ハード＆ストイック
山の手の対外要員、山田宏平です。
ここしばらくは劇団の公演に出ず、
ワークショップをしたり学生を指導したり他劇団に出演したり、
たまに出たかと思えば海外公演だったりするのでそう呼ばれています。
なので自分の劇団でも出演すると他の現場との違いに驚くことがあります。
その最たるものが、ハードでストイックな稽古です。
ハード＆ストイック(以下Ｈ＆Ｓ）その１：ハンパない稽古前
僕は稽古開始２０分前に稽古場に入るようにしているのですが、大抵一番遅いです。
１時間２時間は当たり前、早い人になると１４時開始の稽古場に午前中から来て自主稽古。
稽古場のそこかしこで個人練習やユニット練習が繰り広げられています。
Ｈ＆Ｓその２：ハンパない基礎稽古
腹筋１００回に始まり、相撲のすり足で台詞を言いながら歩く稽古、マットの上で飛び込み前転や蹴上がりを繰り返す稽古、力強いポージングから全力で台詞を群唱する稽古。ゲームなぞ皆無。苦しみを共有してこその仲間です。
Ｈ＆Ｓその３：ハンパない待ち時間
これだけ稽古してもまだ足りない、とばかりに待ち時間もそこかしこでシーン検証。タバコ吸ったらすぐ戻る。ご飯食べたらすぐ稽古。雑談なんか滅多にしない。山の手の俳優たちに休みはない。
Ｈ＆Ｓその４：ハンパない稽古後
飲みになんか行きません。終わったあとも打ち合わせや自主稽古が各所で繰り広げられます。
そう、山の手事情社は「演劇界の広島カープ」なんです。
演劇を愛して愛して止まない、愛すべき演劇戦士たちなんです。
そんな彼らが、たまに会うとたまらなく愛おしいです。
でもみんな、たまには飲みに行こうよ。
☆『オイディプス王』追加公演決定☆ 9月5日(日)18時開演
『タイタス・アンドロニカス』
ルーマニア公演ダイジェスト版
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