「第37回菊田一夫演劇賞」会見レポート

★三谷幸喜さん

受賞式でのコメントも楽しかったですが、取材では記者相手におちゃめな一面も見せてくれました！
「(受賞は)まったく予期していなかったので、最初聞いた時はびっくりしましたし、とても光栄に思っております。好きな事をやらせてもらって、こうやってみなさんに喜んでもらい、評価してもらって、なんてラッキーな人生なんだろうと」
謙虚にお話をされていたかと思ったら、質問していた記者に
「羨ましいでしょ？」
と同意を求めてました(笑)。
三谷さんにとって舞台とはどんな存在ですかという質問には
「元々僕は、劇団から出発してますので、自分のバックボーンというか帰る場所と言う感じがしますね。映画もテレビも好きなんですけれども、自分の一番やりたいことを自分のやりたいように出来るのが舞台ですね」
と答えてました。
続いて「100万円の賞金は？」と訊かれると
「考えてないですけども、お金を使うこともないし、趣味もない、酒も飲みに行かないですし。溜る一方です(笑)。仕事が趣味みたいなもので、仕事を遊びでやっているようなもんだから」
本当に羨ましい...(ボソリ)。
次に「休みの日は何をしてますか？」との質問には、一言
「仕事してます」。
最後に「受賞して変化はありましたか？」との問いには
「菊田先生にならって丸いメガネに変えてみました。菊田先生は僕の目標のような方です。舞台、映画、ラジオと多方面で活躍されて、それが全部演劇に戻ってきたみたいな、架け橋になられた仕事をされてきた方なので。僕もいろんなジャンルで仕事してきたことが演劇、舞台に還元できればいいかなと思います」
と笑いも誘いつつ、今後の抱負を語られていました。

★米倉涼子さん

とにかく、顔がちっちゃくて、パーフェクトなスタイルに目が釘付けでした。
「まだドキドキしてます。舞台で評価された賞は初めてだったので、とっても嬉しかったです。『風と共に去りぬ』は菊田先生が世界で初めて作った、一番最初の舞台。(スカーレット・オハラ役は)私にとっても、以前から大女優がやられている作品でしたし、すごくプレッシャーだったんですけど、とても尊敬する女性像だったので、演じることができてよかったと思います」
興奮冷めやらぬといった感じのコメントでした。
現在、ブロードウェイの『シカゴ』に出演準備中の米倉さん。稽古の状況は？
「みなさんに協力していただいて英語、歌、踊りを特訓しています。英語は、まあ頑張ります、大丈夫じゃないのかな～。ちょっとずつ上手になっているといいんですが。FaceTimeやSkypeを使って、向こうのコンダクターの方とコミュニケーションしながら稽古しています。少しでも向こうの方とコミュニケーションとれるのが安心になりますね」

★石丸幹二さん

会見場に颯爽と登場した石丸さん。とてもよい表情をされていました。
「なかなかもらいたくてもいただけない賞なので嬉しいです。華々しい受賞式が予想以上でした！今回、3作受賞対象にしていただきまして、今までの自分のキャラと違うダークサイドも取り入れてやりました」
記者から「舞台はどういう存在ですか？」と訊かれると、
「舞台はまな板ですかね。わたしは食材ですので、それをいかにお客様に楽しんでいただけるか。これからもライフワークとして続けていきたいです」
と真摯に答えていました。
「今後どんな役をやりたい？」との質問には、
「人間じゃない役をやってみたい。この次やるミュージカルが人間じゃない役なので。『エリザベート』です。みなさん楽しみにしてください」
と次回公演の告知もしっかりされていました。

★瀬奈じゅんさん

表情がクルクル変わって、とてもチャーミングな瀬奈さん。
「(この賞は)大きな賞なので、申し訳ない気持ちと、素直に嬉しい気持ちを大切にしようと思っています。気持ちは新人女優のつもりなので。頑張ります」
記者からの質問「休日は何をしてますか？」
「休み？ほぼないです(笑)。趣味がないですし。歌う事、演じる事が好きなので(なくても)ぜんぜん辛くないです。家では犬と戯れて、癒されています。自分の好きなことをやらせていただいているのでストレスも溜りませんね。仕事がないほうがストレスになるかも。少しは休みも欲しいですが(笑)」
「今回受賞して感じたことは？」の質問に、
「頑張れば、その分評価してもらえると思って励みになりました。演じることが好きですし、みなさまを楽しませることが好きです。今後は何でもいいからやってみたいと思います。難しそうな役にも挑戦したいです」
と意欲的に語られてました。

※柚希さんの囲み取材はありませんでした。

最後に、受賞式の写真を一挙掲載します！