2023年9月にニューヨークで、日本を代表する若手の和楽器奏者陣と現地オーケストラとのコラボによる「オーケストラ響(ひびき)」公演を成功させた川井郁子。
自身が奏でる"情熱のヴァイオリン"と日本人の根底に流れる邦楽器の音色(篠笛・尺八・箏・琵琶・笙・篳篥)を融合した、国境やジャンルの垣根を越えた音楽性はデビュー当時からの彼女のテーマであり、同公演はその集大成であった。
現在、大阪を皮切りにレギュラーである和楽器奏者チームと管弦楽団を共演させた「NY公演凱旋記念コンサート」ツアーが進行中だが、最新の映像技術を駆使して葛飾北斎の浮世絵や桜、能、ダンサーなどのダイナミックな立体映像が、音楽と一体になって壮大なロマンを描き出すステージは各地で大きな話題を呼んでいる。