■『ビッグ・フィッシュ』vol.9■
日生劇場で好評上演中のミュージカル『ビッグ・フィッシュ』。
とても素敵な世界が広がっています。
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今回は、2月15日の終演後に開催されたアフタートークショーをレポートします。
出席者は霧矢大夢さん、赤根那奈さん、藤井隆さんの3名。
司会は中山昇さんです。
翌々日は公演の折り返し地点、【中日】というタイミングで行われた、このアフタートーク。
霧矢さんは主人公・エドワードの妻サンドラ、
赤根さんはエドワードとサンドラの息子・ウィルの妻ジョセフィーン、
藤井さんはエドワードの友人ドン・プライスを演じています。
プライベートでは、霧矢さんと赤根さんがともに宝塚歌劇団出身(しかも同時期を同じ月組で過ごしていたこともある)というご関係です。
ちなみに司会の中山さんは、漁師役etcを演じています。
●まずは我らがヒーロー、エドワード・ブルーム役の川平慈英さんについて。
霧矢「はじめからすごく雰囲気のいい現場で。まず川平慈英さんが本当にもう、"ムードメイカー"を通り越して...なんなんでしょうね」
藤井「"ムード"ですね!」(客席笑)
霧矢「そこに藤井隆さん、ROLLYさんが加わって。皆さん個性的ですし、この作品のために生まれたんじゃないかというキャストが揃って。毎日笑い転げてます」
赤根「慈英さんはお稽古場からフルパワーで、楽しんでいらっしゃるのが伝わってくる。始まってからも、本当にエネルギーが衰えるどころかクレッシェンドしていくんですよ。毎日、カーテンコール終わったあとも舞台袖で繰り広げられるパフォーマンスがあって...」
霧矢「ミュージカル『グリース』(笑)。慈英さんのカーテンコールの扮装が"それ風"なので、ずっと袖で、そのマネをやって、私たちに見せてくださっている(笑)」
▽ 霧矢大夢さん
中山「止まっている瞬間がないんですよね~」
藤井「慈英さんがすごく素敵な空気を出してくださって。稽古中でも「ムムっ」とか「クゥー!」とか言ってくださるんですよ(笑)。失敗しても「いいんです!」と親指を立てて言ってくださって。おかげさまで僕、人生でこんなことしたことないんですが、いい癖が出来ました。家でも何かあったら「いいんです」と親指を立てて言うようになりました。あと稽古場で楽しかったのは、霧矢さんがおいしい差し入れをいつも持ってきてくださったこと!カレーパン、ラスク、ドーナツ...それをみんなで食べてみんなで感想言うのも楽しい時間でした」
霧矢「稽古場から本番まで、"どよん"とした空気にになることがほとんどなかったですよね」
...と、カンパニーの素敵な空気が伝わってくるエピソードを披露。
▽ 「いい癖が出来た」という藤井さん
ちなみに「日生劇場の空間も壁がブルーになっていて『ビッグ・フィッシュ』の世界になっている。素敵」と霧矢さん。
▽ こんなかんじです
「ROLLYさんがすごく素敵なことを仰っていました。『お魚のおなかの中にいるみたいですよね』って」と藤井さん。