【マタ・ハリ通信(1)】顔合わせレポート

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■ミュージカル『マタ・ハリ』特別連載(1)■


ミュージカル『マタ・ハリ』
音楽を日本でもおなじみフランク・ワイルドホーンが手がけ、脚本を『ボニー&クライド』『デスノート』でワイルドホーンとタッグを組んだアイヴァン・メンチェルが担当。
お隣・韓国が2015年に、なんと制作費250億ウォン(約24億9800万円)を投入して作り上げた、韓国ミュージカル界きっての大作ミュージカルが、初の日本版として年明けに上演されます(韓国版はその後2017年に再演)。
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物語は、第一次世界大戦下、フランスとドイツの二重スパイとして疑われ、波乱の人生を送った実在のダンサー、マタ・ハリの愛と葛藤を描くもの。

この大作の日本版は、いま注目の演出家・石丸さち子のもと、柚希礼音加藤和樹佐藤隆紀東啓介栗原英雄和音美桜福井晶一ら華と実力を兼ね備えたキャストが挑みます!mata01_02_DSC2340.JPG

日本初演となるこのミュージカル、げきぴあでは開幕まで連載として追っていくことが決まりました!
この後、この作品の魅力をたっぷりお伝えしていきたいと思います!!

●STORY●
1917年、第一次世界大戦の暗雲たれこめるヨーロッパ。

オリエンタルな魅力と力強く美しいダンスで、パリ市民の心をとらえて放さないダンサーがいた。名は、マタ・ハリ。

彼女の人気はヨーロッパ中におよび、戦時下であっても国境を越えて活動する自由を手にしていた。

その稀有な存在に目をつけたフランス諜報局のラドゥー大佐は、彼女にフランスのスパイになることを要求する。もし断れば、人生をかけて隠してきた秘密を暴くことになる、そうほのめかしながら...。自らの過去に戻ることを恐れ、怯えるマタ。

同じ頃、彼女は、偶然の出来事から運命の恋人に出会う。戦闘パイロットのアルマンは、彼女の孤独な心を揺らし、二人はともに、美しい夜明けのパリを眺め、人生を語り合う。

一方ラドゥの執拗な要求は続き、一度だけスパイをつとめる決心をしたマタ。彼女の世話を続けてきた衣装係のアンナの祈りの中、公演旅行でベルリンへ向かい、ドイツ将校ヴォン・ビッシング宅で、任務を無事遂行する。しかし、謀略はすでにマタ・ハリの想像を超えて進み、アルマンへの愛に目覚めた彼女の運命を、大きく歪めようとしていた...。 (公式サイトより)



連載第1回目の今回は、12月中旬の某日行われた「顔合わせ」の模様をお伝えいたします。mata01_05DSC_4691.JPG


●「救いのない時代の物語ですが、同じ空の下で生きている人たちの希望になるように作り上げたい」


顔合わせは、稽古開始(に近いタイミング)に、キャスト・スタッフが顔を揃える場。
「これからよろしくお願いします」「頑張りましょう」という意思をみんなで共有し、ここから本格的に作品がスタートする......というイベントです。


ヒロインであるマタ・ハリを演じるのは、元宝塚歌劇団星組トップスター・柚希礼音さん
スパイであり、パリのみならずヨーロッパ中で人気を博すダンサーだったマタ・ハリ。
名ダンサー、柚希さんのダンスシーンも期待できるのではないでしょうか。mata01_11_DSC2280.JPG


マタ・ハリの"相手役"と呼べる男性キャラクターはふたり登場します。

まず、マタをスパイへと引き込んでいくフランス諜報局のラドゥー大佐
マタの過去を調べ上げ、彼女がスパイとして協力せざるを得ないように陥れていく人物ですが、一方で彼女の魅力に囚われていくという難役。
そして、"大人の男性" といった魅力が必要な役でもあります。

もうひとりが、戦闘パイロットのアルマン
戦時下という混乱の状況の中で、マタと恋に落ちていく青年です(それだけではないのですが...)。
こちらは、若さゆえの純真さ...といったものが要求される役。

加藤和樹さんは、回替わりで、その二役を演じます!
近年ミュージカル界でめきめきと頭角を現している加藤さん、どんなふたつの顔を見せてくれるのかに注目。mata01_12_DSC2311.JPG


そしてもうひとりのラドゥー大佐(Wキャスト)は、佐藤隆紀さん
Le Velvetsのメンバーであり、テノール歌手でもある佐藤さん、その歌唱力の高さは折り紙付きですが、舞台出演の経験も重ね、演技にも深みが出、ミュージカル界に欠かせない存在になってきました。
今回も佐藤さんならではのラドゥーを作り上げてくれるに違いありません。
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もうひとりのアルマン(Wキャスト)は、東啓介さん
ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンでデビュー、その後も着実にキャリアを積み、つい先日までは『スカーレット ピンパーネル』に出演していた、若手のホープ。
フレッシュなアルマンに期待です。mata01_14_DSC2310.JPG


その他のキャストの皆さんも、この連載で改めてご紹介しますね。mata01_17DSC_4702.JPG


訳詞・翻訳・演出を手がけるのは石丸さち子さん
蜷川幸雄門下で演出助手として経験を積み、2008年に独立後は、ストレートプレイ、ミュージカルを問わず、幅広い作品を手がけています。
先日閉幕した『スカーレット・ピンパーネル』(再演)の演出も手がけていましたので、ミュージカルファンにはもうお馴染み...かと思いますが、何と言っても石丸さんのキャリアを語る上で外せないのは『Color of Life』ですね。
これは、オフオフ・ブロードウェイの国際演劇祭で最優秀ミュージカル作品賞をはじめ4部門を受賞、その後上演された日本版も大評判、一気に "石丸さち子" の名をミュージカル界、ミュージカルファンの間に知らしめました。mata01_19_DSC2347.JPG

そんな石丸さん、顔合わせの場では次のように語りました。

「6月に韓国公演を観、それからフランク・ワイルドホーンさんの音楽に突き動かされるようにして、日本語にし、ここまで渾身で準備をしてきました。ここからは私が今まで夢に見、妄想したことを、皆さんに出来る限り丁寧に伝えていきたいと思います。これからの共同作業をどうぞよろしくお願いいたします。

救いのない芝居ですが、第一次世界大戦という辛い時代を描く責任をしっかり肩に背負いながら、観に来てくださったお客さまに、この芝居のテーマである "生きる" ということと、"自分で自分の道を切り開く"という潔い姿を感じてもらえるように。そして最後、同じ空の下で生きている人たちの希望になるように作り上げたいと思います」


ちなみにこの顔合わせの場で、主催者である梅田芸術劇場さんからは「韓国版も素晴らしい評判だったが、それに負けない作品を、石丸さんがキャストの皆さんと共に作り上げてくれると信じている」との力強い言葉が。
皆さんの意気込みがひしひしと伝わる顔合わせの場でした。


最後にオフショットを。

視線をください、と言ったら「どういう表情で写ればいいんだろう」と悩んでしまった柚希さん。
「マタ・ハリじゃなくて、柚希さんの笑顔で!」とお願いしたら、こんなチャーミングな表情になりました!mata01_21DSC_4684.JPG

こちらは休憩時間中、遠くからカメラに気付いてアピールしてくれた加藤さん。
その姿に気付き...mata01_22_DSC2253.JPG
佐藤さん・東さんも参加してくれました!mata01_23_DSC2257.JPG


取材・文:平野祥恵(ぴあ)
撮影:源賀津己


【公演情報】
・1月21日(日)~28日(日) 梅田芸術劇場メインホール(大阪)
・2月3日(土)~18日(日) 東京国際フォーラム ホールC

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