●ヒラノの演劇徒然草●
世間はワールドカップに話題集中ですが。
今週末は、演劇もビッグイベントがありますよ!
演劇界最大のイベント、トニー賞です。
トニー賞はアメリカ、オン・ブロードウェイでその1年に開幕した作品を対象に贈られる賞で、今年は64回目。
ミュージカル部門主演女優賞にキャサリン・ゼタ・ジョーンズ(「リトル・ナイト・ミュージック」、彼女はブロードウェイ初進出です)、演劇部門主演男優賞にジュード・ロウ(「ハムレット」)など、ハリウッドスターのノミネートも注目です。
私が気になるのはミュージカル作品賞にノミネートされている「アメリカン・イディオット」。
グリーン・デイのアルバム『アメリカン・イディオット』を元に作られた作品です。
日本でもやってくれないかなー......。
ブロードウェイという、演劇の最高峰の場所でもっとも権威ある賞なので、もちろん演劇ファンとしては大注目ですが、
トニー賞受賞作は後に日本上陸することも多いので、そういった意味でも気になりますね。
たとえば2007年の第61回に受賞した作品では、「春のめざめ」「グレイ・ガーデンズ」「コースト・オブ・ユートピア」「フロスト/ニクソン」がそれぞれ2009年に日本でも上演。
2008年の第62回の受賞&ノミネート作「イン・ザ・ハイツ」「THE 39 STEPS」「ロックンロール」は今年、日本で上演。
......だいたい2年のタイムラグで日本上陸していますねえ。
2012年の日本演劇界を垣間見れる......かもしれないトニー賞、授賞式は6月13日(日本時間では14日午前)です!