岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャスが、全国5ヶ所、12万人動員という最大規模公演の実施を大決定。
その話題の新作『海盗セブン』とはいったいどんな舞台なのか、興味津々です!
2月14日、バレンタイン・デーの日に稽古場にお邪魔してきましたよ。
『海盗セブン』といえば岸谷さん、寺脇さんのほか大地真央さん、三浦春馬さん、森公美子さんなど、キャストの顔ぶれがその名のとおりにゴージャス!
総勢37名の出演者が集まった稽古場は、まるで高校の運動部のような熱気でムンムンです。
皆さん、各々でストレッチなどをしている中、稽古開始時刻ピッタリに「おはようございます!本日の稽古を始めます!」のかけ声がかかり、全員でのウォーミングアップが始まりました。
キャストが交代で「1、2、3、4!」と声を出して、柔軟体操、腹筋運動、発声練習などを入念に行います。
その光景はやっぱりザ・熱血運動部! 外の寒さもなんのその~。
それでもほとんどの人がロンTを着ている中で、半袖Tシャツでキビキビとした動きを見せているのは三浦さん。う~ん、若さが眩しい...。
40分近くが経過して、そろそろウォーミングアップは終了かな...と思ったら、稽古場に体操マットが敷かれました。
皆さん列を作って、順番にマットの上を転がります。
柔道の受け身のような前転から始まって、横転、側転、ロンダート...と徐々に大技へ。
連続技を見事にキメる人へ向けて歓声があがります。
皆さん、動きのキレが半端じゃない!
そんな運動能力抜群の出演陣に負けじと、三浦さんも挑戦。
あざやかに宙を舞う三浦さんを、じ~っとみつめていた寺脇さん。
無事の着地を見届けて拍手を送っていました。
ここまででざっと一時間。
テキパキと進んだウォーミングアップによってキャスト全員の体もほどよく暖まったよう。
休憩をはさんで、いざ立ち稽古へ!
この『海盗セブン』とはかつて7つの海を盗んだ7人の大怪盗であること、彼らの存在は謎に包まれていること、そんな彼らのもとにフィクサー・ジョーと呼ばれる男(小野武彦さん)からとんでもない依頼が届いて......と、わかっているのはここまで!
いえ、実際に立ち稽古を見ていくと「ふむふむ、ってことはアノ人がアレなのかな?」などと想像が働くのですが、舞台本編に関することは、どんな小さなアイテムでさえ外部に漏らしてはいけない...というのが『海盗セブン』の掟だったのです!
うっ、危うし取材陣!
しかしなんとかネタバレなしに、このチームの雰囲気の良さを伝え、舞台への期待が募るレポートをお届けしたい。立ち稽古から始まる稽古場レポPart2に続きます!
取材・文:上野紀子
撮影:星野洋介