「毎日観ても飽きない!」浅田美代子と岡田惠和が語る『ミッドナイト・イン・バリ』

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9月に上演される、栗山千明さん、溝端淳平さん、浅田美代子さん、中村雅俊さんが出演する舞台『ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~』。

170225_GHS64477.jpg本作は、バリでの結婚式を翌日に控えた男女が織りなす"ハイスピード毒舌ラブコメディ"。現在放送中のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」も好評の脚本家・岡田惠和さん書き下ろしのオリジナル戯曲で、映画『60歳のラブレター』などの監督を務めた深川栄洋さんが舞台初演出に挑みます。

そんな本作について、出演者の浅田さんと脚本家の岡田さんに直撃。1973年のデビュー以来、女優に歌にバラエティにとあらゆるジャンルで愛され続ける浅田さんと、前述の「ひよっこ」以外にも「若者のすべて」(1995年)や「アルジャーノンに花束を」(2002年)、「さよなら私」(2014年)など1990年の作家デビュー以来活躍し続ける岡田さん。対談では、岡田さんが生んだあの名作ドラマの裏に、浅田さんにまつわるエピソードがあることも語られました。

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――岡田さんは若かりし頃に浅田さんにサインをもらったことがあるそうですね。
岡田:"花王フェザークリームシャンプー"(1973年~)のCM撮影の見学に行って、サインをもらいました(笑)。恥ずかしいんですけど、その後も友達と、浅田さんが単独でやってらっしゃるテレビ東京の番組とか見に行ってるんですよ。覚えてます?『ひーふー美代ちゃん』(1973年)って......。
浅田:『ひーふー美代ちゃん』!? 信じられない~! やってましたよ(笑)。
岡田:東京タワーのスタジオで収録してたので、それを見に行って。
浅田:「ひーふー美代ちゃん!!」って会場の人が言うんですよね。
岡田:懐かしいです(笑)。当時、浅田さんは『しあわせの一番星』(1974年)っていう映画に出られて。
浅田:あの頃のアイドルは曲(※)の映画をつくったりしてましたもんね。(※浅田さんは同名のレコードを発売しています)
岡田:それが鎌倉の話で、浅田さんはお手伝いさんの役だったんですけど、江ノ電(=江ノ島電鉄)の線路を渡らないと家に帰れない、みたいな設定で。僕はその映画がすごく好きで、その状況もすごく好きで、だから『最後から二番目の恋』(2012年/フジテレビ系)というドラマをやるときに「どうしても江ノ電の駅でやりたいです」って言って......。
浅田:うそー! 嬉しい。
岡田:だから(この巡りあわせが)面白いですね。

052.jpg――そんな思い入れのある浅田さんには、この作品でどんな姿を見せてほしいですか?
岡田:やっぱり浅田さんは、どんな"そこまで言う!?"みたいな台詞でも絶対かわいくなるんだと思っているので。そこは安心ですし、それを舞台で観られるのもすごく楽しみですね。
――そんな岡田さんの作品に出演されることは、浅田さんはいかがですか?
浅田:むかーし、『17才 -at seventeen-』(1994年/フジテレビ系)という岡田さん脚本のドラマに出演したんですけど、お会いすることはなくて。ね。でもなんか、そんなこと聞いちゃって緊張します。ふふふ。

――岡田さんは制作発表会見で、戯曲に関して舞台ならではの魅力(「僕はテレビドラマでも会話劇を書くのが好きなのですが、どうしてもそこには常識の範囲の時間制限みたいなのがあって。2人だけで喋ってるのが10分15分って続くことはありえないので、どうしても尺の中におさめていくのですけど、自分の中では『これ無限にいけるんだけどな』っていうようなシーンがやっぱりあって。それが舞台という空間の中だと、そういうことを一切気にせずにやれるということが一番大きなことかなという気がしています」)をお話しされていましたが、そこに関してこの作品ではどんなところで見られそうですか?
岡田:この作品は、結婚する2人、新婦の母、新郎の父という4人が、本来ならば明かさなくてもよかったことを自分の口で明らかにしていく......という物語で。"バリのコテージの一室"という空間に(嵐で閉じ込められて)居ざるを得なくなったからこそ生まれることだと思うんです。それを例えば映像で"過去にこんなことがあった"と見せるのではなく、"本人が喋る"っていう面白さは、舞台ならではだと思いますね。

054.jpg――浅田さんは脚本を読まれてどうでしたか?
浅田:たった一晩の出来事で、その場所もコテージだけっていう会話劇で。嵐で表に出られない中で、みんながいろんなものを噴き出していくんですよね、結婚前夜に。それがすごく面白いなって思って。

061.jpg――ご自身の役柄としてはどうでしょうか?
浅田:私の役はチラシに「自己中」って書いてあって。自己中は自己中なんだけれども、結局(栗山さん演じる)娘と似てるんですよ。だから本当に溝端くん(演じる婚約者)がかわいそう。
――(笑)。
浅田:それでまた(中村)雅俊さんが不思議な感じで出てきますので。本当に面白い本ですよ。それにこの(出演者)4人がなんか合ってますよね。
岡田:なんかね、面白い4人ですよね。
――娘との言い合いのシーンもあるそうですね。
浅田:私も"母と娘"は経験してきて。女同士って周りがびっくりするぐらいの喧嘩をしたりするんですよ。
岡田:そうですよね。
浅田:大丈夫なの!?っていう。でも本人たちは言いたいことを言って、次の日にはスッキリしてる。「ごめんね」もなにもなく。舞台でもそういう風にズバズバ言っていきたいなと思います。
――18年ぶりの舞台出演、という部分はどうですか?
浅田:そう、久しぶりで。だから稽古が始まるのが本当に楽しみですね。舞台の"つくりあげていく"っていう感じがね。ガッツリやっていくと、どんどん変わっていきますから。

――演出の深川さんは、岡田さんが声をかけられたそうですが、何か理由があるのですか?
岡田:深川くんとは知り合いだったんですけど、前回、舞台『スタンド・バイ・ユー ~家庭内再婚~』(2015年/岡田さんが初めて戯曲を書いた作品)を観てくれて、「楽しそうだな」と思っていただけたことがきっかけです。深川くんとやるんだったら自由度の高い台本がいいと思って、すごくシンプルにして書きました。本当にいろんなことをできる人なんですよ。おそらくこれからサプライズがいっぱいあると思いますし、きっといろんなアイデアが入っていって、楽しくなるだろうと思っています
浅田:この作品は(設定上)セットチェンジもなさそうじゃないですか。だから、(深川さんは)本当にいろんなことを言ってくるんだろうなって。4人しか出てないし......怖いな~(笑)。
岡田:でも深川演出は楽しいと思いますよ。声は小さいので、なるべく近くに行ってもらって(笑)。
浅田:見た目はおとなしそうだけど、絶対「そんなことするんですか!」みたいなこと言いそうですよね。
――「そんなことするんですか!」というようなことは、浅田さんはウエルカムですか?
浅田:できるできないは別ですが、ウエルカムです。昔からそうやって育ってきちゃったので。『時間ですよ』とか。
岡田:久世(光彦)さん育ちですからね。
浅田:そう。あとは『釣りバカ日誌』だったら西田(敏行)さんとか三國(連太郎)さんとか、台本なんてないようなものでしたから。だから大丈夫かな。でもできるかできないかは別よ。逆立ちしろって言われたら絶対できないし(笑)。

049.jpg――最後に読者にメッセージをお願いします。
浅田:ずっと4人の会話劇ですので、その楽しさを観ていただきたいと思います。結婚前夜の一晩の話を、バリ島のコテージの中だけでやるっていうこの面白さ。マリッジブルーもわかるし、親子喧嘩だったり、葛藤もあったりして。どの年代の方が観ても面白いと思います。
岡田:浅田さんに言っていただいた通りで。どんな年代の人でも、恋人同士で来ても、夫婦で来ても、友達と来ても楽しめるし、嫌な気持ちになって日比谷から電車に乗ることは決してないと思います。
浅田:ないですよね。それで絶対この4人の誰かに共感できますしね。
岡田:うん。そう思います。なのでぜひ楽しんでいただければ。
浅田:毎日観ても飽きないと思う!

039.jpg038.jpg公演は9月15日(金)から29日(金)まで東京・シアタークリエにて。その後、静岡・愛知・大阪・福岡など全国12か所を巡回する。
【TV出演情報】
TBS系「サワコの朝」(7月22日午前7:30~)に浅田美代子さんがゲスト出演決定!
http://www.mbs.jp/sawako/

文:中川實穂 写真:源賀津己

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