鳥島明でござあます!
5、6年前、
はえぎわの劇団員募集オーディションを開催したことがあった。
その会場に遅刻して現れたのが鳥島明であった。
そのオーディションの最後に、特技がある人いますか?と聞くと、
鳥島明がピっと手をあげた。
お、遅刻の彼、挽回をしてくれるんだな?
鳥島明は、「餅を飲みます」と言って、餅を飲み始めた。
本物の餅ならばまだ凄いかもしれないが、勿論エアー餅だ。
口をモグモグしているばかりで、何をしているのかさっぱり分からなかった。
とっても気になったので、二次選考に残ってもらった。
二次選考では、用意した台本をやってもらい、彼はラストで大切な役割を担っていた。
血糊を口の中で割って出すという簡単なものだったのだが、
さあ、皆で2時間程で作った作品の、いよいよラスト...!
さあ、鳥島くん、口から血を...!口から血を...!
鳥島:口をモグモグ
ん...?お...?さあ、血を...!
鳥島:口もモグモグ
お、ん?空気がだんだん冷めて来ちゃったぞ?さあ、鳥島くん、血を...!
鳥島「すいません、割れません」
ズズーーーン...