9月6日(金)より、日本初上陸のミュージカル『next to normal』が開幕します。
この作品、2009年のトニー賞3部門を受賞し、2010年には、ミュージカルとしてはあの『RENT』以来14年ぶりにピューリッツアー賞に輝いた作品。
演出は、『RENT』のマイケル・グライフ。
作曲のトム・キットは、現在来日公演が行われている、こちらも大ヒットミュージカル『アメリカン・イディオット』の音楽監修・編曲・オーケストレーションも手掛けています。
今回の日本公演も、マイケル・グライフが手掛けたブロードウェイ版の演出で上演されます(日本版のリ・ステージはローラ・ピエトロピント)。
作品は、精神的な病を抱えたヒロインと、彼女をとりまく家族の物語。
シリアスなテーマですが、おそらくどんな家族にも、大なり小なりの"問題"はあるはず。
そういった意味では普遍的な物語だし、ビートのきいたロックでポップな音楽が、この重いテーマをサラリと、しかししっかりと心の中に届けてくれます。
このあたり、ミュージカルならでは!
そんな、見どころいっぱいの作品なのです。
●STORY●
父と母、娘と息子の4人の現代アメリカの平凡な家庭のはずだった。慌しくも明るい朝の風景の中、母親であるダイアナはサンドイッチ用のパンを床一面に敷き詰め始めたりして、行動が次第に不自然になっていく。そんな精神を病んでいる彼女に、夫のダンと娘のナタリーと息子のゲイブは優しく接し、なんとか回復させようと努力する。しかし...。
(公式HPより)
カンパニーはすでにずいぶんお稽古も進んでいるようですが、8月某日、パンフレット用のスチール撮影するよと聞いて、取材に伺ってきましたよ!
撮影はこんな雰囲気で行われていました。
カメラマンは、こちら、Tommyさん。
とっても気さくでフレンドリー、楽しい方なのですが...実はこんな凄い方です!
数多くのアーティスト写真、そして有名企業ポスターなども手掛けています。
あの話題作"妄撮"シリーズのカメラマンさんでもあります。
主人公・ダイアナはダブルキャスト。
こちらは安蘭けいさん。
ダイアナは"母"です。
「この髪型、(母親にしては)清楚すぎない?大丈夫かしら」
と自分の役柄にあっているかをきちんとチェックする安蘭さん。
Tommyさんからは「目はシリアスに、口元で笑う感じ」とアドバイス。
Tommyさんからは「目はシリアスに、口元で笑う感じ」とアドバイス。
「優しいフリをして」というリクエストもありました。
Tommyさんは穏やかに進めるタイプのカメラマンさんです。
カメラはPCに直結。
その場で撮影したカットが確認できます。
便利な世の中だ~。
撮影後、安蘭さんに目線いただきました!
こちらは同じくダイアナ役、シルビア・グラブさん。
『next to normal』、チラシを見てもわかるように、テーマカラーは紫。
ということで、この撮影衣裳には、全員どこかしら紫が含まれているようです。
「もう少し、上着の前は閉めた方がダイアナらしいですかね?」
等々、スタッフさんが細かい部分まで打ち合わせ。
ダイアナは精神を病んでいる...ということで、小さな部分から"身構えている"空気が出るように演出していきます。
さらに「手を前で組んでみるといいかも」ということで、こんなポーズに。
目を閉じてのカットも撮影。
...なのですが、シルビアさん自身は「前で手を組むと、ダンヴァース(『レベッカ』)みたいになっちゃう~!」とカラカラ明るく撮影に臨んでいたのが印象的でした!
そんなシルビアさんの笑顔もゲットです!
お次はナタリー役、村川絵梨さんの撮影現場をレポート。
ナタリーはダイアナの娘です。
カメラの前で次々と色んなポーズを取っていく村川さん。
さすがに撮影慣れしていらっしゃいますね!
さて、実際パンフレットではどんなポーズになっているのでしょうか?
さて、実際パンフレットではどんなポーズになっているのでしょうか?
村川さん、カメラマンさんにも「ナタリーは、若いですがキャピキャピした子じゃないです。頭が良くて、冷静に周りを見ているタイプの子」と、自分の役どころを明確に伝えていて、
そんな"頭が良くて、冷静"なナタリーというキャラクターに、村川さん自身がとてもよく似合っている印象を受けました。
村川さんのキュートな笑顔も頂きましたー♪
影現場レポート、後半・男性陣シリーズに続きます!
公演は、
9月6日(金)から29日(日)まで、東京・シアタークリエ、
10月4日(金)から6日(日)まで、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
にて行われます。
チケットは、ともに発売中です。