京都を拠点に活動の幅を広げている悪い芝居の山崎彬さんがオーディオドラマに挑戦します。
NHK大阪局が制作したドラマだけに、キャストの顔ぶれも東西の小劇場界で活躍している面々が集結!
演劇ファンには楽しみなドラマになりそうです。
放送に先駆け、担当ディレクターよりコメントが到着しました!
NHK FMシアター「春はこない」は京都の劇団「悪い芝居」の山崎彬さん作です。
京都の町屋を舞台にした20代の男女の恋愛劇です。
30代の作家が、等身大の恋愛を赤裸々な台詞で書いております。
あくまで主観ですが、山崎さんは大層カッコイイ。
スタイルも良いし、何せ、カラーパンツとかをナチュラルに穿きこなしています。
声色もニヒルだし、太宰治が題材の芝居を作ったのも、さもありなんなのです。
そんなカッコイイ山崎さんだが、ドラマに出てくる男女はちゃんとリアルにカッコ悪い。
カッコイイ山崎さんがこんなことを考えているのか、
こんなことひょっとして経験したのかなあ、とか想像すると面白い。
というようなことを言うと、作家は恥ずかしがる。
ちゃんとマジで書いているからなのでしょう。
意地の悪い話ですが、その照れる様が、笑えてしまう。
カッコイイ人が書いたカッコ悪い恋愛を、身につまされるもよし、
笑ってしまうのもよし......というドラマになっているはずです。
出演者はたった6人
「悪い芝居」の呉城久美さん、「子供鉅人」の益山寛司さん、
関西の舞台で客演しまくりの若き名バイプレーヤー大塚宣幸さん、
連続テレビ小説「ごちそうさん」でヒロインの友人役も好演した宮嶋麻衣さん。
最近は舞台ばかりか映像でも活躍が目立つ、梅舟惟永さんと川島潤哉さんに東京から参戦してもらいました。
音楽は悪い芝居、クロムモリブデン、アマヤドリなど、様々な劇団の舞台で劇伴提供をしている岡田太郎さんにお願いしました。
そんな演劇色満載なスタッフキャストでお送りするFMシアター「春はこない」。
放送はNHK-FM5月10日(土)午後10時からです。
演劇好きの皆さま、時には土曜の夜をオーディオドラマで過ごしてみてはいかがでしょうか。
概要はHPにて■公式サイトはこちら
左から:川島潤哉・山崎彬・益山寛司・呉城久美・宮嶋麻衣・梅舟惟永・大塚宣幸
【写真提供:NHK】