2014年1月12日アーカイブ

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毎年1月はそこここで歌舞伎が楽しめる歌舞伎三昧なひと月。
東京だけでも歌舞伎座をはじめ、新橋演舞場、国立劇場、そして浅草公会堂と4つの劇場で歌舞伎が上演されています。

その中のひとつ、浅草公会堂で上演中の「新春浅草歌舞伎」を観てきました。
浅草は江戸時代、"江戸三座"と呼ばれる芝居小屋が立ち並び、歌舞伎とは縁の深いお土地柄。
「浅草歌舞伎」のポスターがあちらこちらの店に貼られていて、浅草の街全体が歌舞伎ムード一色でした。

今年は襲名後初となる市川猿之助さん、昨年大ブレイクした片岡愛之助さんのふたりを軸に、平成生まれの中村歌昇さん、坂東巳之助さん、中村壱太郎さん、中村種之助さん、中村米吉さん、中村隼人さんら次代を担う若手がずらりと顔を揃えます。
浅草歌舞伎は若手俳優が活躍できる場所でもあるので、彼らのチャレンジする姿も注目ポイントのひとつですね。

第1部は平家全盛の時代を描いた「義賢最期」、男の友情物語「上州土産百両首」の2作を、第2部は地獄を舞台にした楽しい舞踊劇「博奕十王」、男女の悲恋を描いた「新口村」、舞踊「屋敷娘」・「石橋」を上演しています。


以下、公演のご紹介と観劇レポートです。
(ネタバレを含みます)

第1部最初の演目は愛之助さんが義賢を演じる「義賢最期」。
叔父である片岡仁左衛門さんが復活上演してから人気演目となったことから、愛之助さんがこの役をとても大切にされているのが伝わってくるようでした。
みどころは沢山ありますが、何といっても義賢の壮絶な最期の場面は圧巻です。
趣向を取り入れた演出もさることながら、気迫と哀感が入り交じった愛之助さんの芝居がよかった。
アクロバティックな大技もあり、随所に見せ場が満載。
義賢といえば愛之助、というくらいハマり役になってきたように思います。
面白いところでは百姓の九郎助(嵐橘三郎)が孫を背負いながらの立ち回りや、九郎助娘・小万(壱太郎)が女だてらに軍兵相手に戦かったりと、一見するとか弱いイメージの3人が意外と強い(?)といったまさかの設定も工夫ですね。

S10_8565_350.jpg【義賢最期】木曽先生義賢・片岡愛之助

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