今最も注目する劇作家、土田英生が手がける戯曲に、大注目の若手俳優たちが挑む!
本日10月19日は、キャストの須賀健太さんの18歳の誕生日!
須賀さん誕生日記念ということで、須賀さん出演公演「少しはみ出て殴られた」稽古場REPORTをUPします。
◆STORY
舞台は2つの国の国境線上に建つ刑務所。
収容されているのは、窃盗や無銭飲食、万引きといった軽犯罪の常習犯たち。
出身地も性格も違う男たちが、のんびり、和気あいあい楽しく過ごす毎日を送っていた。
が、ある日、何気なく一本の線が引かれる。
国境線に沿って引かれたこの線が、国を2つに分け、いつしか彼らの心も2つに分けた。
戯れを繰り返していた彼らの関係は一転して...
刑務所に入れられた男たちが繰り広げる、笑いあり、涙ありの物語!
仲間とは何なのか、彼らが行きつく先には何があるのか...
劇団MONOによって上演された「少しはみ出て殴られた」が、若手俳優たちによって再演されるこの素敵な企画の稽古場に、お邪魔してまいりました。
とぼけた味の登場人物達の思わずくすりと笑ってしまうような軽妙な会話の中に現れる、どことない違和感。その切っ掛けは、2つの国に起こる戦争でした。
2つの国の国境線上に建つ刑務所。その中で引かれる一本の線が、物語を大きく動かしていきます。
始めはほんの少しのきっかけだったことが、いつの間にか埋められないほどの心の溝になっていく人間の愚かさや儚さを見事に書ききっており、大変好評の戯曲でした。
思わず笑ってしまう部分もあり、笑いたいのに笑えないような、ぞっとするような感覚を味わったり・・・。
土田ワールドにどっぷり浸かれます!
とにかく魅力的な脚本。ぜひげきぴあをご覧の皆様に見ていただきたい、ぴあ演劇担当イチオシの公演となっております。
初演ではMONO&ヨーロッパ企画の方々の実力派・しぶーいおじさま揃いだったキャスト陣が、上記の通り、フレッシュな若手揃いの舞台になっています!
さて、稽古場レポート開始!
稽古場にお邪魔した段階では、まだ配役が決定していなかったので、
色々な役をチェンジしながら台本を読み、台本を持ちながら少し動いてみる「本読み」のお稽古中をレポします。
試行錯誤しながら、次第に演技プランが固まっていきます。
今回の注目は、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの子役で注目を集めた須賀健太さん。
若干17歳にして多数のテレビ・映画・ドラマ出演歴がある実力派です。
初々しくもしっかりとした演技を稽古場でも見せてくれました!
抜群の安定感!さすがです。
台本読みの間に笑顔がちらり!逃さずゲットしました。
今回の本読みでは、刑務所にやってきた新人の役を主に演じていらっしゃった須賀さん。初々しさと、時折見える生意気さの演技が魅力的!
演出の松本祐子さんの指導を真剣に聞く八戸亮さん(左)、考え込んでいるような前田公輝さん(右)。
立ってみたり、座ったり、動きを変えると台詞の出し方も変わります。
今回は、芸人より参加の柳原聖(カルマライン)さん。
芝居には慣れていない中、「次の台詞に繋げるために、こういった言い方をしてみて」などの要望に的確に答えていきます。
ちょっと神妙な表情ですね。
竹内寿さん。丁寧な演技!
若者らしい、真っ直ぐな演技が目立った前田さん。MONOさんの初演とはまた違った役の魅力を引き出せそうですね。
すっとぼけた役がなんだか板についているような(?)松永博史さん。若手の演技を引っ張ります!
演技プランを考えているのでしょうか?内田朝陽さんの横顔。
一回目座って台本を読んでいる時と、立って目と目を合わせて演じている時と、役柄を交代してみた時と。
どんどん芝居の空気が変わって、役者同士の雰囲気が作られていくのが解ります。
この日は、石垣佑磨さんは参加出来なかったので稽古場REPOには登場していません。
石垣さんのファンのみなさん、ごめんなさい!
さて、後日、配役も決定しましたのでお知らせいたします。
生意気な新人サダヌキ...須賀健太
器用で心優しいタヌキ...竹内寿
ケンカ早く筋肉バカのケンザブロー...前田公輝
物言いが少し独特なミタムラ...八戸亮
微妙に鬱陶しいところがあるナカゲガミ...内田朝陽
少し適当なヨコヤマ...松永博史
すぐ居眠りをしてしまう監視員のアケビ...石垣佑磨
その部下マタギ...柳原聖
さてさて、ここからどのような舞台になっていくのか?
楽しみですね!
公演は11月30日(金)~12月9日(月)まで、青山の新しい小劇場空間「DDD AOYAMA CROSS THEATER」にて上演されます。
チケットは好評発売中!