☆☆☆かねこのぶろぐ☆☆☆
ロンドン、ローマで市川海老蔵の「義経千本桜」が上演されてから早一ヶ月ちょっと。来月8月7日(土)にいよいよ新橋演舞場で凱旋公演が開幕します。
ところで、ロンドンのサドラーズウエルズ劇場での公演はどんな様子だったのでしょうか?
海老蔵さんにとって、4年前にも公演を行った同劇場は、『藤娘』『かさね』で2007年のローレンスオリヴィエ賞にノミネートされた思い出深い劇場です。実はこの時に、ロンドンサイドからのラブコールがあり、是非またやりたいと思っていたそうです。
さて、初日のロンドンは快晴。
新緑が美しい町並みにサドラーズウエルズ劇場はあります。
劇場前には、漢字で「歌舞伎」の文字が書かれた旗も掲げられていました。
これは劇場外の壁面です。
海老蔵さんのポスターが飾られています。
でもまぁ、劇場周りが歌舞伎色になっているのは、当然と言えばそうですが、この写真、どこだと思いますか?
実は、これ、地下鉄のエスカレーター横に掲出されているパネルなんです。
こういった公共の場所の至る所で海老蔵さんの写真を見るにつけ、ロンドンで広く"歌舞伎"が認識されているんだな、と実感しました。
6月4日の夜(現地時間)、着飾った男女が劇場に集まり、初日はほぼ満席。
着物を着た女性の姿もチラホラいましたが(初日なので当然かな)思ったより日本人は少ない気がしました。
はじめに舞台をみて思ったのは、やはり歌舞伎座の大舞台と比べると小さいな、と言う印象でしたが、不思議な事に海老蔵が登場すると、舞台が引き締まるというか、やはりこの人は天性の"華"があるんでしょうね。一瞬のうちに観客の視線を集めていました。
猿之助さんに教えていただいたという「四ノ切」の狐は、その動き、表情だけでも言葉の壁を越え日本とロンドンが演劇と言う文化で繋がった、そんな感動すらありました。
ロンドン公演は、既に各報道で既報の通り大成功に終わり、来月には日本で上演されます。
今年は結婚の話題もあり、ワイドーショーを賑わせたりもしましたが、実は役者としての市川海老蔵がもっとも目が離せない存在なのです。
さて、訪欧公演を経て海老蔵さんがどのように変わったか?
日本公演が楽しみです。