フェスティバル/トーキョー11 vol.21 村川拓也

二回目の投稿。

実は今月17日から東京に来ています。枇杷系スタジオという稽古場をお借りして、そこで稽古をしています。
写真は稽古場で使用しているボード。
festival-tokyo11_36.jpg

なぜ稽古場風景の写真ではないかというと、稽古場には男の出演者がただ一人いるだけだから。あまり面白いような写真が撮れなさそうなのでボードを写しました。ボードを写したからといっても、何が書いてあるのかは稽古場にいる人間しか分かりません。
最近、人から今回発表するの僕の作品について「謎だ」というような事をよく言われます。こちらとしてはまったくそんなつもりはないのですが、このような写真を掲載するとまた「謎だ」と言われてしまいそうです。『ツァイトゲーバー』はすごくシンプルな作品です。
シンプルさ故に説明しづらいところがあるのだと思います。介護/介助をモチーフにしています。とにかく、観に来ていただけると謎は解けます。

今回は、本番の回数のことを書こうと思います。なぜ9ステージもやるのか?
その理由は三つあります。

①多くの方に観劇してもらいたい。
②演劇の公演の重さのようなものを少し軽くしたい。
③何度でも観に来れるように。

今回はリピーター割引制度を導入して二回目以降は¥1,000で観劇できます。本当はタダでもいいんじゃないかと思っていますが、タダというのも善し悪しがあるようなので、料金は頂きます。ぜひ、二度三度、観劇していただけると嬉しいです。

これまでの「公募プログラム」での関西勢の作品は、観客を集めるのに苦労したという事を聞きました。僕も苦労しています。
最大の努力はしますが、正直なところ全ての本番にそれなりの数のお客さんが入るとは思っていません。それでいいと思っています。
スカスカの客席で観る演劇もおもしろいだろうと思うからです。客のほとんどいない映画館の良い感じは多くの人が知っていると思います。
ちなみに、今回の会場はシアターグリーンの一番大きな劇場で、最大で180人ぐらい入る劇場ですが、すべての客席は使用しません。客席の場所は制限します。


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