服。指輪や腕輪もしておめかしキティちゃん。
握手会に並んだお客さまは450人超!
並んだお客さまの列は2階ロビーまで続いていました。
ひとりひとり、会話をしながら丁寧に握手をしていく平方さん。
キティちゃんも最後までお付き合い。
平方さんの前では緊張の面持ちのお客さまも、キティちゃんには目じりが下がりますね。
笑顔でハイタッチしたりハグしたり。
そしてせっかくなので、げきぴあは平方さんに開幕後の心境をインタビューしてきました。
※開幕前に行ったインタビューはこちら。
--初日から10日ほどたちましたが、実際『エリザベート』の舞台に立った気持ちはいかがでしたか?
「稽古にのめりこんでいたので、緊張はしたんですが、特に心配はなかったです。あとはやるだけだなっていう気持ちで全力で挑みました」
--初日の幕が下りた瞬間は?
「『あ、もう終わっちゃった、初日が。』そんな心境でした。無我夢中で感覚がなかったですね。2幕(の出番)から自分の体感では一瞬だったので、いつの間にか終わってしまったという感じ。相当必死にやっていたんだと思います(笑)」
--実際の舞台にあがって、想像と違ったところなどはありますか?
「体力的に...といいますか、お客さまが客席にいることで、力が沸くんだなって。自分が持っている力よりも、さらにもっと大きな力をいただいて表現することができるんだなと改めて感じました」
--ルドルフの死のシーンをどう捉えていますか? 最後まで自分の意思で死を選んだ、トートに誘われていた...いろいろな解釈があると思いますが。
「肉体的な死はやっぱり自分でピストルを撃って結末を迎える、というところだと思うんですが、"死に向かっている状態"をもう"死"というんだったら、彼は最初から死に向かってたんだと思います。死への道のりを、最初から辿っていってたんじゃないかな、と僕は演じていて感じるんです。途中からだんだん、どの道を選んでも結局死に向かっていってしまうって感覚に陥ってますね、今は演じながら。死は抗えない存在です」
平方さん、公演&握手会の後にもかかわらず丁寧に答えてくださいました。
公演は6月27日(水)まで帝国劇場にて。通常のチケットは発売中です。
その後7月5日(木)から26日(木)に福岡・博多座、
8月3日(金)から26日(日)に愛知・中日劇場、
9月1日(土)から28日(金)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールでも上演されます。