■新しい『RENT』がやってくる! 第29回■
ついにミュージカル『RENT』、開幕しました。
初日の10月30日は、思わず♪オーバーザムーン♪と鼻歌を歌いたくなるくらい綺麗な満月でしたねー。
そして昨日、2回目の初日は、ハロウィン!客席も盛り上がったことでしょう。
今日は3回目の初日!
本日初日を迎えているのは、コリンズ役の加藤潤一さんです。
さて、少し遅くなってしまいましたが、本日は初日前日・10月29日に行われた出演者の囲み取材のレポートをお届けします。
まずはマーク役・賀来賢人さんが
「本当に一秒も無駄がないくらいに濃密な稽古をしてきて、キャスト、スタッフ含め最高のコミュニケーションがとれているので、もう自信しかない。やるしかないという気持ちです」
と自信の発言。
また賀来さんは、ミュージカルというものに関して
「歌とお芝居を、ちゃんとしたものをやったことなかったので困惑していたのですが、でも(演出の)アンディにずっと「歌もセリフ、気持ちだから」ってずっと言われていて、余計なことを考えずに自分の役、マークとして生きて思ったとおりに動けば感情というものがついてくる、というのを稽古重ねるごとにどんどん実感していきました。だから今まったく違和感なくやれています」
とも話していました。
ロジャー役ジュリアンさんも、賀来さんと同じく
「もう待てないです。今日のゲネも楽しみにしてるので、早くお客さんの前でやりたい」。
もうひとりのロジャー、中村倫也さんは、自身の初日が2日目(本当の初日はジュリアンさんがロジャーを演じる)ため、
「僕は出ていないので酒でも飲みながらみんなの成功を祈ってようかと思います(笑)」
とまずは軽くジャブ。
そして「賢人が今言ったように、自分たちがやってきたことを信じてやるだけ。お客さんに楽しんでもらえればいいなと思います」
と仰ってました。
中村さん、髪型が変わっていっきにロックミュージシャンっぽくなりましたね!
ミュージカル初挑戦のTAKEさん。
「若いみんなに囲まれてすごいパワーをもらいましたし、自分がやってきた"歌"というところで、逆にみんなにパワーを返したいとも思います。「No day but today」というのが『RENT』のテーマなのですが、1公演1公演、全力でやります。よろしくお願いします」。
モーリーン役の上木彩矢さんも「(初日が)楽しみです!見どころは...ずっと言い続けていましたが、ついに"ケツ解禁"なので来てください!」とアピール。
中村さんから「解禁って、ボジョレー・ヌーボーじゃないんだから」というツッコミも入っていました。
こちらもモーリーン役、ソニンさん。
「あたしの初日の日はハロウィンなんですが、すでに私もひと足はやいハロウィンみたいな格好ですが(笑)。ハロウィンのような(可愛い)コスチュームだったりも見どころですし、日本ではわりとタブーとされているテーマや表現の仕方が、ありのまま生々しく『RENT』には出てきます。普段できないことが舞台上で起こるということによって、私たちもですが、観客のみなさんもスカッとした、何か内に秘めたものが外に出て行くような感じを体感していただけるのでは。そう思うと今は興奮しかないですね」
ソニンさん、写真のように、サイドを刈り上げた髪型で登場。
前回はミミで出演していましたが...
「(当初は)稽古でミミって呼ばれると振り向いちゃうくらいの感覚があったんですが、稽古が進んで本番直前になってみると、今たぶんミミはできないです。今回のWミミも素晴らしいですし、絶対わたしできないって。前回、モーリーンは絶対できないって思っていたんですがすごくスイッチされた感覚で、不思議な気分です」
とも話していました。
こちらは日本版リステージの演出を担当したアンディ・セニョール・ジュニアさん。
今回、キャストは全オーディションで行われたとのことで、そのポイントは
「特定の何かを探そうとキャストを選んだのではなく、人間としてとても美しい、マジカルな側面がみえたか見えないかというところで選びました。役者としてではなく、人間としてとてもユニークであるということがポイント。今、本当に彼らが素晴らしいということを、舞台を観ていてキャストのみんなが演じていることを本当に素直にそのまま受け入れている、ということから実感しています。ですからお客さまにも"演じている"ではなく、本当に"人間が生きている"ということが実感してもらえると思います。それはなかなか難しいことなんですが、今回はそれを達成することができたと思います」
と今回のキャストに太鼓判。
また苦労した点は?と訊かれたみなさん。
上木さんがまず「全部。ね?」と即答。
TAKEさんが大きく同意していました。
ジュリアンさんは
「ギターです。(ロジャーは)ギター弾かないといけないんで。けっこう難しいですよね初心者には。結構がんばりました。まだ頑張ってます。...倫也に教えてもらってます」。
で、中村さんが「教えてます」と相づちを。
TAKEさんは
「僕が苦労したのは、まあ全部なんですけど(笑)、特にセリフですね。でもアンディ含め、ここには素晴らしい役者もいて、みんな「TAKEさんの思うように自分の言葉で伝えてくれ、その方がリアリティあるから」ってアドバイスをくれました。演技はしなくていいんだ、って思ったら世界が広がりました。今、本当に稽古が毎日楽しいし、みんなに会っているのが楽しいから、逆に休みがあったりすると、みんな何してるのかな、早く稽古場いきたいなって思うんです。僕は43歳で初ミュージカルなんですが、本当に『RENT』に出会えてよかったです」とカンパニーの結束力も話していました。
最後に「座長!」とみんなに言われた賀来さんが
「本当にやることは全部やったというか、みんな全力ですし、最高のコミュニケーションもとれているし、あとはお客さんの前でやったことをただ出すだけ。本当にここまでいろんな人に観て欲しいって思えるカンパニー、作品はない。深いこと考えずに、前知識なく観ても、曲の力だったり愛ってテーマだったりは伝わると思いますし、本当に素晴らしい作品なので、とにかく観て欲しい。とにかくたくさんの人に観ていただけたらと思います!」
と全力でアピール。
さらに、この公演後NY留学が決まっているソニンさんも
「『RENT』の舞台がNYですので、行く前に日本でこの舞台をやるのが本当に光栄。でも稽古の最中はそんなことを忘れるくらい『RENT』にどっぷりはまっていました。前回、そして今回また役をかわってモーリーンとしてまたRENTカンパニーに入れるというのが本当に光栄で、ここ数日舞台稽古やっていてもそればっかり思っていました。思い残すことなく、プリっとお尻も出して(笑)、何もかもさらけだして、みんなと濃い時間を過ごしていきたいと思っています」と力強く話していましたよ。
公演は12月2日(日)まで東京・シアタークリエにて上演中。
12月6日(木)から9日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて行われます。
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