劇団山の手事情社　vol.08　　from 安部みはる

『３大びっくり』

こんにちは
劇団山の手事情社の安部みはるです。
私も行ってきました、ルーマニア、シビウ国際演劇祭。残忍ながら出演者ではなかったので自力で。
演劇をやってない人には、「あほか！」という感じでしょうが、行くんです。面白い演劇があるところにはどこにでも、どこまでも。
「ルーマニアまで演劇を見に行く」というなんとも酔狂なプランにやたら興奮し、同行の同期劇団員である谷口葉子と私は、飛行機なしでも飛んでいけるほど舞い上がって出かけました。

ところで、世界には、世界３大がっかりなるものがあるそうです。
シンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫像、ブリュッセルの小便小僧。
そこで、私のルーマニア、シビウ国際演劇祭の３大びっくりを。
定刻には絶対始まらない、つまらないとどんどん出て行く、言葉なんか分からなくても面白がってもらえる。
というところでしょうか。他にもいろいろありますが。
大切なのは話のスジじゃなく伝えようとしているハートだってよく知ってるんですね。
そして、鼻が利くんです。面白いものを嗅ぎ分けて吸い寄せられるみたいです。
そこで私も、日常生活に刺激を求める全国の皆様にテレパシーを送ります。
「山の手事情社のオイディプス王とタイタス・アンドロニカスはかなりヤバイぞ」と。
受け取っていただけたら幸いです。
３大がっかりを見に行ってがっかりせず、９月はぜひアサヒ・アートスクエアに足を運んでください。
会場でお待ちしております！