ハロルド・ピンター

●竜太郎の演劇かわらばん●

ブログを始めるからって、構えすぎると良くないですね。
なので、サラッと始めさせていただきます。
一番最近読んで面白かった台本がこちら↓

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ハロルド・ピンター作「ホームカミング」。
ロンドンの下町に男だけで暮らす労働者ファミリーのもとへ、
学者としてNYで成功した長男が数年ぶりに帰郷した。
彼が妻を連れてきたことに、父、叔父、弟たちは色めき立つ......てな展開。
ピンターって過激! というのが読後の印象。
日常に潜む狂気? それじゃ、ありきたりですね。
平穏という果実を指でつつくと、そこから堕落という汁がジュルっと出てくる、みたいな?
それでありながら、筆致はあくまで、シレッとしていて。
ピンターといえば、「背信」、「ダム・ウェイター」、映画「召使」を引用したダンスプレイ「プレイ・ウィズアウト・ワーズ」(マシュー・ボーン演出)でその才能を知っているつもりだったけど、あらためて、面白い作家だなと再認識。
演劇集団円の次回公演では、ロンドンの下町なまりを大阪弁で表現するというからこれまた大胆ですよね。4月12日(月)~25日(日)、ステージ円で上演されます。

演劇集団円『「ホームカミング」-小田島雄志訳「帰郷」より-』チケット情報

 

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