げきぴあブログをご覧のみなさま、こんにちは&こんばんは。
FUKAIPRODUCE羽衣です。
出演者紹介の第六弾、FUKAIPRODUCE羽衣の公演には欠かせない伊藤昌子さんにご紹介いただくのは、並木秀介さん!
並木秀介さんは、現在は、劇団「大人の麦茶」にご所属で、
かつては「息っ子クラブ」というアイドルグループにもご所属でした。
詳しくは、昌子さんのご紹介に譲るといたしまして、
初演時にも発揮されたその大らかで賑やかなオーラは劇場のサイズを変えて、ますますパワーアップすること間違いなしです。
ぜひ、劇場で、一人一人から溢れる人生に触れにいらしてください。
「耳のトンネル」のチケットは絶賛発売中です!
並木秀介。通称なみちょう。
なぜ、なみちょうと呼ばれているのか、前に聞いたが忘れてしまった。
なみちょうはアイドルだった。
おニャン子クラブが流行った頃、その男版といわれた『息っ子クラブ』に所属し、武道館でコンサートした。
ちなみに、なみちょうがアイドルの頃、私は秋田の実家で生活していて民放のTV局がふたつしかなく情報が少ない環境だったにもかかわらず、男性器をにおわすアイドル団体が出た!というのは思春期だった私の耳を衝撃的に震わせた。いずれその団体の人とお芝居一緒にする事になるなんて思いもよらずにいた。
なみちょうは、テンションが高く、爽やかで、声がデカい照れ屋さん。とても素直で可愛い繊細な人。最近は鯉和鮎美の真似をしてるのをよく見る。
よく褒めてくれる。あまりにもとめどなく褒め言葉がでてくるものだから、もしかしてこれは口から出まかせではないのかっ?!とだんだん腹がたってくる事もある。
彼の一言でピンと張り詰めた稽古場が一瞬でホッとした空間に早変わりした様を幾度となく体験した。発作的なのか、勇気ある判断だったのか、分かってんのかな?分かってないのかな?と皆の笑顔を見ながらだまくらかされた気になるけど、きっと、後者に一千点。
その無邪気な行動・言動は少年であり、物事に対する受け応えはおっさんであり、キラキラしててこぼれおちそうなデカい目ん玉は全てのものを優しく写しだしているのだろうと思う。
ものすごく無愛想なご婦人が接客する居酒屋での話だが、稽古帰りに13~6人位で寄ったのだが、次から次に入って来やがって。。。そんなことをおっしゃるご婦人で、飲み物はビールしか出さないよ!とあまり歓迎されてる感じではない感じの時になみちょうが、そのご婦人へと向かって行った。席に戻って来たなみちょうの手にはホッピーがあり、ビール以外の飲み物も頂ける奇跡が起こり、最終的にご婦人は般若の様な顔から娼婦の様な顔へ変化し、なみちょうは「お兄さ~ん」と呼ばれ、こうなると、全て計算尽くなのか?と先程の後者発言を前者に変更願います。流石!ああいうご婦人を不愉快だ。と決めつけて見てしまう自分は「なみちょう、すごいっ!」と感心するが「ああいう人は沢山いる。」と説明し、こんな無愛想な人に会った。という話をどんどん長くなりながら、聞かせてくれた。
この人が居ると、明るくなってうるさくなる。
そのうるさくなったところに「うるさいよ」と突っ込むのが稽古場での楽しみのひとつです。「ティース」や「てぃす」という意味の無い返事を聞くのも楽しみのひとつです。
長くなってしまいましたが、世界に一匹しか生息していない、なみちょうについてはまだまだお伝えしきれず直接確認しにいらして頂けましたら幸いです 。そして、客だし(終演後お客さんへのご挨拶)の際、是非、捕まえて鯉和鮎美の真似をリクエストしてみて下さい
公演日程:2014/6/7(土) ~ 2014/6/22(日)
会場:AI・HALL(伊丹市立演劇ホール) (兵庫県)、吉祥寺シアター (東京都)
[作・演出・音楽]糸井幸之介
[出演]深井順子 / 日高啓介 / 鯉和鮎美 / 高橋義和 / 澤田慎司 / 伊藤昌子 / 西田夏奈子 / 並木秀介 / 加藤律 / 幸田尚子 / 金子岳憲 / 内田慈 / Sun!! / 枡野浩一
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