●ヒラノの演劇徒然草●
今年も赤坂ACTシアターで上演されるK バレエ カンパニーの『くるみ割り人形』の公演チケットと、同じく赤坂Sacas内にある「ヴィエイユ・ヴィーニュ マキシム・ド・パリ」の食事券がセットになったスペシャルなチケットが本日より発売開始になりました。
『くるみ割り人形』といえばクリスマスの風物詩ですが、熊川哲也が新たに演出、振付して2005年に初演されたK バレエ版『くるみ』は、大きくなるツリー、神秘的な雪の世界等々、その豪華さと美しさで他を圧倒、絶大な支持を得ている作品。
クリスマスという特別なシーズンをロマンチックに彩るのにぴったりです。
そんなロマンチックな気分をさらに盛り上げたい人にぴったりなのがこのマキシムの食事とのセット券。
試食会に参加された、松岡梨絵さん、宮尾俊太郎さん、荒井祐子さん、橋本直樹さんのコメント付きで、その内容を大公開!
シェフが『くるみ割り人形』をイメージして作ったというお料理の数々は、色も鮮やかで見た目も美しく、メニューの名前も可愛らしい。
作品の各シーンが目にうかぶようです。
まず最初にアミューズがこちら、《物語の始まり》。
シェフ曰く「くるみの、"小さいもの"のイメージです。芽キャベツなど初モノ揃いで作りました」とのこと。
女性陣からはさっそく「かわいい!」の声が。「写真撮らないの?」と言う荒井さんに、「......脳裏に焼き付けます」と答える松岡さん。そして宮尾さんが「僕は舌に焼き付けよう!」。
続いて《クリスマスパーティー》と名づけられた前菜がこちら。
トランプのスーツが可愛らしいです。
クローバーは?と思ったら、ちゃんとミニトマトの蓋を開けたらありました!
ところでみなさんにとって『くるみ割り人形』はどんな作品ですか?
「1年の締めくくりですね」と橋本さん。
「お客様にとってもそうだと思いますが、私たちにとってもセレブレーションな演目です」と仰るのは荒井さん。
さて続いては《プレゼント》と銘打った前菜、「フォワグラのフラン クルミ割り人形との出逢い」。
「フォアグラと甘いものは合うので」とシェフが言う甘めの味付けに、マデーラ酒のソースがよく合います。
そして《真夜中の奇跡》と名づけられた魚料理、「ホタテ貝のミルフィーユ、12時の驚き」。
クララが小さくなったシーンをイメージしたそう。
お皿を時計に見立てた、とっても可愛らしい一皿です。とびっこが入ってプチプチとした食感のクリームソースが大好評!
続けて《人形とネズミの戦い》「平目のヴァプール ねずみ達との戦い」という魚料理。
平目の上に乗った、揚げたにんじんとごぼうが、"戦い"で砂埃があがっているイメージだそう。
「このシーンが一番好き」と言う松岡さん。
荒井さんは「わたしは王子が仮面取ったところから雪のシーンが一番好き」と言ったところで「ふたりとも出てないシーンじゃないですか!」と橋本さんからのツッコミが。
さて続いては《お菓子の国のパーティー》と名づけられた、肉料理「牛フィレ肉のポワレ お菓子の国での出来事」。
マリー姫と王子が踊っているのをイメージしたそうです。周りの野菜はそれを見つめる観客ですね。
このあと《クララの夢》というデザートまで、目でも舌でも幸せになる盛りだくさんのコースでした。
どのお料理が一番美味しかったか伺ったところ、
松岡さんは「私、ホタテが大好きなんです!」と《真夜中の奇跡》。
橋本さんも「前菜のムース(《プレゼント》)」と言いながらも、同じく《真夜中の奇跡》は「とびっこのソースが美味しかった! でもどれもソースが特においしくて、全部パンに付けて食べたくなっちゃいますよね」。
橋本さんは「普段はご飯党」らしいですがパンも気に入ったようで、特にセミドライトマトのパンはお代わりまでしていらっしゃいました。
荒井さんは《人形とネズミの戦い》を上げて、「やっぱり冬は魚介ですよね~」と、しみじみと言う姿がなんだか可愛らしく、
そして最後に宮尾さんが「去年のメニューに比べて口当たりが軽い印象。全体の"流れ"が美味しくて、全部食べてちょうど完結しますね」と詩的なコメントで締めてくれました。
「食事付特別チケット」は、公演前に食事をする「プレシアター特別メニュー」と、公演後に食事をする「クリスマス特別メニュー」がありますのでご注意を。
ここでご紹介したものは、「クリスマス特別メニュー」でした。
このチケットの発売はインターネットでのみ受付です。こちらからどうぞ!
【※このチケットは好評につき販売終了になりました(12/8)】
なお、出演日は松岡さん&宮尾さんが12月23(木・祝)17:00と12/25(土)18:00の回、荒井さん&橋本さんが12月24日(金)18:30公演です。