『キャッツ』横浜公演千秋楽、8年の首都圏ロングランに幕

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【チケットぴあニュース】

劇団四季のミュージカル『キャッツ』横浜公演が11月11日、千秋楽を迎えた。2009年に開幕した横浜公演は総公演回数1041回、総入場者数89万人。この日は特別カーテンコールが行われ、猫たちが3年間親しんだ地との別れを惜しんだ。

cats20121111_01.JPGT.S.エリオットの詞を元に作られた本作は、都会のごみ捨て場に集う個性的な猫たちの姿を綴ったアンソロジー。日本では1983年に初演され、日本初のロングラン公演を果たすなどそれまでの興行の常識を塗り替え、国内演劇界の大きなターニングポイントとなった作品だ。今回の横浜公演中にも、2010年4月25日には日本通算公演回数がブロードウェイでの『キャッツ』上演記録である7485回を超え、2011年10月28日には通算公演回数8000回を突破するなど、記録を打ち立てている。

千秋楽のこの日は、本編終了後、カーテンコール中に舞台上に「CATS 横浜 千秋楽 2012.11.11」のオブジェが登場。「キャッツ横浜公演、3年間ありがとう!」と出演者たちが叫ぶと、会場はひときわ大きな拍手に包まれた。その後、猫たちが客席に下りお客さまと握手をかわしたのち、「ジェリクルソング」の美しいコーラスとともにレーザーショウがスタート。感謝の言葉が表示され、さらに猫たちがキャラクター名の表示とともに一匹ずつ登場、それぞれのキャラクターらしいポーズで決めた。その後もカーテンコールは何度も繰り返され、ラム・タム・タガー役の飯田達郎が「The END」の看板を舞台に置いても、客席の拍手はなかなか鳴り止まなかった。

2004年の東京・五反田公演から8年にわたり続いた首都圏での公演はこれで幕を閉じたが、『キャッツ』はこのあと、広島での上演が決まっている。横浜公演では、"都会のごみ捨て場"という設定にあわせて客席にディスプレイされた"ゴミ"の中に、横浜F・マリノスのサッカーボールや崎陽軒の弁当箱を忍ばせたり、劇中に登場する"靴"が"赤い靴"になったりと、ご当地ネタでも楽しませてくれた。次の公演地・広島ではどんな『キャッツ』になるのかも楽しみだ。

広島公演は12月9日(日)から広島上野学園ホールにて。チケットは2月3日(日)公演分までを現在発売中。



げきぴあではもう少し詳しく、特別カーテンコールの模様をお届けします。

通常のカーテンコール同様、「スキンブルシャンクス」のナンバーにのせて、客席で猫たちがお客さまと握手。cats20121111_02.JPG


その後、「ジェリクルソング」の美しいコーラスを猫たちが響かせます。
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そして、オープニングナンバーにあわせてのレーザーショウ。
cats20121111_05.JPG猫目のイラストとともに、
「ありがとう横浜」
「See you again!」
などの言葉が並びました。


そして、「メモリー」にのせて、猫たちが再登場。
レーザー光線でキャラクター名が映し出される前で、一匹ずつ、それぞれのキャラクターらしいダンス、ポーズを決めていきます。

cats20121111_06.JPGcats20121111_07.JPGcats20121111_08.JPGcats20121111_11.JPGcats20121111_12.JPGcats20121111_13.JPGcats20121111_14.JPGcats20121111_15.JPGcats20121111_16.JPGcats20121111_17.JPGcats20121111_18.JPGカーテンコールは何度も何度も繰り返されていました。

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ファンの間ではおなじみ、通称「タガー締め」。
ラム・タム・タガーが一匹で出てきて締めます。
cats20121111_20.JPGいつもは「これで本当に最後だよ」という空気になるのですが、この日ばかりは、「タガー締め」効果もなく(!?)、タガーも鳴り止まない拍手に何度も舞台に戻ってきていました。

千秋楽となった11月11日は、横浜公演満3周年であり、さらに日本の『キャッツ』初演から29周年目の日。
来年はキャッツ満30歳ですが、どこの地で記念日を迎えるのかも、気になります。 

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