数々の名作ミュージカルに主演し、今年1月にはメジャーデビューも果たした
"いま最も勢いにのっている"ミュージカル俳優・海宝直人。
昨年大好評を博したBunkamuraオーチャードホールでのソロコンサートに続いて、8月10日・11日に「海宝直人 CONCERT 2019『I hope.』in TOKYO」を開催する。
コンサートでは自身で全ての選曲・台本制作も行い、構成にも趣向を凝らす海宝のインタビューが到着した。
さらに、公演それぞれのトークコーナーには、日替りのスペシャルゲストの出演が決定し、8月10日公演のスペシャルゲストには吉原光夫の出演が発表された。(8月11日公演のスペシャルゲストは未発表)
海宝直人の魅力が最大限に発揮されるのがソロコンサート。
今年8月のBunkamuraオーチャードホール公演でも、選曲や構成の制作を海宝本人が行うが、今回のテーマについて「初期のミュージカルから近年の新作まで、ミュージカルを彩ってきた名曲を聴いていただきながら、皆さんと一緒に旅をするようなコンサートにしたい」と語る。
日本で初めて上演されたブロードウェイミュージカル『マイ・フェア・レディ』から「君住む街で」や、『美女と野獣』の「愛せぬならば」、そして海宝が"大好きな作品"と絶賛する『ウィキッド』の「Defying Gravity」など、ファンも唸るラインナップに期待が高まる。
自身を"ミュージカルオタク"と称するほどのミュージカル好きである海宝。一方で、「ミュージカルって急に歌いだして、不自然じゃない?」というネガティブな意見にも理解を示し、「『レ・ミゼラブル』や『ウィキッド』など、素晴らしい作品にぜひ出会ってほしいです」と思いを語った。
特に抑揚のない言語である日本語で、どう自然に台詞から歌を語るように入っていくのか、いつも課題になるという。
また、昨年の12月に引き続き会場となるBunkamuraオーチャードホールについては、「クラシックも上演されているようなホールなので、よく響くんです。その中でどうやって自分の声をコントロールしていくか、また違うスイッチが必要だなと思いました。前回の経験を活かしながら、よりお客様に楽しんでもらえるコンサートにしたいです」と、言語の違いから会場の特性まで、綿密な分析を重ねているようだ。
今年1月に上演された『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』では、ディズニーミュージカルのオリジナルキャスト4名と共演。実際に本場NYで活躍するスターの歌声を、舞台袖で聴きながら泣いていたとか。「今はトライ・アンド・エラーの繰り返し」とさらなる高みを目指しているようだ。
「日本ではミュージカルをご覧になる方の中にも、意外とさまざまな垣根みたいなものがある場合もあると思うんです。今回のコンサートはみなさんが普段の生活の中で耳にされているような作品の楽曲など、垣根を越えてミュージカルの魅力を新たに感じてもらえるようなコンサートにできたらと思っています。僕が今まで歌ったことがない曲、それに歌以外のことにもチャレンジしようと今から準備しているので、楽しみにしていてください!」
昨年はロンドン・ウエストエンドでもデビューを果たし、再び海外の舞台に立つべく英会話の勉強も始めているという海宝。真摯に自身を見つめ、地道な研究・努力を重ねて、歌声の魅力は日ごとに増している。
常に変化し続ける彼の、「今」を楽しめるソロコンサートになるに違いない。